したたかな人の6つの特徴としたたかな人との付き合い方とは?

したたかな人の意味とは、人からの意見や圧力などには屈しない人のことです。

漢字書くと、「強か」という意味なので、力強く勇気がある、しぶとくて粘り強い気持ちを持っているといった意味もあります。

したたかな人は、そういう意味とは別の意味で使われることも最近ではとても多いです。

相手に屈しないということから、どうにかして状況を改善させようといったことから、悪賢いという意味合いでも使われるのです。

そこで今回はしたたかな人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

【目次】



したたかな人の特徴

計算が早い

したたかな人は、どうすれば自分が損せずに得するのかを瞬時に計算します。

例えば友達との会話の最中、「一緒に明日飲み会に行こう」と男性に誘われたとします。

友達は「行くよ」と速攻で返事しますが、したたかな人は飲み会に行った方が得なのか損なのかを計算しています。

「飲み会を誘ってくれた男性はケチな人だからおごってもらえないな」「私が好きな男性は参加しないな」「無駄なお金は使いたくないな」「参加人数が少ないなら、参加する価値ないな」これらのことを瞬時に計算します。

そして「ごめん、明日用事あるんだ」と飲み会を断って、参加する友人には「明日行きたいけど、行けないから飲み会であったこと教えてね」と言っておきます。

そうすれば飲み会に行かずに、無駄なお金と時間を使わずに、飲み会で特徴的なエピソードがあった場合は友人経由で教えてもらうことができます。

「うーん、行きたいんだけど」「どうしようかなぁ」と悩む素振りを見せてしまうと、損得勘定をしていると周囲にバレてしまうことがありますが、計算が早ければ早いほど自然に返事ができるので、本当はしたたかということが隠せます。

できるだけ周囲にしたたかということを隠しながら、自分が得するように自然に振る舞うのです。



人によって対応が違いすぎる

したたかな人は、自分が損をしないかが最重要課題なので、自分の目標達成のためには、目下の人にでも簡単に頭を下げることができます。

また自分が落としたい男性だったり、欲しい物に関係ない人間に対しては、どんな印象を持たれても問題ないと考えます。

そのため、特定の人間の前だけでは、普段と立ち振る舞いが全く違います。

自分の損得に関係ない人の前だとズケズケとした物言いになったり、お金や体の悩みなど羞恥心も無く相談してきたりします。

自分の悩みを解決したい、自分の不安を解消したいと思うと、「どうせ〇〇は友達が少ないから、他の人に話さないだろう」「〇〇はお金持ちだから頼ろう」と都合よく考えて、「誰にも言わないでよ」「電話で話したいけれど、お金がないからあなたから、かけてきてほしい」と、自分勝手にお願いします。

他の人の前では、恥ずかしい悩みやお金がないことも決して言いませんが、したたかな人は「この人なら大丈夫」と思った相手には、このように羞恥心がない対応を平気でします。

「あれ、この人ってこんなことを言うタイプだったのかな」と疑問に感じることがあったら、その人はしたかたなタイプの人かもしれません。

したかたな人は、相手のことをよく観察しながら自分にとってどんな利用価値があるのかを、見極めているのです。



誰とでも親しくなろうとする

したたかたな人は、1人でも多くの知り合いがいた方が、より利用できる駒が増えて、自分のプラスになると考えています。

そのため、自分の友達の知り合いはなるべく紹介してもらおうとしますし、自分が知らない人の事が話題になっていれば積極的にその話に入ろうと質問責めをします。

特に自分にプラスになる相手だと思った場合は、「それ誰なの?」「どこの人?」「名前は?」「写真ないの?」など、手当たり次第に聞いてきます。

「私、〇〇さんのこと知らないから、詳しく教えてね」「〇〇さんと仲良くしたいから、連絡先教えてほしい」と、教えるまでしつこく聞いてきます。

そして、挨拶程度でも少し話したことがあれば、ほぼ初対面の相手にも「私たち友達よね」「これからも仲良くしましょう」と馴れ馴れしく話してきます。

「私〇〇さん、知ってるよ、仲良しだよ」「〇〇に用事なら、いつでも言って、私友達だから」とやたら、友達が多いアピールをする人の中には、このようにしたたかな人が隠れています。

そして、自分が本当に狙っている男性の連絡先は決して教えませんし、中には連絡先を知らないフリをして、ライバルを増やさないようにします。

したかたな人は、一見「誰とでも仲が良い」「友達がいっぱい」に見えますが、本当はちゃんと自分が損しないように細心の注意を払っているのです。

したたかな人との付き合い方

相手の言動に惑わされない

したたかな人というのは、自分の都合のいいように相手を巻き込むことを得意としています。

異性に媚を売って味方につけたり、甘い言葉を囁いて自分といると利益があるように振る舞っては、面倒ごとを押し付けたり、いざという時に肩代わりさせるようなことを平気でするタイプです。

ですから、そうしたタイプに近づかなければならない時には、ペースを乱されることがないように平常心を意識して、言動に惑わされないようにすることが重要になります。

ミスをこちらのせいにされたり、身に覚えのないことを言いふらされたりしても、毅然とした態度を崩さないことが大切です。

いつでも冷静さを忘れないようにすれば、常にしたたかでズル賢いタイプと互角に対峙ができるようになります。

ペースを崩せず自分にとって都合よく使えない相手だということがわかれば下手なことはしてきません。

一歩引いて相手を観察しつつ、言動におかしなところはないか、物事がその人ばかりにいい方向にばかり進んでいないかを見極め、したたかな人に使われないように確固たる自分の立場を確保しておくこと、意見をしっかり持ってブレさせないようにすることが重要です。



あまり長い時間相手をしない

したたかな人とは、あまり長時間真剣に向き合わないほうが賢明です。

話が長くなりそうな時にはあっさりと終了させてその場を離れておき、流れで手玉に取られることがないように注意しておくことが大切です。

こうしたタイプは話が上手く、聞いているうちにいつの間にかその人の求める展開に話が持っていかれてしまい、利用されてしまうことが少なくありません。

あまり興味を示すことがないように深入りはせず、相手の求めるリアクションを取らないことが自衛になります。

たとえば秘密ごとを聞き出そうとしたり、人間関係を拗れさせるために悪口をいうことが多々ありますが、そこでうっかり口を滑らせたり同意しようものであれば、たちまち告げ口をされて立場が危うくなってしまう可能性が出てくるでしょう。

したたかな人の前では、口は災いの元なのです。

あまり相手にしすぎてしまっているとうっかり餌を与えてしまうことにもなりかねませんから、決して同調をすることなく、相手が求めていない言動を意識することがポイントになります。

話に耳を貸しすぎないこと、プライベートな会話をしないことです。

ハッキリした回答を求めて立場を曖昧にさせない

自分の立場を危うくさせないために常に計算した言動を意識しているしたたかな人は、時に回答を曖昧なままにしていることがあります。

YESともNOとも言っていないからこそ後からどうにでも調整できると考え、答えを後出しをすることで利のある立場をキープしようとするのです。

失敗のリスクを最小限に抑えつつ、面倒ごとを避け、美味しいとこ取りをするための態度になります。

このしたたかさのために周囲にいる人間が不利になってしまわないように、意見を聞く時には必ずハッキリと明確な答えを求めることが大切です。

言質を取っておき後から訂正されないようにしておかなければ、一緒にいる人に迷惑が被ってしまうことが多くなります。

何かしら今後の態度に不安を抱えているという場合には、したたかな人を曖昧な立場にさせておかないことが必要です。

宙ぶらりんにしておくと適当にやり過ごされて、楽なほうへ、得をするほうへと意見をコロコロ変えてはいつの間にかいいポジションに収まってしまいます。

のらりくらりとかわされてしまうようであれば、こちらで決めた物事に一切文句を言わない約束を取り付けておくようにすると安心です。



一筋縄ではいかない

したたかな人は何事も一筋縄でいかない特徴を持ちます。

それは物事の捉え方だったり、恋愛や仕事でも能力を持っているので妥協が少なく、他者に厳しい一面も覗かせます。

融通が利かないとも捉えられ、一筋縄ではいかない性格から玄人と思われるでしょう。

周囲を納得させるだけの能力を有し、ルールに厳しい一面から他者には悪い意味で意識される存在でもあります。

逆にしたたかさから仕事に一生懸命に取り組み社会で重宝されるなど、良い意味で一筋縄でいかない性格だとも捉えられます。

また表だって能力を見せようとせず、影から自分の力を発揮できるよう環境を構築する能力も特徴。

組織の参謀などはしたたかな人が向いていますし、リーダーとなる方の片腕として働くことに長けているのです。

名わき役で、トラブルが起これば直ぐに対応できる観察力や、人間関係を円滑にできる能力によって他者から好かれることも多い。

なかなか本人の素を把握できませんし、影に隠れがちな特徴からも一筋縄ではいかない人だとイメージされます。

したたかな人は、表に出ずに影で活動的な人ではないでしょうか。



ルールを守る

物事に執着する方もしたたかな方に多いです。

たとえばルールやマニュアルが存在すれば少しでもルールを守らない者に厳しく接するなど、融通が利かない、または決まり事に執着します。

決まりにしたたかだから、それらを破る存在が許せませんし、他人に厳しく自分にも厳しいことが特徴です。

物事に対する考えや自分自身の信念にブレが無い方も特徴ではないでしょうか。

時には自分の利益を度外視してルールに凝り固まるので、他者からは異常に見えることがあります。

しかし正義として行動を起こす方も存在し、したたかな立ち振る舞いで多くの人の利益を考えることができるのです。

何があっても信念に揺らぎが無いため、周囲から信頼されたり頼りにされる場合も多く、他者へ的確なアドバイスを送れます。

どん底から這い上がるためにはしたたかさも必要なので、毎日懸命に努力出来る性格も特徴です。

規律を尊重して実践でき、周囲の均衡を保つために努力するので、組織をまとめ上げるためには必ず必要な人材ではないでしょうか。

一度決めたことは最後までやり通す忍耐力も優れています。

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仕事ができる

したたかな人は周囲のコミュニティを形成するのが上手いです。

特に社会人となればそれが顕著に表れ、周囲の雰囲気を読みながら職場環境を良い方向へ変化させる素質を持ちます。

仕事で重宝されるので上司に気にいられることが多く、信頼されていますから昇進も早い。

持ち前の努力によって上司よりも仕事ができるので、他者から妬まれることもあります。

社会の中で自分らしく生きて行く術も身に付けています。

組織の中で嫌な役回りを軽快に回避したり、裏方に徹することで矢面に立つ立場の方に感謝されることも少なくありません。

周囲が気づかない内に仕事を終わらせたり、目に見えづらい細かな気遣いも出来るのです。

基本的なステータスが高いですが表だって能力を表現しません。

表に出ないために他者から見れ能力が分かりづらく、「この人は本当に仕事をしているのか」と疑問に思われてしまいます。

しかし、したたかさから誰よりも働こうとしますし、仕事に対して妥協が無いことも挙げられます。

したたかな人の特徴は、なかなか数字や見た目で実績を図れない仕事の出来る人ではないでしょうか。



職場にいるしたたかな人には気をつけよう

したたかな女性と聞くと、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、全部が全部そういうわけではありません。

したたかな女性は能力が高く、コミュニケーション能力も高い傾向があるので、それを上手に活用するために付き合うようにしましょう。

もしかしたら騙されてしまうかも・・・なんて不安になってしまうかもしれませんが、それは深く付き合いすぎてしまうからです。

ある程度の距離を保ちながら接していれば騙されることはありません。

とはいっても、あなたからも相手に何かしらのメリットを与えるような存在でなければ相手にもされないでしょう。

そういうケースは最初から付き合わないのが得策です。

どちらにせよあまり深く付き合わないようにするのがいいでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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