頼りになる上司の特徴9つ
あなたには頼りになる上司というのはいるでしょうか。もしいるとしたら、その上司はどのような言動をするのでしょうか。
同じ上司でもここまで違うか!と驚くぐらい、人によって指導の仕方は変わるものです。
そこで今回は頼りになる上司の特徴をご紹介しますので、ぜひあなたやあなたの上司と比較しながら最後までご覧ください。
頼りになる上司とは
頼りになる上司とはどんな相談にも真剣に応じてくれる
部下にとって頼りにならないのが、相談に応じてくれない上司です。
こちらが仕事に関する相談をしても、「忙しいから、後で」と話を聞いてくれなかったり、「そんなつまらないことを、いちいち人に相談するな。自分で考えろ」と答えるような上司はまったく頼りになりません。
反対に、どんなタイミングでどんなささいな相談をしても、嫌な顔をいっさいせず、真剣に応じてくれえる上司は、部下にとって便りになる存在と言うことができるでしょう。
真剣に話を聞いてくれる上司ほど、適切なアドバイスとしてくれるものです。さらに、その後のフォローもポイント。
頼りになる上司は、相談したことをちゃんと覚えていてくれて、少し経ってから「あの件、どうなった? うまく処理できた?」と、こちらの報告を待たずに声をかけてくれるのです。
仕事の挑戦をさせてくれる
また、各自の自主性を重んじて、ある程度自由に仕事の挑戦をさせてくれるのも、頼りになる上司と言っていいでしょう。
仕事をすべて決められた枠の中に限定し、挑戦を否定する上司は、ようするに「事なかれ主義」なのです。とにかく、問題が起こらないようにしようと考える、いわば「自己保身タイプ」の上司が実際に多いもの。
こうした対応の上司を頼ることはできません。
自由に挑戦させてくれ、「問題が起こったら自分がフォローする。最終的な責任は自分が取るから、思い切りやってみなさい」と言ってくれるのが、頼りになる上司です。
ミスやトラブルを処理した後で、善後策、改善策を示してくれる
仕事上でミスをしたりトラブルが起こったときは、当然その処理をしなくてはなりません。
その際、部下に適切なアドバイスをするのが上司の仕事の一つです。
しかし、「頼りになる上司」のアドバイスは、それだけにとどまりません。
処理が完了したあとで、今回の反省点を指摘し、「今後、どういうことに気をつけたらいいか。どうすれば同じミスをしないですむか」についてもアドバイスしてくれるのが、頼りになる上司の大きな特徴なのです。
つまりこれも「フォロー」です。
たとえ、ミスしたことに対して厳しく叱責するようなことがあっても、叱りっぱなしにしないのが、頼れる上司と言うことができるでしょう。
部下の手柄もミスも責任は自分にあると知っている
頼りになる上司の特徴として、第一に部下の手柄もミスも自分のものだと自覚していることが挙げられます。
たとえば部下が取ってきた契約などを自分の手柄にしてしまうのは、会社の組織上そうなってしまう仕組みのところもありますが、
部下のミスを報告するときに「部下がミスしました」とそのまま責任転嫁してしまうことは、上司として部下に対する責任を負っていないことになります。
どんな人間でもミスすることはありますし、まして経験値が足りない部下ならしかたがない部分でもあります。
そのあたりを自覚し、取り返す方法をきちんと知っている人が、頼られる上司と言えます。
頼りになる上司とは立場を利用しない
部下のミスを注意し、叱ることは上司の仕事でもあります。
しかし、ミスを人前で怒ったり、大声で怒鳴るようでは部下のやる気を失わせるばかりか、立場上、上司に逆らえない部下に対する「パワハラ」になりかねません。
部下は上司に対して言い返すこともできませんし、簡単に仕事を放棄することもできませんので、上司の怒りにもおとなしく従うしかないのです。
部下が逆らえないことを利用して、コーヒーやお茶を買いに行かせるなど、業務外のことで手足のように使うこともタブーです。
また、仕事に関しても、部下のやり方にあれこれ口を出さずに仕事を任せるのも上司の仕事です。上司が口出しをすると、部下はそれに従わなくてはいけませんし、それでは部下が育たないからです。
頼りになる上司とは人の話を聞く
仕事をする上で大切なのは「報・連・相」です。
部下からの報告や連絡、相談はその場で聞き、できるだけその場で解決するようにします。その場で解決できなくても、必ず解決するようにしなくては相談を持ちかけてきた部下が困るばかりか、問題を放置したことで大きなトラブルに発展しないとも限りません。
忙しさを理由に話を聞かず、そのせいでトラブルが起きてしまったことに対して部下を怒るようなことをすれば、自己中心的すぎます。それでは、部下からの信頼を得ることは難しいでしょう。
相手のことをよく見ている
相手が何をしているのか、相手がどんな人物なのかをよく知っている上司ほどいい上司だなといった風に見られます。
相手から、見られているなという風に思われるkとは、それだけひいきなしに相手を見つめて、しっかりと評価してくれているのかという風に見られますから、非常に公平性のある上司であるという評価を受けることになりやすいのです。
また、相手を観察して、相手がどう思っているだろうということを感じ取ってくれるのではないかという面もありますから、部下からしたら非常に困っているときなどに、いいタイミングで相談に乗ってくれたりといったことがあります。
つまりとても話しやすい上司でもあるといえるのです。
頼りになる上司とは一貫性と柔軟性のバランスがいい
頼りになる上司の特徴としては、やはり一貫性と柔軟性のバランスの良さがあると言えるでしょう。
悪い上司ですと、一貫性のなさから次々変わる命令によって部下を振り回してしまって、業務が混乱するようなことがあります。
ですが、しっかりとした意思決定ができる人なら、そのような部下を振り回すようなことをしないですみますので部下としては安心して働くことができるのです。
もちろん、普段とはちょっと違った自体があったときに、柔軟な発想でうまく切り抜けていければ、それは部下としては非常に頼りになる存在に見えます。
こういった、場面ごとにうまく命令ができる上司は非常に部下からの尊敬を集めるのであります。
責任をちゃんととってくれる
頼りになる上司というのはやはり責任をしかりととれる人間かどうかであります。
責任は部下に押しつけて、いいところだけ自分のもの。こんな感じの上司には誰もつきたくないですよね。責任追及の場面といったように、追い込まれたときに何をするかによって人間の真価が現れます。
そのようなときに、あえてやりたくないことをしっかりとできるときには、部下からも信頼厚く、上司をもり立てていきたいという気持ちが出るのです。
頼りになる上司をモデルにしよう
いかがでしょうか。
頼りになる上司が近くにいると安心感があり、仕事も思い切ってできるものですよね。しかしその環境がいつまでも続くと思ってしまうと、あなたの成長は止まってしまいますし、いざその上司がいなくなってしまうと何もできなくなってしまいます。
なので、次はあなたがその上司のように頼られる存在になると思いながら仕事をすることをおススメします。
すると頼りになる上司の一挙手一投足に目がいくようになり、新しい発見がたくさんあることでしょう。
しっかりと意識をするだけでも見えてくるものが大きく変わってくるものですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。