成功体験がない人の特徴とは?成功体験を得るメリットや方法をご紹介!
あなたは成功体験がないことで悩んでいたり、ネガティブになっていないでしょうか。
成功体験がある人とない人とでは、その性格に大きな違いがあるぐらい重要な要素となっています。
一度その経験をしたことがある人は次のステップへ進みやすくなりますが、そうでない人はずっと同じところで足踏みをしたままです。
では一体どうすればいいのか。
そこで今回は成功体験がない人の特徴と成功体験を得るメリットや方法をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
成功体験がない人の特徴とは
自信がなく自己評価が低い
成功というのは行動に対する評価です。
人は成功体験をすることによって、初めて正しいことをした、他人から認められたという実感を得ることができます。
実感は自分自身の力に対する誇りや、自信に繋がります。
成功体験がない人の特徴として、自分に自信が持てない、自己評価が低いという点が挙げられますが、それは自らの行動が評価された経験がないからです。
行動を起こしても良い結果が得られないということが続くと、人は次第に自分の能力に対して後ろ向きになります。
度重なる失敗の経験から、自分には何も達成できないのだ、何をしても無駄なのだという、ネガティブな思考のループにはまってしまうのです。
自分に自信がある人は、自信によって自らの力を向上させ、実力以上に大きなことを成せるようになるのに対して、自信のない人はそのマイナス思考で能力を出し切れなくなってしまう傾向にあります。
失敗した体験から思い切った行動ができなくなり、目標の達成からさらに遠ざかってしまうという負の連鎖です。
ただ自信のなさは失敗経験の弊害として生まれたものであるので、1度でも成功体験ができれば意識は変わり、自分に自信が持てるようになることが多いです。
根気がなく飽きっぽい
勉強や仕事の苦労は、苦労によって勝ち取った成功体験によって報われます。
ただし成功に至るために必要な苦労の大きさは、個人個人によって異なり、成功している人と同じだけの苦労をしても、同じように報われるとは限りません。
成功経験のない人の、根気がなく飽きっぽいという性格的特徴は、そんな苦労しても報われないという経験が原因となって形成されるものです。
一生懸命に取り組んでも、求めるものが得られなかった経験が積み重なると、人の脳は頑張ることは成功に繋がらないと学習します。
目標を達成しないままにやる気が失われたり、途中で物事を投げ出したいという気持ちが出てきてしまうのは、努力を無駄なことだと学習した脳が、自らを疲労させないための防衛本能を働かせるからです。
行動を起こしても、苦労に見合う成果を得ることができないかもしれないと考えた時に、被害を大きくしないために脳はブレーキをかけます。
しかしその途中で減速してしまうという行動のために、成功への道のりが益々遠ざかる場合もあります。
自身の防衛本能に負けないよう、目標に対するモチベーションを自分でコントロールして、頑張り続けることも時には必要です。
他人の成功を喜べない
成功経験のない人は、成功経験のある人に対して、妬みや嫉みの感情を抱いてしまいがちです。
他人の成功を喜べないという、特徴的な思考もそうした相手に対する負の感情を発端に生まれます。
成功している他人に対して称賛や尊敬の念を抱くのではなく、妬ましい、ずるいと考えるようになってしまうのは精神的によくない兆候です。
直接的に関わりのない他人の、自分にとって関係のない成功でも、まるで自分の成功を横取りされてしまったような気分になってしまうのは、成功を求める気持ちがそれだけ強くなっているという証です。
成功経験のない人は、もちろん好きで成功できないわけではありません。
行動の成果が欲しい、人から認められたいという思いは、結果が思うように得られないことでどんどんと大きさを増し、鬱屈した感情も溜まっていくようになります。
求めるものに向ける強すぎる感情は、持つ者への悪意を駆り立てます。
しかしどれだけ他者の成功を妬んでみた所で、妬んだ人間が代わりに成功できるわけではありません。
根を詰めすぎて他者の成功を素直に喜べない状況に陥ってしまった時には、1度頭を空っぽにし、気持ちのリフレッシュを図ってみるのが得策です。
成功体験を得るメリットとは
自分に自信をつけることができる
挑戦していい結果に終わる、これによって一番得られるものは自信です。
努力をすればきちんと成果を得ることができるという経験を積み重ねることによって、やればできると自覚できるようになります。
未知のこと、経験がないことに取り組む際にも、成功体験があれば頑張れば何とかなるだろうとポジティブな気持ちで始めることができ、それによってまたいい結果を出すことができれば、更なる自信へと繋がっていきます。
もちろんいつもスムーズには行かないでしょうし、時には失敗をしてしまうことがあるでしょう。
ですが、成功体験があることによって前向きな姿勢を崩さず、状況をいい方向に向かわせるための努力をすることができます。
成功からの自信、そこから生まれる諦めない心がいいスパイラルに突入するファクターとなり、経験と共にどんどん自信を積み重ねて行くことになるのです。
そうした成果が言動や態度にも表れるようになり、自分の意見を提案する時、考えかたを披露する時などに常に堂々とした態度でいられるようになります。
もちろん、調子に乗りすぎないように注意をすることは必要ですが、いつも成功を信じて行動できる姿勢は、周囲の人達にも説得力を感じさせる信頼感溢れるものになるのです。
行動に積極性が増す
成功体験があると、自分からどんどん行動を起こすことができるようになります。
経験から頭で考えてばかりいても何も始まらないこと、失敗をする可能性があってもとりあえず動かなければ何も起こることはなく、何事も成功させることすらできないことを知っているからです。
また、もし成功体験がなければ、行動の結果をポジティブに想像することができません。
しかし、思い切って動いたことで満足の行くゴールに辿り着いたことがあれば、次に何かをしようとした際に考えすぎることなく、躊躇しすぎることなく一歩を踏み出すことができるのです。
成功を収めるためには慎重になることも大切ですが、石橋を叩いて渡ることでせっかくのチャンスを逃がしてしまいかねません。
時には大胆になることも必要であることを成功体験がある人は知っており、考えすぎず大胆に、かつ繊細に積極的な行動を起こすことができます。
その結果、あらゆるチャンスを適切なタイミングで掴むことができ、成功確率を上げることが可能になりますし、考えてばかりで動けずにいる人と大きく差を開かせることができるのです。
他者に寛容になれる
成功体験がある人は、いつもやること成すこといい結果に終わっているように見えますが、実はそれと同じくらい数え切れないほどの失敗体験もしています。
何かを行っていつも思い通りにいくような完璧な人はいませんし、思いもよらないトラブルに遭遇したり、望んでいた結末に辿り着けずにがっかりしてしまったことがあるのは当然あるのです。
しかし、そこで諦めず、終わろうとしなかったからこそ成功をすることができました。
成功体験がある人というのは、失敗体験をした人でもあり、できなかった人、できずに苦戦している人の気持ちがよくわかっています。
ですから、もがいている人を見ても優しい心で見守ろうとすることができますし、自分にできることであれば手助けをしてあげようと気遣う優しさも持つことができるようになるのです。
また、他者の失敗に関して寛容になり、そのフォローを文句をいわずに行うこともできます。
自身がいろいろな経験をしたからこそ、相手の立場になって物事を考える気持ちの余裕を持つことができ、そうした振る舞いが他者にも好意的に見られやすくなります。
成功体験を得る方法とは
ポジティブな気持ちでチャレンジする
成功体験を得るためにしなければならないのがチャレンジです。
毎日同じ決められた仕事のくりかえしという状況では、「成功した」という充足感を得ることはできません。
これまでやったことのないような仕事にチャレンジしてこそ、成功体験を得ることができるのです。
その際、もっとも大切なのポジティブな気持ちを持つことでしょう。
たとえば、経験したことのないような大きなプレゼンの仕事にチャレンジするとします。
その場合、「失敗したらどうしよう」というようなネガティブな気持ちになってしまうと、プレゼンの成功率は低下するに違いありません。
よく言われることですが、「引き寄せの法則」というものがあって、人間はマイナスのことを想像すると、想像していた通りのマイナスの結果を引き寄せてしまうということがよくあるのです。
ですから、未経験のプレゼンの仕事にチャレンジするなら、「自分ならきっとできる。きっとうまくいく」というように、ポジティブな気持ちを持つようにしましょう。
「プレゼンが成功して拍手を浴びる自分」や「上司からほめられる自分」の姿を思い描いてみるというのも、効果的な方法です。
プラス思考がプラスの結果を引き寄せ、成功体験につながるのです。
ハードルの低いチャレンジから始める
自分の能力ではとうてい実現できないような、むずかしすぎるチャレンジをしても、成功体験を得ることはむずかしいでしょう。
成功体験を得るにはチャレンジする必要がありますが、あまりに高すぎるハードルのチャレンジをしてしまうと、失敗体験につながる可能性が大きいに違いありません。
たとえば、ダイエットにチャレンジするとします。
ダイエットを失敗する人にありがちなのが、テレビで紹介されるようなダイエット成功例に憧れて、最初から高すぎる目標設定をしてしまうことでしょう。
「1か月で10キロ落とそう」というような目標設定をしたのでは、成功体験を得ることは困難です。
おすすめしたいのが、低めの目標設定をし、まずはそれをクリアすることで成功体験を得るという方法。
低いハードルのところから始めていけば、成功体験が得られやすくなりますし、徐々にハードルを高くしていけば、高い成功率を維持することができるはずです。
仕事でも、少しがんばればできそうなチャレンジから始めてみれば、ムリなく成功体験を積み重ねていくことができるに違いありません。
そのハードルをクリアできたら、もう少し高いハードルにチャレンジすればいいのです。
事前に十分なリサーチと下準備をする
何か新しいこと、やったことのないことにチャレンジする場合、いきなりそれを始めても、なかなかうまく行きません。
たとえば、営業の仕事をしている人が、新規の顧客を開拓するとしましょう。
その場合、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で、とにかく片っ端から飛び込み営業をしたのでは、思うような成果を上げることはできません。
成果を上げるには、事前に十分な下準備をする必要があるのです。
売り込みたい商品について、どんなところが商品の強みなのかを考え、どういう人が顧客になってくれるのか、その商品を必要としているのはどういう人なのかをリサーチしてから始めたほうが成功率は高くなるでしょう。
これは、どんな仕事でも同じですし、仕事以外のことについても同様です。
新しい仕事にチャレンジするなら、事前にリスクを想定し、そのリスクが起こったときの対応策を考えておいた方が、うまく行くに違いありません。
成功体験を得るためには、全力を尽くし、努力する必要があることは言うまでもありませんが、ただやみくもにがんばっただけでは、成果を上げることはできないのです。
事前に十分なリサーチをして、下準備をしっかりしてからチャレンジすること、これが成功体験を得るための方法ということになるでしょう。
成功体験を積み重ねることが最も重要
いかがでしょうか。
成功体験がない人は、自信がないまま毎日を過ごすことになり、成長が見込めません。
うまくいったという経験があるからこそ、余裕が生まれ、自信を持って行動することができます。
もしあなたがそのような経験がないと思っているのであれば、少しずつ成功体験を増やすことからスタートさせるのがいいでしょう。
とは言ってもそんな大げさなものではありません。
簡単に言ってしまえばプロセスを明確にして、それに向かって単純にこなすだけでいいのです。
資格を取るための勉強を例にしてみましょう。
「半年でこの参考書を3回繰り返す」というルールを自分の中で決めます。
次に「1日何ページやれば半年後に3回クリアすることができるのか」を計算し、1日の目標にします。
もちろん最終的なゴールは資格取得なのですが、どうやって勉強していくのか、その過程を決めることでやる気が持続し成長を感じやすくすることができます。
仮に試験に失敗したとしても、半年後に3回参考書を繰り返すという自分で決めたルールを達成した、という事実はまさに成功体験になります。
半年前の自分の実力と今の実力を比較してみると更に実感することでしょう。
もちろんこれは恋愛にも応用ができます。
多くの人は成功と言うと何か大きなことを成し遂げなければいけないと考えがちです。
しかしそんなことはなく、ご紹介したような小さな自分のルールを守って達成するということだけでも、あなたの中で大きな変化が生まれるのです。
なので、まずは小さな目標を立てて自分のルールに組み込んでみてください。
それが大きなことを成し遂げる小さな一歩になるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。