寝過ぎてしまうときの対処法5つ

つい寝過ぎてしまう・・・なんてことになっていないでしょうか。

寝る事は健康的な生活を送るために大切な事ですが、寝すぎると逆に不健康の元になります。

長時間寝ると、たくさん寝た事に満足感を得られますが、体には負担が掛かっています。

健康的な生活を維持するためにも、適切な睡眠時間を取るように心掛けましょう。

寝すぎを防ぐためには、寝る前からの準備も大切です。

そこで今回は寝過ぎてしまうときの対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。



寝過ぎてしまう

 

睡眠の質を良くする

 
食べ物を食べると、体内では消化するための機能が働き出します。

通常、消化活動には3時間位かかるため、寝る3時間以降に食事をすると、寝ている間も体内では消化活動を行っているため、良い睡眠を得られません。

良い睡眠を取ると、起きた時に爽快感があります。

前日の疲れが取れてスッキリ目覚めると、起きる事に苦痛を感じなくなり、寝すぎを防ぐ事ができます。

良い睡眠を取るためには、寝る前の飲酒とカフェインが入った飲み物は控えましょう。

寝酒をすると寝つきが良くなるため、良く眠れるように勘違いしがちですが、お酒を飲むと交感神経の働きが活発になり、体は興奮状態となります。

睡眠中に体の神経が休んでいないため、浅い睡眠になってしまい朝すっきり目覚める事ができません。

カフェインが入った飲み物も同様の作用があります。

またお酒やカフェインが入った飲み物には利尿作用があるため、夜中にトイレへ行くために目が覚めてしまい、睡眠の妨げとなります。

良い睡眠を得るために、寝る前にぬるめのお湯に入浴して体をリラックスさせ、副交感神経が優位に働くようにします。

寝る前に体を温める事で血のめぐりが良くなり、眠りやすくなるため質の良い睡眠が得られます。

その他、寝る前に体を温める飲み物を飲むのも効果的です。

適度な運動を行い体を動かし、体力を消耗しておくと寝床に入った時、体力を回復するために深い眠りに入っていきます。

効率的に良い睡眠を取ると体力回復が早いため、二度寝をする気にならず、目覚めと共に力がみなぎり活動的になるため、寝すぎを解消できます。



カーテンを開けて寝る

 
寝る前にカーテンを開けておくと、朝日が昇り、外が明るくなってくると日差しが部屋に直接注ぎ込むため、明るさで目が覚めます。

薄暗い部屋に居ると、副交感神経の働きが優位になるため、リラックスして居心地が良く、目覚めても寝床から出られないでいるうちに二度寝をしてしまい、寝すぎの原因になります。

部屋が明るいと気持ちが活動的になるため、目覚めと共に「起きて動かなければ」という意識が働きます。

また、太陽の日差しを浴びる事は体内時計の調節に役立ちます。人は体内時計を持っていて、そのリズムの通りに行動すると体にかかる負担が少なく、快適に過ごす事ができます。

規則正しい生活を送っていると、毎日決まった時間に、同じ行動をしないとストレスを感じます。

目覚めた時にすぐ動く習慣が身に付くと、いつまでも寝ている事がストレスになり、早く起きようと体が動き出します。

毎日同じ時間に起き、太陽の日差しを浴びて体内時計のズレをなくすと、寝すぎる事にストレスを感じるようになるため、寝すぎを防ぐ事ができます。

長時間寝る=不快な事、と体に覚えさせる事が大切です。
 

起きる時間を意識して寝る

 
明日は何をするか、そのために何時に動かなければいけないか、と時間を決めて1日の予定を立ててから寝ます。

就寝状態から、起きて活動するために目標を立てる事が大切です。

翌朝目覚めた時に、昨日立てた今日の予定が頭に浮かび、「起きて動き出さなければ」と、気持ちの切り替えがうまくできて、寝すぎを解消できます。

人はスケジュール通り、事を進める事に快感を持ちます。昨日立てた予定通りに動いて、今日1日が充実した日だったと満足感を得るために、張り切って行動する事ができます。

だらだらと何となく1日を過ごすのではなく、目標を持って過ごすようにしましょう。



気持ち良く起きられる時間を見つける

 
理想的な睡眠時間は7時間程度と言われていますが、人により気持ち良く眠る事ができる時間は違います。

また寝る時間によって睡眠の質が変わってくるため、何時に寝て何時に起きた時に体の調子が良かったのか、自分が気持ち良く起きる事ができた時間を調べることも、寝すぎを防ぐ事に効果的です。

気持ち良く目覚めた時は、体の疲れが取れて心身が活動的になっているため、「もう少し寝たい」と思い寝床で横になっていても、目がさえて眠る事ができません。

横になっている事に苦痛を感じるため、寝すぎる事はありません。
 

意識を変える

 
寝る事に幸せを感じていると、寝すぎる傾向にあります。

1日は24時間しかありません。寝すぎている間に過ぎた時間は、二度と戻る事はありません。

1度しかない今日1日を、寝て過ごす事に「もったいない」と思う気持ちを持つ事が大切です。

人は、寝だめもできません。

今日10時間の睡眠を取っても、明日は寝ない訳にはいきません。

寝すぎた時間を、明日の睡眠時間に回す事もできません。

毎日適切な睡眠時間を取る必要があり「寝すぎで徳をする事はない」と意識改革が必要です。

『時は金なり』『早起きは3文の得』という、ことわざがあります。

寝すぎる事は、時間を無駄に使っている事と自覚し、時間を有効に活用するよう心掛けましょう。



寝過ぎてしまう原因

 

食生活や生活習慣の乱れ

 
朝起きて昼に行動をして夜眠るというのが人間の基本的なリズムですが、それが乱れてしまうと寝付きが悪くなってしまうだけではなく、逆に睡眠時間が長くなりすぎてしまうことがあります。

その原因が生活習慣や食生活が乱れてしまうことです。

たとえば眠る直前までスマホを手放せずにいると脳が興奮状態のまま疲れが取れず、睡眠が浅くなります。

そういったことを続けていると持たなくなった身体がある日長時間の睡眠を欲してしまうようになったり、食事は寝付く数時間前には終えておきたいものですが、直前まで何かを口にしていると消化器官が休まらないことから、やはり寝ても身体が休まらないということがあるのです。

寝ているつもりで眠れていなかったために、疲労が溜まりすぎるとリラックスして身体を休ませられる状況になったときに身体が長時間の休憩を取ろうとします。

その結果寝すぎてしまうことがあるのです。

規則正しく生活をし、寝る前の食事は控えて眠りに入りやすい状態を作るように心かげてください。
 

自律神経失調症の疑いもある

 
自律神経というのはその名が示すとおりに、本人の意思と関係がないところで身体の状態をコントロールするために働いている神経になります。

その自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれ身体を活性化させるためと休ませるために調整していますが、自律神経失調症はこのバランスが乱れてしまうことです。

症状として不眠や動悸、息切れ、イライラしたり落ち込みやすくなることなどが見られますが、朝起きられなくなったり半日以上眠りっぱなしになってしまうなど過剰な睡眠も挙げられますので、心配であれば一度病院で診察を受けてみてください。

自律神経を整えるのには、健康的な生活を意識することが第一です。

眠れなくても同じ時間に布団に入り、寝すぎないように眠くても毎朝も決まった時間に起きるなど工夫をしてください。



病気のサインの可能性

 
病気の自覚症状の一つとして過眠が表れることがあります。

身体のどこかに痛みがあったり違和感を覚える場合には気がつきやすい病ですが、ただ単に寝すぎてしまうというときには「疲れているのだろう」と軽く流してしまいがちです。

しかし、いくら寝ても身体がだるいままであったり一向にスッキリしない場合には、何かしらの病気が隠れている可能性が高くなります。

糖尿病などはインスリンが正常に作用しなくなることから、血糖値が不安定になり脳が栄養不足になってしまうことで強い眠気を感じやすくなります。

昨今多くなっている非定型うつ病などでも睡眠時間が異常に長くなるこがありますが、この場合は日が沈んでから異様な倦怠感と強烈な眠気に襲われやすいため、何かしら思い当たる場合には早めの対策を行うようにしてください。
 

加齢による睡眠の質の変化

 
一般的に加齢に伴って眠気を感じにくくなってきて、睡眠時間が短くなる傾向にあるとされていますが、しかし体力の衰えから疲労は感じやすくなりますので、短い眠りでは疲れが取りきれずに休日になるとつい寝すぎてしまうということも多いのです。

他にも、普段夜間に目が覚めやすくなってしまったり、睡眠自体の質が低下して浅くなってしまうことでどんなに寝ても眠気が取れないという症状も表れます。

つい日中うとうとしてしまうということが多くなり、少しの休憩のつもりが本眠りをしてしまった、という失敗も少なくありません。

これは老化による症状で、睡眠を促すメラトニンの分泌量に変化が表れてくるために眠りのバランスが悪くなってしまうからです。

夜にしっかりと適切な睡眠を取ることができなくなるため、昼間に眠気を覚えたり逆に寝すぎてしまうこともあります。
 

寝過ぎてしまう原因を見つけて休日はしっかり起きよう

 
いかがでしょうか。

寝すぎる事は時間を無駄にしているだけでなく、健康にも悪い影響を与えます。

寝すぎる事で、認知症のリスクが高くなり老化現象が早まります。

また、寝すぎると体の基礎代謝が低下し、太りやすくなります。寝すぎると良い事はありません。

つい、寝過ぎてしまう人はその原因を見つけて早めに改善するようにしましょう。

そして休日は寝過ぎてしまうことが非常に多くなるので、休日も平日同じように決まった時間にアラームを鳴らすなどしてしっかり起きて、適切な睡眠時間を心がけ、活動的に過ごしましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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