仕事が遅い人の特徴とその対処法10選

あなたの周りに仕事が遅い人はいるでしょうか。

そんな人と一緒に仕事をやらなければいけないと思うと毎日気が重いですし、イライラしてストレスがたまるものです。

できることならそのような人とは関わりたくないものですが、仕事となるとそういうわけにはいかないこともあるでしょう。

では、どのような人が仕事が遅い人だと言われてしまうのでしょうか。

そこで今回は仕事が遅い人の特徴とその対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。



仕事が遅い人の特徴

仕事の工程が見えていない

仕事が遅い人の最たる特徴は、その仕事にかかる時間や労力を見きわめたり、想定することができない人であることが多いです。

例えば資料などの作成においては、情報の収集、データの裏付け、それから資料の草稿を作り、内容を吟味するなどのいくつかの工程にわかれます。

この時にそれぞれの作業にどのくらいの時間が掛かるか、あるいは労力が必要か計算し、進行プランを立てて効率よく進めていかなければなりません。

しかし、この見積が甘い人は想定外のトラブルが発生したり、作業自体に無理が生じたときに、非常に手間と時間が掛かってしまい、結果として、仕事の遅れに繋がっている場合があります。

仕事を後回しにするくせがあるのが仕事が遅い人

日常的にさまざまな仕事を抱えていると、簡単と思われる仕事や重要度の低い仕事を後回しにすることがあります。

しかし、手間や面倒を考えてこうしたささいな仕事を後回しにする人は、だいたい仕事が遅いです。

その原因は、きちんと仕事の内容が把握できていなかったり、後回しにした仕事まで辿り着くのに時間が掛かるためです。

また、こちらもそれほど時間が掛かる作業を依頼しているつもりもないので、後回しになった結果、実際は期限内であっても、納期が遅いと感じてしまうこともあります。



仕事が遅い人はアウトプットが苦手

このパターンは、資料やプレゼン作成などで多く見られます。

非常にまじめでしっかりと仕事をしてくれるのは確かですが、

集めた情報が多すぎたり、それをまとめたりするのに時間が掛かるタイプです。

一言で言えば効率が悪いということになりますが、よく観察するとインプットが得意だけれども、それを整理してまとめる作業が苦手な人が多いです。

作成物はいつもしっかりとしているのですが、中には情報の取捨選択が苦手なタイプもいて、机の上や鞄の中を書類でいっぱいにしている特徴があります。

「まじめなんだけどな・・・」と感じる部下が入れば、このタイプであることが多いのではないでしょうか。

仕事が遅い人は何事にもマイペースで周りを気にしない

会食時のマナーの基本は周りの人と食べるペースを合わせることです。

しかし、マイペースの人はそんな周りの雰囲気を気にせず、すごく早く食べ終わってみたり、逆にみんな食べ終わっているのにまだ一人だけ食べていたりして周囲の人を困惑させます。

その行動パターンは仕事ぶりにも反映されます。

作業が遅れていてもそのことに気付かず、あくまでマイペース。

その結果、職場の同僚にも迷惑を掛けることになるのですが、本人にはそんな自覚がないので悪びれたところがありません。

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仕事が遅い人はまじめで自分に厳しい

まじめな人ほと細部まで気にします。

そして自分に厳しい人ほど完璧を目指す。

このこと自体は決して悪いことではありませんが、時としてその性格が仕事が遅いことに繋がります。

仕事の速い人の考えることは、いかに楽に効率よく仕事をこなすかなのですが、性格がまじめな人ほど色々考えすぎて手が止まります。

そこまで気にしなくていいような所が気になり、完璧を目指して時間をかけてしまうのです。

本人は真剣に仕事に取り組んでいるつもりなのですが、周囲の人から見ればそんな光景は手間取っているとしか見えないのです。

整理整頓がへた

机の上に書類が積みあがっていると、何がどこにあるのか解りません。

ですから、急に上司から資料の提出を求められても、ガザガザ探すのに時間がかかるのです。

更には、自分の仕事を始めようにもなかなかペンが見つかりません。

このように整理整頓がへたな人は仕事をするより探す時間の方が長くなり仕事が遅くなります。

また、自分の頭の中の整理整頓も苦手です。

煩雑に情報が溜まり動きが重くなったパソコンに似ていますが、仕事に対する情報はたくさん入っているのに頭の中がごちゃごちゃになって
必要な情報を引き出すのに時間がかかるのです。

整理整頓は仕事の効率化を図るために必要不可欠な要素。

ですから、整理整頓がへたな人はいつも時間に追われて忙しそうにしている人が多いですね。



仕事が遅い人への対処法

進捗状況を報告してもらう

仕事が遅い人に仕事を頼む時には、マメに進捗状況をチェックする必要があります。

仕事の進み方が遅いと期限に間に合わなくなってしまったり、次の仕事を依頼できないといった問題が起こるからです。

まず仕事を依頼する際に、進捗状況を報告してもらうようにしっかり伝えておきましょう。

原則としては本人からの報告を待ちたいところですがその報告自体が遅れる可能性もありますので、場合によっては時々それとなくチェックすることも必要かも知れません。

ただし、本人のプライドを傷付けないよう、さりげないチェックが大切です。

様子を観て大丈夫そうであれば、少し距離を置いて見守りましょう。

報告された進捗状況によって、その仕事をそのまま引き続き任せて大丈夫なのか、他の人にシェアしなくてはいけない状況なのかを判断することができます。

期限ギリギリになってから間に合わないということになっては、仕事が遅い本人だけでなく周囲の同僚にも影響してしまいます。



仕事が遅れることの影響を理解してもらう

仕事の進捗状況をチェックすることの必要性を理解してもらうことも大切です。

その仕事が遅れてしまうことでどんな影響があるかということを理解しておいてもらいましょう。

期限のある仕事であれば、その仕事の仕上げ段階でさらに良いものになるように時間をかける余裕が無くなり完成度の低い仕上がりになってしまうこと、担当内での信頼関係にヒビが入ってしまうこと、最終的には対外的な信頼までもが崩れてしまうことなどを伝えましょう。

また、特に期限が無い仕事であっても、なかなか仕事が進まないことで新しい仕事を与えられる機会やステップアップするチャンスを逃してしまうといったことを伝えても良いでしょう。

仕事が遅い人は仕事をしていると目先のことだけに集中してしまいがちです。

今、どういう状況にあるのかを意識しながら仕事をしてもらうことが必要です。

その仕事をよく理解してもらう

その仕事を依頼する際に、その仕事の内容や意味合い、方向性についてよく理解してもらいましょう。

説明の時には、今後必要になるデータやスキルについても併せて伝えておくと後々スムーズになります。

一対一で説明する時間が無いようであれば、関係資料を渡して目を通してもらい不明な点は質問をしてもらいます。

しかし、ここだけは外せないといったポイントについてだけは、しっかりと相互に確認が必要です。

仕事が遅い人は仕事への理解が不足しているために、仕事の途中で悩んで立ち止まってしまったり、見当違いな方向へ進んで途中でまた最初からやり直しといったことが起こりがちです。

途中で悩んでしまった時にはすぐに相談してもらう、といった声掛けも大切になります。

相談しにきた時は快く受け入れることで次回からも気軽に相談できる雰囲気を作ることができ、仕事の遅延防止の一助になります。



常に優先順位を考えてもらう

仕事が遅い人には常に優先順位を考えながら仕事をしてもらいましょう。

優先すべき仕事があるにもかかわらず他の仕事を安請け合いしてしまったり、期限に着目せずに自分のやりたい仕事を優先してやり始めてしまうといったことが原因で仕事を遅くしてしまっている可能性もあります。

できない仕事を安請け合いしない、ということも理解してもらうことも大切です。

断りきれないケースがあれば上司に相談することになるでしょう。

社会人にとって優先順位を考えることは基本ですが、仕事が遅い人であれば特に重要なこととして認識してもらうことが必要です。

また、今何を優先すれば良いのか、自分で判断できずに悩んだ時には周りの人や上司に確認するように促しましょう。

優先順位が同等の仕事が複数あれば、それは上司が調整する必要も出てくるからです。

仕事が遅い人にイライラしても意味がない

いかがでしょうか。

今回は仕事が遅い人の特徴をいくつかご紹介しましたが、

このような人は職場に一人ぐらいはいるものですよね。

そして、そんな人と付き合わなければいけないときは、その仕事の遅さにイライラしてしまうことがよくあります。

イライラするとあなたの仕事の効率も悪くなりますし、

相手のペースに巻き込まれてしまうので、良いことは何一つありません。

なので、あなたのペースを保ち、仕事が遅い人とは早めに線引きするようにしましょう。

もしくは、その人に適した仕事をお願いするようにするとより効果的です。

これは相手が上司でも効果的です。

ストレートに遅いです!なんいうと角が立ちますので、

自分がやります!任せてください!といった言い方をして、仕事が遅い人にはあまり重要でない仕事が回るように工夫しましょう。

そうすると自分の負担が増えると思うかもしれませんね。

仕事がどんどん回り始めるため、結果的には負担が軽くなることが一般的ですので、ぜひトライしてみましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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