しっかり者の6つの特徴としっかり者になるには?
しっかり者と言われてあなたはどんな人をイメージするでしょうか。
真面目で勤勉でやることをしっかりとやる!
そんな人物をイメージすることでしょう。
こうやって想像するのはとても簡単なのになぜか多くの人は「しっかり者になるにはどうすれば良いんだろう」と悩んでいます。
一言で言ってしまえば、しっかり者の真似をするということだけです。
しかし、それが難しいものですよね。
おそらくあなたはしっかり者というイメージを大枠で捉えているからそうなってしまっている可能性があります。
つまり、いきなりしっかり者になるのではなく、1つずつやるべきことをこなしていき、いつの間にかしっかり者になっているのが理想ということ。
そこで今回はしっかり者の特徴としっかり者になる方法についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
【目次】
しっかり者の特徴
明確な目標の下で行動している
しっかりしている人は芯が強く、行動を起こす際には常に自分でこうしたいああしたいという明確な目標を決めてから動いています。
行動には必ず理由があるからこそ途中で迷ったりブレてしまうことが少なく、こうと決めたら集中して突き進むことができるのです。
一度決めたことは簡単には諦めませんし、周囲の人に自分を否定されるようなことを言われたとしてもあまり気にしません。
また、何もせずにいるよりも、まず行動をして何かしらの結果を出したいという気持ちが強いのが特徴の一つです。
ただし、決して身の程知らずではなく、自分の能力をしっかりと把握しているからこそ無理をして周囲に迷惑をかけることなく、実力相応の行動を心がけています。
責任を負える範囲で動きつつ、最大限の成果を出そうとするタイプで、だからこそ視野を広く取り俯瞰的に物事を考えられますので、発言にも行動にも自信が窺えて信用されやすくなっています。
その上で自分を高めるための努力も惜しまないことから、そうした姿勢を見ている周囲の人達からしっかり者という評価を後押ししているのです。
自身の長所と短所を把握している
自分を客観的に評価することができ、長所と短所を理解しています。
自分には何ができてどういったことを苦手にしているのかを知っているからこそ無謀なことはしませんし、どんなことで役立てるのかがわかっているので、常に的確な行動をすることができるのです。
余計なことをして周囲の人の手を煩わせることはしませんし、自分には出る幕がない、足手まといになると思ったことにも手を出しませんので、必要なことを必要な分だけ行動するスマートな姿勢が周囲の人にも認められやすくなっています。
また、発せられる言葉に関してもそうした行動に基づきますから、筋が通っていて説得力があります。
いくらいいことを言っても実力不足であれば真剣に受け止められづらくなりますが、しっかり者は発言に対する裏づけがしっかりしているからこそ、受け入れられやすいのです。
自分のマイナスポイントを認めるのは難しいことですが、目を背けない強さがあります。
下手に自分をよく見せることだけに拘って強がることなく、欠点も理解して受け入れているからこそ、言葉にも重みと自信が感じられます。
周囲に愚痴をこぼさない
何をするにもいつも言い訳や泣き言ばかりという人は、あまり見ていて好感が持てるものではありません。
大変な状況下にあると愚痴の一つもこぼしたくなることはありますが、具体的に状況を打開するために努力せずに口ばかり動かしていてもどうにもなりませんし、それよりも自分がするべきこと、やるべきことに打ち込んでいる人のほうが印象がよくなります。
しっかり者は、ネガティブな言葉をグッと飲み込んで前を向く強さを持っており、恵まれない状態も受け入れてどう行動するのがベストなのか判断することに集中できる潔さを持っています。
溜め込んだストレスは周囲の人に不快感を与えないように、他人には見えないところでこっそりと発散させて、自分の評価を貶めるような言動を慎むことができるのです。
愚痴や不満をこぼすということは誰かの同意を得て寄り添ってもらいたい、かわいそうな自分を受け入れて欲しいという甘えたい気持ちの表れになります。
しかし、しっかり者はネガティブな言葉を吐き出すことで他者に慰めてもらい、自分自身を守ろうとはせず、同情を引こうとはしないのです。
抱えている問題を解消するためには、愚痴を言うよりも行動をするしかないということをきちんとわかっています。
責任感が強く自力で成し遂げようとする
人任せにしたり、人頼みにしたりせず、ものごとを自力で成し遂げようとするのが、しっかり者の大きな特徴と言っていいでしょう。
その背景には人一倍強い責任感があります。
たとえば、かなり難易度の高い仕事を上司から命じられたとしましょう。
上司がその人に任せたということは、上司は「むずかしい仕事だけれど、この人の力があればなんとかこなしてくれるだろう」と判断したわけです。
しっかり者はその上司の期待に、自力で応えようとします。
仕事を進めるうちに、困難が生じたり、うまく進まなくなってしまうこともあるかも知れません。
多くの人は、そうした場面に遭遇すると、上司や同僚のサポートを求めたくなるものでしょう。
それに対して、しっかり者は安易に人の力に頼ることはしません。
もちろん、人間は万能ではありませんから、どうしても自力ではこなしきれない仕事もあるでしょう。
しかし、とにかく自分の力でできるだけのところまでやってみようと、最善を尽くすのがしっかり者なのです。
そこには、「この仕事を仕上げるのが自分の任務」という強い責任感があるわけですが、同時に「なんとか自力でやり切って見せる」という気概もあると考えていいでしょう。
その結果、むずかしい仕事を一人で仕上げ、「しっかり者」という評価をさらに高めることになるわけです。
すべてにおいて計画的
しっかり者には、「何をするにも計画的に進める」という特徴もあります。
ここでは子どもを例にあげて説明しましょう。
夏休みの終盤になって、宿題が終わらなくて四苦八苦する子どもが少なくありません。
親に手伝って何とか仕上げるというケースもあります。
そういう子どもに共通しているのが、計画性のなさ。
無計画に遊び優先で休みを過ごしたために、最後になって慌てる羽目になるわけです。
しっかり者の子どもはそういうことにはなりません。
与えられた宿題について、夏休みが始まる段階で「どの宿題をいつごろまでに仕上げるか。どんな優先順位で手をつけていくか」を考えます。
つまり、自分で一つ一つの宿題の締め切りを設定し、計画的に進めていくために、時間的な余裕を持ってすべての宿題を完了することができるのです。
これは、仕事でも家事でも、遊びに関することでも同様です。
しっかり者は、いきあたりばったりに行動することはしません。
何をするにも自分であらかじめ計画を立てるために、時間的にも心理的にも、余裕を持ってそのことを実行することができるのです。
その結果、人から信頼され、信用を得るのがしっかり者ということになるでしょう。
プレッシャーに強い
それなりの能力があっても、いざという時にその力を発揮することができないという人が少なくありません。
そういう人は、ふだんはしっかりしているように見えたとしても、周囲から「あの人はしっかり者だ」という評価を得ることはできないでしょう。
たとえば、会社で上司や同僚と一対一で話す際には、しっかりしたコミュニケーションを取れる人がいるとします。
自分の意見を言うこともでき、相手の話を正確に理解することもできれば、その段階では「あの人はしっかりしている」と思われるかもしれません。
しかし、その人が大人数での重要な会議になると、まったく自分の意見を言えなくなってしまうとしましょう。
あるいは、大切なプレゼンでは、緊張のためにあがってしまい、しどろもどろの説明になるとします。
そういう人に対して、上司や同僚が「しっかりしている」とは思うはずがありません。
しっかり者には、周囲の人が「あの人に任せておけば大丈夫だ」という信頼を寄せるという特徴がありますが、そうした信頼を得るためには、プレッシャーに強くなくてはならないのです。
プレッシャーに強く、どんなに緊張するシーンでも力を発揮することができること、これもしっかり者の特徴ということになるでしょう。
しっかり者になるには
予定や約束は記録すること
人との予定や約束をすっぽかしたり忘れてしまっては、しっかり者とは見られません。
しっかり者は、予定や約束をきっちりと守るという特徴があるため、守れるように心掛けることが必要となります。
誰と何時にどこで待ち合わせしているのか、こうした予定が多くなればなるほど、うっかりと忘れてしまうことがあります。
自分の記憶だけを頼りに、「大丈夫だろう」と過信してしまうと、予定が重なった時に相手を待たせたり怒らせてしまいます。
しっかり者になるためには、記憶に頼るのではなく、きちんと記録に残すことから始めると良いです。
日々の予定を書き込む手帳にでも良いですし、自宅のカレンダーに書いておくでも良いでしょう。
誰かと交わした約束、今できた予定は、その日のうちに記録に残すようにしてみると、その後うっかり忘れてしまうというミスを防ぐことができます。
間違って予定を二つ入れてしまう、他の約束とかぶってしまうということを避けるためにも、しっかりと記録に残してみましょう。
自分の記憶が限界になっていても、記録として残っていれば、予定や約束をうっかり忘れてしまうことがなく、こうした行動を続けていくことで、周りから「しっかり者」と思われるようになるでしょう。
トラブルやミスの対策を考えておく
「こうしよう」と思った時、大抵の人は「できる」「やってみればなんとかなる」と、前向きに行動し始めるでしょう。
ただ、それが自分にとって難しいこと、あるいは初の試みとなる挑戦だとしたら、その後トラブルやミスが起こってしまうことも考えられます。
しっかり者になるためには、事前にあらゆる対策を考えておき、その都度迅速に対応するようにするのです。
何か起きてから「どうしよう」「やっぱやめた方がいいかも」とあたふたしてしまうのではなく、「こういうパターンか」と心に余裕を持つことで、上手く対処することができるようになります。
トラブルやミスが起こっても、こうして事前に対処を考えておけば、冷静に、迅速に対処することができるため、しっかり者と思われます。
事前に考えておかない人、目の前のことを甘く見ている人は、こうしたトラブルに弱く、遭遇した時にパニックになったり逃げだしてしまうようになります。
「こういうことが起きるかもしれない」「こうなったらどうすべきか」と、これからのことを常に深く考える癖をつけると、徐々にしっかり者へとなっていくでしょう。
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頼りになる人を身近に作らない
すぐそばに頼りになる人がいたら、いつまで経ってもその人に甘えてしまい、しっかり者になることができません。
「自分にはあの人がいるから」「困った時はあの人に頼めばいいか」と思える逃げ場があるために、自立しにくい環境となっているのです。
しっかり者になりたいのであれば、頼りになる人を身近に作らないことです。
仮に頼りにしているのが家族で、家に帰ると必ず家族がいるという状況であれば、一度家から離れてみるのも一つの方法です。
一人暮らしを始めてみれば、「家に帰ったら家族がいる」という状況ではなくなるため、安易に家族を頼れなくなり、自身で悩んだり解決する必要が出てきます。
その時辛く感じたり、寂しさを感じることもあるかもしれませんが、それを乗り越えてしまえば、自身で解決出来たことが糧となり、しっかり者への第一歩を踏み出すこととなります。
「自分でもできるんだ」「誰かを頼らなくてもやれるんだ」と自分に自信が持てるようになれば、あとはこの繰り返しによってしっかり者に成長していきます。
すぐに頼れる、すぐに助けてもらえるという環境から抜け出すだけでも、「自分がしっかりしなきゃ」という意識を持てるため、効果が得られるでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。