ストレス耐性を高める方法9つ
あなたはストレス耐性が高い人間でしょうか、それとも低い人間でしょうか。
ストレスは体調不良を引き起こしますし、何より気分を落ち込ませたりします。
そのストレスに対して耐性を高める方法とは、一体どういうものがあるでしょうか。
そこで今回はストレス耐性を高める方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ストレス耐性を高める方法
ストレス耐性を強化するにはストレスの原因から逃げない
ストレス耐性を高めるために、一番大切なのは、そのストレスの原因となっていることから逃げないということです。
たとえば、上司との折り合いが悪く、それがストレスになっているとしましょう。
ストレス耐性の低い人は「なるべく上司と顔を合わせないようにしよう」と考えます。
しかし、同じ職場で仕事をする上司と部下という関係である以上、仕事上でどうしてもコミュニケーションを取らなければならないことが出てくるでしょう。
そうすると、上司とコミュニケーションを取ることがさらに苦痛になり、いっそう大きなストレスを感じてしまうのです。
ですから、ストレスのもとが上司であるなら、上司と積極的に向き合って、関係改善に努めるようにすべきなのです。
逃げようとしても逃げ切れない関係であるのですから、自分からその関係と向き合うしか、ストレス耐性を高める方法はありません。
仕事そのものがストレスの原因なら、一度仕事と正面から向き合い、「自分にとって仕事とは?」と自問することをおすすめします。
ストレス耐性が低い人はその日のうちに気分転換
仕事や家庭で嫌なことがあり、それをストレスと感じたら、できるだけ早く気分転換する必要があります。
少なくてもその日のうちに、心の中の処理をする。これを習慣づければ、しだいにストレス耐性は高くなります。
翌日に持ち越さないことがポイント。翌日はまた新たなストレスが生じるかもしれません。前日のストレスが残っていると、その上に新たなストレスが重なり、蓄積していきます。
そうなると、容易にストレス解消ができなくなってしまうのです。
ストレスが原因で体調を崩す人は、つまり気分転換できないまま、ストレスを溜め続けていたというわけです。
ストレス耐性が低い原因は休日に打ち込める趣味がないから
そうはいっても、日々のストレスをその日のうちにすべてきれいに片付けることは、実際にはなかなかできません。どうしてもある程度「ストレスの残りかす」は溜まってしまいます。
それを解消するのに最適なのが、休日の趣味です。
体を動かすことでも、家ですることでもかまいません。とにかく没頭できる趣味を持つことが大切です。
それをやっている間は、ほかのことは一切考えないような、熱中する時間を持ことによって、「ストレスの残りかす」はいつのまにか一掃されているにちがいありません。
客観的に物事を見る
ストレス耐性を高める方法の一つとして、ストレスがかかってくる物事を、客観的に見るという事が効果的です。
例えば仕事の失敗をしてストレスがかかっているのなラ、その結果を冷静に判断して、どう頑張れば取り返せるのか、どのような方法があるかという事を考えます。
それによってするべき事が見えてきて、落ち込んでいるような余計な時間がなくなります。
ストレスを感じている時は、その原因を客観的に物事を判断しましょう。そうする事で、落ち込んでいても仕方がないと思え、やるべき事が浮かんでくるでしょう。
ストレスを正直に受け止める
ストレスを感じている時、無理に感じないふりをするのはかえって辛いものです。
例えば努力しても状況が変わらないような場合、心で感じているストレスを、辛い事は辛いと正直に受け止める事が大切です。
職場でどうしても気が合わない人がいて、それによってストレスがかかっていても、だからと言って状況は変わらないかもしれません。
そういう時に自分の心に正直に、辛いものは辛いのだ、と思うのも大切です。
たとえ自覚して受け止めても、状況は変わらないかもしれません。しかし、辛いと感じている自分の心を受け止めてあげるだけで、気持ちが楽になる事もあるのです。
ストレスは無理に誤魔化すよりも正直に受け止めたほうが、ストレスに対する体制を高める事ができるのです。
体調を整える
ストレスを感じてしまう時、体調があまりよくない場合は、ことさらストレスが負担になります。
普段健康な時ならそれほど気にならない程度のストレスでも、体調がよくないと、そのストレスをダイレクト荷重にに受け止めてしまうのです。
そうならないためには、体調管理に気をつけましょう。
日々の生活で、早寝早起きを取り入れたり、食生活を整えたりするだけで、体が健康になりストレス耐性を高める事になります。
また、睡眠不足はストレスを感じやすい状態を作り出しますので、睡眠をしっかりとるようにこころがけましょう。
コントロールできることとできないことをわけて考える
ストレス耐性を高める方法はコントロールできることとできないことをわけて考えることです。
天気や他人はコントロールできません。雨にイライラしても天気を変えることはできなかったり、彼氏が言う事を聞かないをイライラしたところで、彼の行動は変わらないという状況は日常よくあります。
だったらコントロールできないことについては、自分の感情をいれないようにすれば、その分イライラすることが減るので、その結果ストレス耐性を高めることができます。
完璧主義をやめる
ストレス耐性を高める方法は完璧主義を辞めることです。
完璧さを求めると、とことんできていないことにイライラしてきます。
結構いいことができていたとしても、できていないことに着目してしまうので、楽しくないことばかり気になってしまって、ストレスが溜まる一方となってきます。
それが完璧主義を辞めて、ハードルを下げていくとイライラしなくなります。
低い目標でもそれを越えてさらにいいものになってくると、120%、150%という感じで結果を積み上げていくと達成感があって、ストレスは全然感じなくなってきます。
完璧主義をやめることで、できていることにどんどん着目するようになってくるので、色々なできごとの良いことや楽しい方に着目してくるので、ストレスが溜まらずに、その結果ストレス耐性を高めることができます。
自分の意見を言えるようにする
ストレス耐性を高める方法は自分の意見を言えるようにすることです。
自分の意見を言えない人はストレスが溜まりやすい傾向にあります。
これは嫌だな、やりたくないということをドンドンと溜め込んでしまって、
その結果ストレスを抱えます。
自分が意見が言えないということが得意とか不得意ではなくて、
自分の意見が言えるようになればストレスが減るという考え方にシフトすれば、
ストレスが減ってくるので、その結果ストレス耐性を高めることができるようになってきます。
ストレス耐性がない人の特徴
ストレス対象を避ける傾向にある
ストレス耐性のない人は、自身がストレスだと感じる対象をできる限り避けようとする傾向にあります。
例えば苦手な人がいたら、その相手とコミュニケーションを取ることを避けたり、嫌な仕事や勉強を先延ばしにするといったことです。
これが避けたり先延ばしにすることでずっと関わらずに済むのならそれでも良いのですが、苦手な相手が職場の人だったりすればいつまでも避けているというわけにもいきません。
そして仕方なく嫌々ながらもコミュニケーションを取れば、今度は苦手意識を持ったまま相手と接することになります。
そのことがまたストレスになり、どこまで行っても苦手意識を克服することができないという悪循環に陥ってしまうのです。
ですからストレス耐性のない人は、苦手なものに真っ向から立ち向かい克服することをしない人と言い換えることもできるでしょう。
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自己への評価が低めである
人というのは多かれ少なかれ何かしらのストレスを感じているものです。
ただそれをうまく発散できていればなんの問題もないのですが、ストレス耐性のない人はそのストレスをずっと内側に溜め込んでしまう傾向にあります。
なぜかというとそれは自己評価が低いからで、どのようなことに対しても自分のせいにしてしまうことがよくあるのです。
さらに自分に自信がなくマイナス思考なので、ちょっとしたミスやつまずきをいつまでも引きずってしまい、ストレス発散どころかうまく気分転換をすることもままならないのがストレス耐性のない人の特徴であると言えます。
こうした人が何かミスをした場合、反省してそれを次に活かそうとするのではなく、ただ後悔をしてばかりいます。
ですからいつまで経っても先へ進めず、その場で足踏みをしてしまうことになるのです。
周囲に合わせてばかりいる
ストレス耐性のない人は、常に周りに自分を合わせる傾向にあります。
このことから自分のペースを保つことができなくなり、結果としてストレスを感じてしまうのです。
一般的にマイペースな性格だと言われる人は、ストレスをそれほど溜め込むことはありません。
それは自分の価値観や感情に従って行動ができているからで、周りに惑わされるということがないのです。
ですから他人のペースに合わせることでしか行動のできない人は、自分を抑えているということになり、それがストレスとなるわけです。
またストレス耐性のない人は、周りと自分を比較してはできない自分を責めるということをしがちです。
このように人は人、自分は自分だという考え方ができないマイナス思考な考え方の持ち主なのも、ストレス耐性のない人に見られる特徴なのです。
落としどころを知らない
ストレス耐性のない人というのは、物事が思い通りにいかなかったり思うように結果が出なかった時に、いつまでもそれを引きずる傾向にあります。
ストレス耐性のある人はたとえ思い通りに事が運ばなくても、どこかで「まぁ、良いか」と踏ん切りをつけることができるのですが、ストレス耐性のない人は気持ちの踏ん切りをつけることができないのです。
これがいわゆる落としどころを知らないということなのです。
ですが思い通りにならなかったりうまくいかないからといって、それがすべて本人のせいだとは限りませんよね。
たまたま運やタイミングが悪かっただけの場合もありますし、偶然不運が重なっただけのことかもしれません。
しかしストレス耐性がない人は結果がでなかったという事実だけに落ち込み、その結果ストレスを自分の内側に溜め込んでしまうのです。
ストレス耐性が低い原因
減点方式で自己評価してしまう性格
ストレスと抱えやすいのは真面目で几帳面なタイプに多いと言われています。
なんでも正面から真っ直ぐに受け止め、与えられた仕事は完璧にこなそうと努力を欠かしませんが、現実にはいつもそう何でもうまく行くとは限らないものです。
ミスをしてしまうことや、やらなければならない事の期限に間に合いそうにないときなどもあるでしょうが、そうしたときに「仕方がない」「こんなときもある」と思うことができずに「自分は本当に役立たずだ」「他人に迷惑をかけてしまうのが不甲斐ない」と自分を責めてしまいがちになるのがストレス耐性が低くなってしまう原因です。
自分を減点方式で評価してしまいがちで、いつもマイナスをつけては自己嫌悪に陥ってしまいます。
こうした性格の人は一度落ち込むとその期間も長いので、どんどん心を閉じていってしまい心身ともに影響が出てきてしまうのが厄介です。
他人のペースにばかり合わせて行動する
マイペースな人は基本的にストレスを抱えづらいのですが、その逆にいつも他人の動向ばかりを気にして誰かのペースに合わせることでしか行動を起こせないタイプは、ストレスを感じやすく耐性も低くなってしまいます。
自分の意思を二の次にしてしまうことで、どこかしら我慢を強いられることになるからです。
大勢の意見に合わせて行動をすることが和を乱さずに済む最善の策だと思い込みやすく、他人と違うことがなかなかできないのも日本人にはよくある考えですし、マイペースはマイナスの意味でも使われやすい言葉でもあるためにそう評価されてしまうことを恐れて行動を抑制している人は少なくありません。
しかし、いつも自分のやりたいことを押さえ込んで行動をしていると知らず知らずにストレスも鬱憤も溜まっていってしまいます。
ある日突然それが爆発してしまし、他人に当り散らしてしまうという人も珍しくありません。
気分転換で発散させるのが下手
ストレスを溜め込んでおける容器の大きさは人それぞれですが、誰しもがそこから嫌なことが溢れてこないように発散をすることで上手に付き合っているものです。
そんなストレス耐性を低くしてしまう原因の一つとして、容器の中のストレス量を減らす努力が下手なタイプであることが挙げられます。
いつもストレスの容量ギリギリでいつオーバーしてもおかしくない状態で過ごしていますので、ちょっとしたことで零れ出して精神的にも肉体的にも悪いほうに影響が出てきてしまいやすいのです。
他人に愚痴を吐いたり、休みの日にストレスの対象から離れて思いっきり身体を動かして嫌なことを忘れたり、そうしたことができずに一人で抱え込んで悪い感情を育ててしまいます。
何もかもを忘れて熱中できる趣味などを持っていないタイプに多い傾向です。
ストレスの対象から目を背けてばかりいる
嫌なことがあれば、そこから逃げるのは一つの防衛手段ではあります。
しかし、ストレスに関してはその対象から逃げてばかりいると解消には繋げられず、また新たなストレスの原因を作ってしまうだけという悪循環に陥ってしまうのです。
ストレス耐性の低い人はすぐに逃げ腰になり、ストレス対象から目を背けて見なかったことにしようとします。
少しでも克服しようという意識を持つことができれば根本的な解決に向けて努力することができるのですが、「怖い」「嫌だ」「関わりたくない」という気持ちばかりを優先して、逃げた先でまた大きな自己嫌悪を抱えてそれがまたストレスになってしまうのです。
結局逃げているつもりで見ていないだけ、受け止める勇気もなくストレスを取り除くための努力もできない、そうしたタイプは自ら追い込んでストレス耐性を下げていってしまいます。
ストレス耐性とはいくらでも高めることができる
いかがでしょうか。
今回は、ストレス耐性を高める方法について、お伝えしました。
ちょっとした取り組みで、
ストレス耐性というのはいくらでも高める事ができます。
できるだけストレスに対する耐性を高めて、
毎日を快適に過ごせるようにしていきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。