プライドが高い人の育ちや家庭環境を徹底解説!
「どうして自分はこうもプライドが高いんだろう?」と、自分自身に嫌気がさしている人も少なくはないでしょう。
また、“プライドの高さは育ちが影響してる”とも言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、プライドが高い人の育ちについて深掘りしていきます。
また、育ちが原因のプライドの高さを治す方法なども紹介していきますので、お悩み中の人はぜひ役立ててみてください。
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プライドが高い人の育ちや家庭環境
プライドは、自分の弱い部分を守るために育っていくものです。
つまり、幼少期に何か辛い出来事を経験していると心の傷が大きい分、大人になっても自己防衛のためのプライドは消えることがありません。
では、プライドが高い人は具体的にどんな環境で育ってきたのでしょうか?
ここでは、考えられる5つのケースを見ていきましょう。
親に叱られてばかりだった
プライドが高い人は、「親に自分を認めてもらえなかった」という心の傷を抱えていることが少なくありません。
子供の頃から親に何かと叱られることが多いと、自然と自己肯定感はグッと低くなってしまいます。
大人になっても「自分は何をやってもダメだ」という思いが根底にあるので、親以外の人もそう思うに違いないと考えているのでしょう。
そしてプライドというバリアを張って、傷つかないように自分を守ろうとします。
兄弟や親戚と比較されることが多かった
プライドが高い人の育ちとして、兄弟・親戚と比較されて悔しい思いをすることが多かったケースもあるでしょう。
「お兄ちゃんは勉強ができるけどお前は全然ダメだ」「あんたはいとこの〇〇ちゃんみたいに綺麗じゃないから」など、大人が悪気なく言った言葉でも子どもの心は酷く傷つくものです。
比較されて自信を失い卑屈になると、誰も信用できなくなりプライドが高まります。
親のプライドも高い
プライドの高い親に育てられると、子どものプライドも高くなる…そういった説もあります。
“親は子の鏡”という言葉がありますが、その通りに親の行動・思考などそのまま受け継いで大人になる人は少なくないでしょう。
親が心が弱く無意識のうちに自己防衛するタイプだと、一番身近に居る子供は簡単に影響されるのです。
友人関係が上手くいかなかった
子どもの頃に友人関係が上手くいかなかった場合、「自分は人に受け入れてもらえない存在」という意識が心に残ります。
友達だと思っていた相手から仲間外れにされたり、人格を否定するような発言をされると、完全に誰にも心を開くことができなくなるケースもあるでしょう。
その結果プライドで自分を包み込んで、刺々しい態度で人に接するようになってしまいます。
挫折を経験した
“手痛い失恋を経験した”“受験が上手くいかなかった”“部活で実力のなさを突き付けられた”そういった経験を経て強さを身につけられる人もいれば、ただただ傷ついた状態のまま大人になる人もいます。
また、後者の場合はもう二度と傷つきたくないという思いが高まり、自分を強く見せる・有能に見せるためのプライドを保つのです。
育ちがプライドの高さに関係がある?ない?
プライドの高さは育ちに関係してると言われていますが、実際には「それとこれとは別問題」と考えている人もいるようです。
ここでは、育ちがプライドの高さに関係が「ある」人の意見・「ない」人の意見をそれぞれに見ていきましょう。
あなたの考えと当てはまるものがあるか、ぜひチェックしてみてください。
「ある」人の意見
親の性格を受け継いでる人が多い
プライドの高さに家庭環境や育ちが関わっていると考える人の中には、「親の性格を受け継いでる人が多いから」という意見が少なくありません。
確かに“親が明るいと子供も陽気”“親が真面目だと子供もしっかりしてる”というパターンは、よくあります。
友人や恋人がプライドが高いタイプだと、親に会った時に「やっぱり似るものなんだな」と納得したことのある人は少なくないのでしょう。
複雑な家庭環境の人は影がある
家庭環境が穏やかではなく複雑な人は、どこか影がある印象だという声もあります。
プライドが高い人の中には、心の奥底に闇を抱えていそうなタイプも少なくないため、「育ちが影響してるんだろうな」と感じさせるのでしょう。
他にも“卑屈なタイプ”“皮肉屋”な人も、育ってきた環境が影響してると思われがちです。
親に愛された人は基本的に自己肯定感が高い
親に充分愛されて育ってきた人は、基本的に自己肯定感が高いです。
そのため反対にプライドで自分を守ってるタイプは、「親の愛情をまともに受けてなかった」と考えられがちです。
また実際に、ずっと愛情不足の人は他人を受け付けないケースが多いので、家庭環境の影響は大いにあると言えます。
「ない」人の意見
家庭環境が悪くても真っ直ぐな性格の人はいる
たとえ育ってきた家庭環境が悪くても、もちろん真っ直ぐな性格の人は存在します。
だからこそ、「育ちとプライドの高さは全く関係ない」という意見もあるのでしょう。
若い頃から成熟していたタイプの人は、年齢関係なく自分自身で様々なことを乗り越えてこれたのです。
大人になってからプライドが高くなる人も多い
幼少期の経験よりも、大人になってからの体験の方がプライドの高さを構築しやすいという意見もあります。
社会に出て様々な経験を積む中で、人に傷つけられたり自信を失う出来事はいくらでもあるからでしょう。
確かに若い頃は真っ直ぐな性格だったけど、歳を重ねる毎にプライドが高くなる人は存在します。
親を反面教師としてるケースもある
親と子供の性格は似るから、親がプライドが高ければ子供もそうなる…そんな意見もあります。
しかし中には親を反面教師としてるケースもあるので、一概に家庭環境が影響してるとは言えないのです。
親が気難しいからこそ子どもは穏やかで優しくなるパターンは、実際に少なくありません。
育ちが原因のプライドの高さの治し方
家庭環境や育ちが原因でプライドが高くなると、「一生この性格は治せない」と諦めてしまう人が多いでしょう。
しかし実際にはそんなこともなく、自分次第で少しずつでも性格を変えていくことはできるのです。
では、育ちが原因のプライドの高さと治し方5選を見ていきましょう。
まず自分自身の気持ちと真正面から向き合う
育ちが原因のプライドの高さを治すには、とにかく自分自身の気持ちから目を逸らさずに真正面からしっかりと向き合うことが大切です。
“なぜプライドが高くなったのか”その原因を改めて見直すのは辛い作業ですが、そうしなければ自分の気持ちに整理をつけることはできないでしょう。
また、「あの時は辛かった」と素直な思いを自分で受け止めてあげると、今よりずっと心が解れて穏やかさを手に入れられます。
親に自分の気持ちを素直に話す
“親に叱られてばかりだった”“親に他の子どもと比較ばかりされていた”そんな経験があなたの中のプライドを育んでしまったのなら、親に自分の気持ちを素直に話すのも手段の1つです。
親といっても一人の人間なので完璧ではなく、子どもを深く傷つけていたことに気がついてないケースは案外多いものです。
「あの時こう言われたことが本当に辛かった」と本音を伝えれば、謝罪の言葉をもらえる可能性もあります。
そうするとあなたの気持ちが楽になり、自分自身を肯定してあげられるとも期待できるでしょう。
信頼できる人に辛い心境を打ち明ける
あなたの身近にいる一番信頼できる人に、自分自身のプライドの高さで悩んでいる辛い心境を打ち明けてみるのも良いでしょう。
相手は友人・恋人など、あなたが心から信用してる相手なら誰でもOKです。
どうしてプライドが高くなってしまったのかその原因も併せて伝えると、あなたのことを大事に思っている人なら一緒に今後どうすべきかを考えてくれます。
悩みを共有してくれる人がいるというだけでも、自分を守るために固めたプライドは解れていくでしょう。
人との交流を避けない
育ちが原因でプライドが高くなった人は、無条件に他者へ不信感を持っているでしょう。
しかしそのままではいつまで経っても自分自身の殻を破ることはできないので、人との交流はなるべく避けないようにすべきです。
コツとしては、「自分は人付き合いが苦手」と思い込まないことを意識しましょう。
ダメな部分を周りに見せることを習慣化する
どんな原因があってプライドが高くなったにせよ、あなたが本来の自分自身を好きになれたら辛さは解消されます。
そのためには、思い切ってダメな部分を周りに見せる事を習慣化してみましょう。
「こんな姿見せたら皆に嫌われる」「絶対に引かれる」なんてことは考えずに、自分の欠点をさらけ出してみてください。
案外すんなり受け入れてもらえることも多いので、そうなれば自分を肯定する気持ちは高まるでしょう。
プライドが高い人の育ちは複雑なケースが多い
プライドが高い人の全てが幼少期の家庭環境が悪いとは言い切れませんが、確かに性格的に真っ直ぐではないタイプは育ちが複雑なケースが多いでしょう。
子供の頃に親に認めてもらえなかった・友達との関係が上手くいかなかった…そういった人は、大人になっても傷が癒えず自分を守るためにプライドを高めてしまうのです。
しかし自分自身の傷と向き合い、他人との関わり合いを恐れなければ、プライドを手放し素直になることは可能でしょう。
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