詰めが甘い仕事をする人の特徴6つ
詰めが甘い人があなたの職場に一人ぐらいはいないでしょうか。
仕事に対する詰めが甘いことで、大切なクライアントに迷惑をかけてしまうこともあります。
これは深刻なトラブルのきっかけになりかねません。
そこで今回は詰めが甘い仕事をする人の特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
詰めが甘い仕事をする人
確認を疎かにする
例えば報告書、提案書、プレゼン資料など人に見せるものを作成するときに、一通りまとめ終えた後の最終確認が大切なことは言うまでもありません。
詰めが甘い人というのは、その作成までに労力を掛けていても、確認が疎かになっている場合がよくあります。
誤字脱字のチェックは勿論ですが、同じ内容が重複していたり、資料の添付漏れがあったりすると、せっかく作ったものも他人からはクオリティが低く映ります。
また、締め切り直前などで急いでいるときにはよく起こりがちのミスです。
最後の最後に、ゼロになった気持ちで最初から最後まで目を通す作業が必要です。
情報に疑念を持たない
さまざまな部署や資料を参照して進める仕事では、入手した情報が常に中立で、正しいものかをチェックする必要があります。
このチェックの際には、客観的な立場になって、そのデータの正確さを推し量らなければなりませんが、その情報の吟味が中途半端になっているものをよく見かけます。
客観的視点に欠ける資料は、見た目こそとりあえずまとまっているように見えますが、そのデータの不備に突っ込まれると途端にボロが出てきます。
隅から隅までチェックが至っていないものは、ただその人に取って都合のいい情報を並べただけの文章と捉えられてしまいます。
入手したデータなどは、最後まで疑念を持って確認し、不確かなものに関しては、きちんと裏付けを取るようにしなければなりません。
自分の仕事に自惚れる
自分の仕事に自信があり、自分の作成物に疑いの目を向けることができない人は、仕事の詰めが非常に甘いです。
このタイプの人のデメリットは、中立的な判断ができていないことと、チェックを怠るという致命的なものです。
完璧な人間などいないと思い、常に自分をチェックしつつ、最後にもう一度確認する習慣をつける必要があります。
本当に自分の想定通りであればよいのですが、そうでない場合はまったく役に立たず、仕事の出来の差が激しくなるのが特徴です。
計画性がない
物事を成し遂げるためには、ある程度最初に計画をし順序だてて処理、対応していく必要があります。
詰めが甘い人は基本的には計画はある程度できるものの、その計画や準備が不十分なため、予期せぬ展開になってしまったときや、仕事が大詰めになったときに、いっぱいいっぱいになってしまって臨機応変に対応できません。
よって結果やっつけ仕事になり、詰めが甘い状態になってしまいます。
こういったタイプの人は基本的には自分に自信があり、プライドも高めだったりします。
そのため、周りが注意するにもできず、振り回されてしまうこともしばしばあります。
前向きでプラス思考
「なるようになるさ」「きっと大丈夫」「なんとかなる」と、基本的には前向きでプラス思考なので、詰めが甘いことにも気づきません。
叱られても「次から気をつけます」となんとなく反省はしてみるものの、プラス思考なあまりすぐに忘れてしまい、同じ間違いを何度も繰り返すタイプです。
ちょっとした数字のケアレスミスや、タイピングミスなど、少し注意をはらっていれば防ぐことができそうなミスが多いです。
見直しや再確認という概念がほぼないのです。
人としてはとてもよいのですが、仕事の仲間、パートナーとしては少しつらいです。
悪気があって詰め甘いというわけでもないので、周りもあまりきつくいうことができません。
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「ほう・れん・そう」ができない、独りよがりな性格
何か困ったことや分からないことがあってもあまり人に相談せず、自分だけの判断で進めようとします。
普通ならばちょこちょこ進捗を報告し、変更があれば連絡をし、相談をし、臨機応変に対応していくべきなのですが、報告、連絡、相談という概念があまりないため、独断でできるかぎりすすめてしまいがちです。
最後の大詰め、仕上げの段階になったときに周囲にみせて問題が大きくなった状態で見つかり、「詰めが甘いね」と言われるタイプです。
詰めが甘い性格を克服して直す方法
入念な予定、計画を立てておく
詰めが甘い性格の人は、自分自身の今後の予定を把握しきれていないところがあります。
やる気はいつもあるタイプなのですが、いざ、それを現実的なことに繋げようとすると、詰めが甘く、結局後から困ることになりがちで、最終的には投げ出すことも多いような、子供っぽい性格と言うことも言えます。
自分の中での予定や計画のイメージが、絵本の中のように、現実味を帯びていないことが原因と言うこともあるので、現実的にどうしたら良いのかと言う、入念な予定や計画を立てておくことが、詰めの甘い性格を克服することに繋がるとも言えそうですね。
今まで、空想の延長くらいにしか考えられていなかった部分を、しっかり根を張った計画にすることが大事なのです。
自分のなかで一歩先を読む練習や、逆算する練習を重ねていくと、自然と詰めの甘さも減っていくでしょう。
とにかく何をするにも確認を怠らない
詰めの甘い性格を直したければ、とにかく、何をするにも確認作業を怠らないことです。
詰めの甘い性格の人は、子供の頃から、テストも一問だけはどうしても間違えてしまい、満点を取ることができずにいた、なんていうことがあったでしょう。
先生や親など、周りの大人は、子供の頃のそんな様子を見て、間違いなく「確認しよう」と言い続けてきたはずです。
しかし、その言葉が、自分自身の危機感に繋がらないことが多く、何とかなってしまうため、一向に直らなかったということも多いでしょう。
いざ、大人になって、つくづく自分の詰めの甘さに直面し、このままではいけないのかもしれないと思ったときこそ、本当に、あの時言われ続けたことを実行することが大事なのかもしれませんよ。
「確認」とそばで言い続けてくれる人はいないかもしれませんが、自分の心の中で、自分に言い続けることはできますから、言い続けるよう、確認を実行し続けるように努力することが大事です。
うっかり屋さんはメモに残す
自他ともに認める「うっかり屋さん」と言う感じの人がいます。
いわゆる、詰めの甘い性格の人です。
どうしてこうも、詰めの甘さが一向に変わらず、同じことばかり繰り返してしまうのかと言うタイプです。
天然キャラのような幸せオーラっぽい雰囲気も感じられるため、周りからはさほど嫌がられませんが、自分自身で致命的な性格だと思ったときこそ、その詰めの甘い性格を克服するときなのかもしれませんね。
具体的に直すためには、まずは、初心者向きの対策として、メモにとって貼っておくということもオススメです。
自分の忘れてはいけないあらゆることは、手帳に書き込むようにし、管理します。
スマホよりも、紙面の方が、使いやすいです。
そして、その日の急ぎのことなどは、付箋にメモし、目につくところに貼っておくといいです。
そんなふうに、自分の目に入るところを意識し、メモに残すことです。
その繰り返しの作業が、習慣になれば、段々克服することへつながるでしょう。
楽観主義過ぎなら、ちょっと喝を入れてもらう
たいていのことが何とかなると思っている人がいます。
実際に、今まで大した苦労もしてこなかったので、ある意味羨ましいですが、そのままでいると、人として信頼を失い続けることにもなってしまいかねません。
仕事に関して言えば、「いいかげんな人」と言う評価をされてしまいます。
今までうまく行っていても、それは本当にうまく行ったことなのでしょうか。
中身のある、信頼される人間に生まれ変わり、楽観主義ゆえの詰めの甘さを、どうにか克服し、自分に真の意味での自信を持ちませんか。
楽観主義な人で、詰めの甘いタイプは、物事を簡単に考えすぎたり、努力なしでうまく行くことばかり想像してしまいます。
現実的なことになると、細かい作業が苦手で、確認をするしっかりした人に対して「しつこいなあ」と思うくらいいいかげんなところがあります。
そんな自分に対し、まずい、と自覚できたのなら、自分の身近の人に頼んで、喝を入れてもらうようお願いしておくといいでしょう。
そして、楽観的思想があってもいいけれど、自分自身が努力するということが、かっこいいことだということも意識してみると、結果が変わってきますよ。
詰めが甘い人の性格は克服しにくい
いかがでしょうか。
詰めが甘いと言われるような人はどこにでもいるものです。
プライベートな時間であれば、笑ってすますことができるかもしれませんが、仕事となると詰めが甘いことで、大きな問題になってしまうことも決して少なくありません。
できることならその性格をすぐにでも改善したいと思うものですが、それで今までずっとやってきたので、どうしても習慣としてしみついてしまっています。
よって、すぐに克服しようとしても、長い時間を要するものです。
しかし、詰めが甘いことで仕事に支障が出るようであれば、早急に克服するようにしましょう。
常に第三者の目を入れて、詰めが甘くなることを防ぐのです。
これを継続していけば、悪い習慣からは抜け出すことができるはずですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。