癪に障る人の6つの特徴と対処法とは?

あなたにはどうしても「癪に障る(しゃくにさわる)と感じる人」はいるでしょうか。

癪に障る人とは、あなたが腹が立って腹が立って仕方がない人のことです。

癪(しゃく)というのは、お腹や胸のあたりに激痛が走る意味合いがあり、腹が立ちすぎてしまうとお腹や胸が痛くなることから「癪に障る」と言われるようになりました。

そこまで腹が立つ人というのはなかなかいないかもしれませんが、残念ながらそういう人に出くわしてしまうケースも少なくありません。

そんなときはいったいどうすればいいのでしょうか。

また、あなた自身の言動によって相手から癪に障る人物として認識されている可能性もあります。

そこで今回は癪に障る人の特徴と対処法についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

【目次】



癪に障る人の特徴

 

皮肉やイヤミを言う

 

癪に障る人の話し方には、ストレートな表現をしないで、わざと皮肉やイヤミを言うという特徴があります。

たとえば、職場の上司が癪に障るタイプの人だったとしましょう。

その上司から指示された仕事が手間取って、なかなか思うように進んでいないとします。

その仕事の進捗状況を上司に報告すれば、上司は「もっとペースを上げてくれ」と指示するか、「なんでこんなに時間がかかっているんだ」と問いただすのがふつうでしょう。

しかし、癪に障るタイプの上司は、そのようなストレートなものの言い方をしません。

「あいかわらずマイペースだね。君みたいに悠長な性格で、のんびり仕事ができたら、ストレスもたまらないだろうね。私なんかいつもスピードを気にして仕事をしているからストレスがたまる一方だよ。君がうらやましい」というような言い方をするのです。

さらに、「そんなのんびり屋の君の仕事ぶりも、私のストレスの元だけどね」などと付け加えたりします。

そんなことを言われて不快に感じない人はいないでしょう。

むしろ「なんで遅いんだ」と怒鳴られた方がすっきりするはず。

人を怒ったり非難したり、あるいは批判する際、皮肉やイヤミを言うことで、人の気持ちをより傷つけるのが、癪に障る人の特徴なのです。



上から目線で人を見下して話す

 

上から目線というのも、癪に障る人の大きな特徴と言っていいでしょう。

人に対して自分の優位性を示そうとするため、高飛車なものの言い方をし、人を見下すのです。

これも、職場を例にして説明しましょう。

たとえば、同期入社の人が同じ職場にいたとしましょう。

同期なのですから、対等な立場なはずなのに、どういうわけか上から目線で話をする人がいます。

「自分はあなたとは同期だけど、友達だともライバルだとも思ってない。だって、力が違うから」というようなスタンスで話をするのです。

まるで、自分の方が先輩か上司のように、優位に立って接するわけです。

こういう人は、「この仕事、やっといて」と、平気で自分の仕事を人に押しつけたりします。

上司や先輩が部下や後輩に仕事の指示をするのはふつうでしょう。

癪に障る人はそうではなく、自分と対等の立場にある人に対しても、「これ、やっといて」というように仕事を押し付けるのです。

そこには「自分の方が上」という意識があると考えていいでしょう。

実際には上の立場でないにも関わらず、上から目線で人に接し、人を見下したような言動をするのが、癪に障る人の特徴と言っていいでしょう。

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細かいミスや欠点を指摘する

 

「そんなこと、どうでもいいじゃないか」と思うような細かいことを指摘するというのも、癪に障る人の特徴です。

たとえば、グループで旅行に行くことになったとしましょう。

幹事役の人が気を利かせて、旅行のためのちょっとしたパンフレットを作ったとします。

参加者のためのサービスなのですから、それを渡された参加者はお礼をいうのがふつうでしょう。

ところが、癪に障る人はすなおにお礼を言おうとはしません。

そのパンフレットを細部まで読み込んで、誤字や脱字を見つけると、「ここ、まちがってるよ」と指摘するのです。

日程の根幹にかかわるような大きなミスであれば、そうした指摘をするのも理解できないわけではありません。

集合時間や場所がまちがっていたのでは、旅行に支障が出るからです。

しかし、癪に障る人が指摘するミスは、ごく小さな誤字や変換ミスだったりするのです。

細かく読み込んでもそうしたミスが見つからない場合でも、癪に障る人は何か指摘をしたくてたまりません。

そのため、「文字が小さくて読みづらい」とか「レイアウトがちょっとダサい」というような、何らかの欠点を見つけて、それを指摘します。

とにかく、何か一言、指摘しないと気がすまないのが、癪に障る人の特徴と言えるでしょう。



どうしてだかあの人と一緒にいるとイライラしてしまう

 

例えば、私たちが毎日通っている職場や学校で、どうしてだかあまり気にいらない、近寄りたくない人はいませんか。

常に自然に接するように注意していても、気がつけばその人がいるだけでイライラなんてことも多いものです。

でも、人を嫌ったりするのは大人げないし、出来るだけ普通にしようと思っていても、一緒の時間を過ごしているだけで、その人がそこにいるだけでどうしてもイライラが止まらなくなってしまう、もう、この空間から逃げ出したいなんて考える人も中にはいるようです。

そのため、その人と離れていると特に気にならないのに、ただ、一緒にいるだけでこんなに癇に障るのはどうしてだろうと悩んでしまう優しい人もいれば、もう諦めて、その人とあまり接触しないように心掛けているなんて人もいます。

しかし、学校や職場では、少なからず会う機会もありますので、それがきっかけでますますイライラしてしまい、結果的にこんなに人を嫌ってしまうなんてと最悪の場合には自己嫌悪に陥ってしまうケースもあります。

この癇に障る人ですが、一見すると普通に見えて、実はやはり人と少し違っているなんてこともあるようです。

 

自分に自信がない人は見ていても癇に障ることも

 

ちょっとした例で言うと、新入社員が入社してきた時などでは、やはり慣れない職場や新しい環境、初めての仕事などで、緊張したり、失敗なんてこともあるものです。

それを自分にもあんな頃があったなあと懐かしい目で見てくれる先輩もいれば、うっとおしい、ちゃんと仕事憶えろよと腹立たしく思う先輩もいるわけです。

でも、時間が経つにつれ、次第に出来なかったことが出来るようになったり、仕事を憶えてバリバリ頑張るようになるのが一般の社会人でもありますが、世の中には、いつまで経っても、自分に自信がなく、これは出来ません、出来るかどうかわからないですなどと、曖昧な立場でいる社会人もいます。

このような曖昧な人は、自分に自信がなく、常に失敗したらどうしよう、自分が人に迷惑を掛けたらどうしようと考えて行動していますので、傍から見れば、あの人はなんなのとイライラしてしまうことも珍しくありません。

また、自信が無くてもすんなりと物事をこなしてしまうなんちゃって出来ない人もいれば、本当に仕事が出来なくて、入社して一年以上経っても、すみませんといつも頭を下げているやはり出来ない人もいます。

このようなタイプの人も、第三者から見れば、ちょっと癇に障るなんてこともあるようです。



なんでも人のせいにする人も癇に障ることもある

 

他にも、世の中には、癇に障る人は沢山いるものです。

でも、上記で挙げたような、仕事が出来ない、自分に自信が持てなくてウジウジしているような癇に障るタイプの人もいれば、ちゃんと仕事は出来る、リーダシップが取れるのに、いちいち癇に障るようなタイプの人もいます。

例えば、自分がミスしたことでも、あれは自分でなく、他の人がやったなどと、いちいち名指しで言う人もいますが、これも傍で聞いていると、なんだかイラッとしてしまうこともありませんか。

仕事などで大きなミスを犯したならばともかく、本当にどうでもいいようなミスなどの場合には、この人はちっぽけな人なんだなと思ってしまい、そのようなことがずっと続けば、次第にうっとおしい、小さい人間だなあと癇に障ることも少なくありません。

このようなタイプの人間は、話をしていても、すぐに人の名前を出し、グチグチうるさいなんてことも珍しくありません。

確かにミスを訂正することも大事ですが、やはり簡単に修正が効くようなものならば、サッとそれをフォローするのも社会人としてのマナーでもあります。

このような人間にはなりたくないと思い、常に自分は癇に障る人を反面教師にして過ごすようにしましょう。



癪に障る人への対処法

 

必要最低限の会話にとどめる

 

口を開けばカチンとくることを言ってきたり、人を詰ったり貶めたりしてくる人=癇に障る人というのは、残念ながらどこにでもいるものです。

こういう人とは縁を切りたいと思うのが人の常ではあります。

しかし、会社関係や親戚関係、大勢のグループ仲間の一員であるなど、そう簡単に交流を絶つことができないこともあるでしょう。

どうしても付き合っていかなければならないとすれば、一番の対処法は物理的に会話をする時間を短くすることです。

人は誰でも、初対面や会う頻度が少ない人に対しては、その相手を慮ったり気遣ったりして、少しでも自分の印象をよくしようという習性を持っています。

癇に障ることを言うということは、それだけ接触頻度が高く、深層心理の中で「この人は何を言っても許される」と思われてしまっているのです。

そう思われないように、必要最低限の挨拶のみ交わして、無駄口はたたかないようにすることが第一歩です。

他のメンバーがいれば他の人との接触時間を増やし、癇に障る人との接触時間を物理的に減らしていきましょう。

そうすることで、腹が立つ時間が自ずと減少し「この人には失礼なことを言わないでおこう」と思われるというメリットがあります。



同じ土俵に立たない

 

癇に障ることを言ってくる人というのは、相手の事をライバルか少し鬱陶しい存在だと思っている可能性が非常に高いです。

他の人に対しては穏やかで感じのよい対応をしているのに、なぜか自分にだけイライラするような発言をしてくるのです。

そして、相手より優位に立ちたかったり、相手を貶めて自分が価値のある存在であると確認したい場合に、そのような癇に障ることをいってくるでしょう。

こういった人には、反論をしたり、それよりも上を行こうと正論で言い返したりすることは逆効果です。

腹を立てて言い返したりすることで、相手はその反応を面白がって更にエスカレートしていきます。

更にライバル心をメラメラと燃やし、それ以上に癇に障ることを言ってくるでしょう。

こういった場合、同じ土俵に立って言い争いをしてしまうと自分も同じ穴のムジナになってしまいます。

決して同じ土俵に立たず、相手の言うことを肯定も否定もせず適当な相槌をうったり、冗談で切り返してみたりすることが有効です。

「あまり面白い反応が返ってこない」となれば、だんだん癇に障る発言が減っていくでしょう。



自分を改善するいい機会だとプラスに捉える

 

癇に障る人の発言は、なぜ癇に障るのかというと、その人の急所を捉えていることが多いからです。

又は、自分の触れられたくない部分をズバリと突かれて癇に障るのでしょう。

人間は的外れなことを指摘されても特に腹は立たないのに、自分の思っていることを見事当てられると腹が立つようにできているのです。

癇に障ることを言ってくる人は、人の弱点や弱みを見つけるのがとても得意で、そういった部分に於いては人並み以上の才能があります。

自分が癇に障ってしまう発言はどういった時かというのを分析し、自分の悪い所や弱点・弱み・短所を発見する絶好の機会と捉えましょう。

当り障りのないことを言う人しか周りにいなければ、それに甘えて自分を振り返ることもなくそのままの自分でいるでしょう。

しかし、癇に障る人のおかげで、自分の改善点を見出し改善することができる、これは願ってもないチャンスです。

癇に障る人の発言をおおらかに真摯に受け止め、少しずつ自分の短所を改善し、向上ができるようなそんな余裕を持ちたいものです。

癇に障る人に対し、逆に感謝の気持ちを持ち対応することができるようになるでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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