よく寝る人の特徴8選
あなたは、よく寝る人でしょうか。
また、「よく寝る人」というのは、どんな人なのでしょうか?
世の中には、普通に眠ることができなくて、よく寝るどころか不眠症という病気のために、毎日困っている人もいます。
そういった人には眠るための薬があり、医者が処方してくれます。
それにひきかえ、眠ろうと思えば簡単に眠れるという人は健康であり、しあわせな人と言えるかもしれません。
では、どういった人が客観的に見て「よく寝る人」と言われるのか。
そこで今回はよく寝る人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
よく寝る人の特徴
- 過眠症になってしまっている
- 年収が比較的高い
- 体質によるロングスリーパー
- 悩み事が多くマイナス思考
- 肉体的な疲れが睡眠に影響する
- どんなときに寝るのか
- 年齢と睡眠の関係について
- 病気が関係する場合の睡眠障害
過眠症になってしまっている
1日10時間以上の睡眠を1ヶ月以上とっている場合や、日中の寝てはいけない場面に頻繁に居眠りしてしまう場合等に、過眠症と診断されます。
過眠症を引き起こす要因には、次のようなものがあります。
- 鬱病などの精神疾患
- 脳に関する障害
- 過剰な日常のストレス
- 不規則な生活習慣
- 睡眠薬の副作用
- アルコールの過剰摂取
- 肥満
出典 睡眠時間が長い人の主な3つのタイプと対処方法
年収が比較的高い
同調査は、睡眠に満足している「満足層」と、睡眠不足など睡眠に問題を抱える「不満層」に分けて行った。まず、20代~40代の男性に現在の年収について尋ねたところ、「満足層」は「不満層」よりも高い年収を得ている傾向があることがわかった。
各層における、年収700万円以上の割合を比較すると、「満足層」は13.1%、「不満層」は8.1%で1.6倍の差が見られた。年収1,000万円以上に至っては更に差は開き、「満足層」(4.2%)は「不満層(1.7%)」の2.5倍となっている。
出典 よく寝る人は年収も高い! 睡眠満足層の年収1,000万の割合は、不満層の2.5倍
体質によるロングスリーパー
通称ロングスリーパーといわれる人々で、毎日9時間以上の睡眠が必要になります。
ロングスリーパーかどうかは遺伝的な要因によって決まります。そのため「ある日突然ロングスリーパーになってしまった!」というような現象は起こりません。逆に、「子供のころから他人より長く眠らないと調子が出ない……」という方は、ロングスリーパーの可能性があります。
ロングスリーパーは体質なので、根本的には変えられないと考えられています。しかし、ロングスリーパーと思いこんでいるだけで、実はほかの要因によって寝すぎているだけの可能性もあります。
ちなみに、ロングスリーパーは全人口の5~10%と言われています。
出典 なぜ寝過ぎてしまうのか?その原因は人によって異なるので注意!
悩み事が多くマイナス思考
睡眠が長時間の人は、ものごとに悲観的で、くよくよ考えたり、心配性の人に多いといわれています。それは精神疲労を回復させるレム睡眠を必要とするため。精神的ストレスは、長い時間眠ることでしか回復できない特徴があるのです。レム睡眠は一度に10~20分程度しか現われないため、どうしてもレムとノンレムのセット数(サイクル)を増やして、総睡眠時間を長くする必要があるわけです。
ふつうの人でも、何か生活でストレスを受けると睡眠時間が長くなる傾向にあります。たとえば会社で新しい部署に変わったときとか、難しい仕事を任されたときというのは、いつもより睡眠時間が延びるものです。
出典 睡眠が長時間の人は、浅い眠り
肉体的な疲れが睡眠に影響する
「よく寝る人」の中には、夜になると自然に眠くなってふとんやベッドに入ると、さほど時間がたたなくても寝息を立てて寝てしまうという人がいます。
こういった人たちの昼間の状況を見てみると、夜の眠りが自然に起きる原因がわかります。
昼間にしっかり体を動かしていると、人間の体は疲れて夜になると肉体の疲れを回復するために、眠る体勢に入るのです。
つまり、眠れないと嘆いている人は自分で思っているよりも体が疲れていないのかもしれません。
さらに日中に太陽の光を浴びるチャンスがある人と無い人とでも、良質な睡眠が得られるかどうかが違ってきます。
太陽の光を浴びていれば、体の中にある体内時計が自然と反応して、夜間には睡眠をとって翌日に備えるという準備ができるのです。
つまり「よく寝る人」は動物と同じように太陽のサイクルを感じることができる環境で生活ができる人でもあります。
また、寝る子は育つという言葉があるように、寝ている間に人間の体は成長ホルモンなどのホルモンの分泌を行います。
睡眠中のこういった体の働きが、体内のメンテナンスや修復をするのです。
「よく寝る人」が元気があり健康であるのはこういった体のシステムがきちんと正しく働いているからです。
どんなときに寝るのか
「よく寝る人」と言われる人は、夜間にだけでなく昼間でも寝ることができると言う人が多くいます。
例えば、ちょっとした仕事の休み時間などにも短時間の睡眠がとれるのです。
休み時間に限らず、学生などでは授業時間などにも寝てしまうことがあります。
この場合には集中力が落ちて、講義の内容などに興味が持てないといったことが重なっています。
集中力はなかなか続けることが難しいので、集中力が途切れたときに眠りに落ちてしまうこともあります。
また、揺れると眠ってしまうという人もよくいます。
自動車などで移動している最中に、すぐに眠ってしまう人などがそれで、自動車だけでなく電車などでも揺れると眠ってしまいます。
これは幼児体験も関係しているようで、幼い頃にゆりかごなどで揺れながら眠った体験が大人になっても残っていて、
そのために揺れるとつい眠ってしまうとも言われています。
年齢と睡眠の関係について
よく高齢になると眠れなくなるといったことが言われたりしますが、夜になって眠る時間が早いために必然的に、起きる時間が早朝になってしまうためということもあります。
また、老人になると夜間にトイレに行くために起きることが多くなったりする場合もあり、そのために何度も夜間に起きるので眠れないという結果が生じるのです。
また、眠るということにもけっこうなエネルギーが必要だと言われます。
若い人が何時間も眠り続けることがあって、驚いたりするのですが、これは若い人にはエネルギーが高齢者よりもあるために、眠り続けるということができるのです。
高齢者であっても、十分な体力がありライフスタイルも若者と変わりなく過ごしているような人は、若者と変わりなくエネルギッシュなために「よく寝る人」であったりします。
病気が関係する場合の睡眠障害
「よく寝る人」と言われる人にもいろいろなタイプがあり、健康的な生活がもたらす結果としての良質な睡眠である場合とそうでない場合があります。
健康的ではないというのは、病気が原因で眠りに落ちてしまうというタイプです。
これは「ナルコレプシー」と呼ばれる脳の疾患からくる病気の人のことです。
ナルコレプシーは、日中に強い眠気が襲ってくるというもので「よく寝る人」と簡単に片づけることができない深刻な病気です。
この病気が怖いのは、本人が自覚できないときに突然眠ってしまうということです。
自分だけでなく周囲の人にも危険な場合もあるので、病院で医師の診察を受けることが肝心です。
またナルコレプシーだけでなく、「睡眠時無呼吸症候群」などでは夜間に十分な睡眠がとれていないことが原因で、日中に眠くなってしまうということがあります。
これは運転中の事故などが報告されています。
治療には夜間の無呼吸の状態を解消するためのマスクを装着したり、マウスピースを装着したり、いろいろな方法があるので医師に相談することがいちばんの解決法です。
睡眠は人間が健康に生きて行くための基本でもあるので、良質な睡眠を日々の生活の中で取ることを心がけたいものです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。