特別扱いされる人の特徴と心理とは?特別扱いする心理もご紹介!
あなたは職場などで特別扱いされているでしょうか。
多くの人は特別扱いをされたいと思っています。
ただし、露骨なものではなく、さりげないものですが。
では特別扱いされる人とそうでない人とでは一体何が違うのか。
また、どんな心理が隠されているのか。
そこで今回は特別扱いされる人の特徴と特別扱いされたい心理についてご紹介していきます。
特別扱いされる人の特徴
特別扱いされる人の特徴
周囲の人から特別扱いされる人の多くは、ふつうの人にはない強いプラスのオーラを持っています。
そのオーラは、自分で意識して身につけたものではなく、生まれや育ちによって自然に身についたものと言っていいでしょう。
つまり、人から特別扱いされる人には「育ちがいい」という特徴があるのです。
育ちのいい人の共通点は、自然ににじみ出る品を持っていることです。
人間の品とか格とかいうものは、大人になってから努力して手に入れるものではありません。
もちろん、年齢を重ねることによって、人間的に洗練され、品を身に着けるということがないわけではありませんが、多くの場合、そうした品や格は子どものころの育ち方によって、自然に備わるものと考えていいでしょう。
良い家柄に生まれたとか、親が品のある人がらで、子どもにも品良く接した場合、人間は無意識のうちに品を身に着け、それがオーラとなって人を魅了するようになるものなのです。
と言って、何も大金持ちの家に生まれる必要はありません。
経済的には特別裕福でなくても、親が品を持っている人で、上品な育て方をした場合、その子どもは品を具え、プラスのオーラを放つことができるのです。
そうしたオーラを感じた周囲の人は、品のある人を無意識のうちに特別扱いしてしまうと考えていいでしょう。
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容姿の美しさが際立っている
外見が美しいというのも、特別扱いされる人の特徴と言っていいでしょう。
男性でも女性でも、容姿の悪い人よりも容姿の良い人の方が、人に好印象を与えやすい傾向がありますが、普通レベルの美しさでは、周囲から特別扱いされることはまずありません。
そこそこのイケメンや、まずまずの美人は、人から「けっこうかっこいいね」とか「ちょっとした美人だよね」という評価をされることはあっても、人と違う扱いをされることはないでしょう。
特別扱いされるのは、容姿の美しさが際立っている人です。
イケメン俳優や美人女優、一流モデルにも負けないレベルの美しさを持っている人は、その美しさで人の心をひきつけます。
異性は言うまでもありませんが、際立った美しさをもっている人は、同性からも羨望の目で見られ、あこがれの対象になるに違いありません。
人間は、自分が憧れている人に対しては、そうでない人とはちがう扱いを自然にするものです。
また、容姿が際立って美しい人は、同性から妬まれることもありません。
そこそこ美しい人は同性から嫉妬されることもありますが、際立って美しい人は同性にライバル意識を持たせないのです。
そのため、特別扱いされやすいと考えていいでしょう。
強いリーダーシップがある
特別扱いされる人にはカリスマ性があるケースが少なくありません。
そして、多くの場合、そのカリスマ性は強いリーダーシップから生まれるものです。
たとえば、あるグループの中に、強いリーダーシップを持っていて、グループ内のメンバーをまとめたり、一つの方向に引っ張っていくタイプの人がいるとしましょう。
そういう人がいると、ほかのメンバーはその人を頼りにし、その人に従って行動するようになるに違いありません。
特にリーダーという肩書は持たなくても、みんながその人に一目置き、特別扱いするようになるのです。
そこには、リーダーシップのある人をリスペクトするという心理があると考えていいでしょう。
多くの人を一つにまとめたり、進むべき道を定めたり、実際にその道にメンバーを引っ張っていくということは、誰にでもできるものではありません。
ふつうの人は、ですからそういう人に対して尊敬の念を抱くようになるのです。
人間、自分がリスペクトする人に対しては、ほかの人とは違う扱いをするものでしょう。
つまり、強いリーダーシップを発揮できる人は、周囲の人から尊敬されるため、誰もが納得して特別扱いするようになるというわけです。
特別扱いする心理
自分に正直すぎる
特定の相手を特別扱いする人というのは、自分に正直すぎる人とも言えます。
誰だって人の好き嫌いはありますし、好感を持っている相手のことは特別扱いしたくなるもの。
しかし、個人的な好みによるえこひいきというのは、他の人の反感を買い集団の空気を悪くします。
それをわかっているので、常識を持ち合わせた大人なら、あからさまに特定の誰かを特別扱いするということはあまりありません。
しかし、自分に正直で万人に対して平等に接することのできないという人、自分のやりたいことを押し通すためなら他の人からはどう思われても構わないという人は、抵抗感なく特別扱いができるのです。
それによって他の人たちの間で不信感や不満が生まれようが、反感を買おうが知ったことではありません。
「素直に自分が良くしたいと思う人に対して良くして何が悪いの?」とすら思っていますし、それに対して目くじらを立てる方がが厄介な人物だとも捉えています。
この人のことは好きだから仲良くする、この人のことはなんとなく好きになれないから仲良くしない、という子どものお友達付き合いから脱却できないままなのです。
自分さえよければそれでいい
特定の相手を特別扱いする人というのは、自分さえよければそれでいいという身勝手なエゴによって行動を起こしています。
自分が特別扱いをすることによって他の人が不利益を被ろうが、そのせいで特別扱いをした相手が居心地を悪くしようがまったく心を痛めません。
さらには自分が好感を持っている相手や思い入れのある相手をえこひいきすることによって、その相手の価値を高めることができます。
そうすることで、「価値の高い相手を絶賛している自分」の価値も高めることができるというサイクルが生まれます。
つまりは気に入った相手のためを思っての行動ですらなくて、ただ間接的に自尊心を満たしているに過ぎないのです。
だから自分が特別扱いをすることによって相手が受ける悪影響なんてお構いなし。
むしろ、自分のえこひいきによってその相手が困ったことになったり孤立したりしてしまうことにすら喜びを覚えます。
自分の行いによって追い詰められた相手は、特別扱いしてくれる自分に依存するしかなくなるからです。
特別扱いの裏には、残酷なくらいに利己的な心理が秘められているということですね。
集団をコントロールしたい
特別扱いをする人というのは、それをできるだけの決定権や権力を持っています。
それを自分の好き嫌いで乱用する行為の裏には集団を自分の思い通りにコントロールしたいという心理が隠されています。
誰か一人を特別扱いすれば、それをうらやましく思った他の人が、自分も気に入られようと取り入ったり媚を売ったりします。
それによって権力を持っている当の本人は、好きな人だけを思う存分えこひいきできるうえにおいしい思いをすることができます。
賄賂をもらえる見返りに便宜を図るのと似たようなものですね。
誰かがそういうことを始めれば、他の人たちも対抗するなり不満を募らせるなりして関係を悪化させ、お互いに疑念を向け合うことになってしまいます。
それによって権力者に集団で逆らえるだけの結束力を失い、ますます権力者は力を強めていくのです。
このように、自分の権力を最大限に活用して集団をコントロールしようというのが特定の誰かを特別扱いすることの狙いです。
それを意図的にやっている場合もありますし、たまたま好き勝手に権力を行使していたらそんな状況が生まれていたということもありますが、どちらにせよ不当な行いで圧倒的な力関係が構築されていくという結果は変わりません。
特別扱いされたい心理
周りの人達から必要とされる存在になりたい
強いコンプレックスを持っており、自分で自分の価値を見出すことができない人ほど、周りにいる人達から求められる存在に強い憧れを抱くようになります。
社会生活を送る上において、人との関わりは決して避けることができませんし、その中で自分がいてもいなくてもいい存在であることを知らしめられれば、ますます自信を失っていってしまうことになるのです。
孤独を抱えており、自分で愛される要素を見つけることができないからこそ、余計に必要とされたいという欲求を強めていくことになります。
だからこそ、自分では認められない価値を、特別扱いされることで確認していきたいと思うようになるのです。
周囲の人達よりも大切にされることで、自分はいらない存在ではないと自覚することができますし、ネガティブで落ち込みやすい性質だからこそちやほやされて心の平穏を保っていたいと思うようになります。
自信がないのに、自分に特別扱いされる要素があると考えられるところに矛盾が生じますが、自分では気づかない価値を周りの人が見つけて欲しいという甘えもそこにはあるのです。
自分を中心に物事を動かしたい
自分こそが正しく、自分の思う通りに物事を動かしていきたい、自己中心的な考えを持っている人ほど特別扱いをされたがります。
自分が周囲に人達にとって欠すことができない存在であることを確信していて、いい扱いを受けて当然だと考えているのです。
他者に配慮をすることができず、どんな場面においても自分の考えの中で行動を起こしている王様なので、自分が求める答えをくれる人、自分の言うことを素直に聞いてくれる人のことはとても好きですが、その逆に逆らったり意見をしてくる人がいるととても機嫌を悪くしてしまいます。
注目を浴びつつ、人を従わせることに快感を覚えるタイプで、とにかく何をするにも自分の気持ちを優先して欲しい、そして褒めてほしいと思っているのです。
自分に過剰に自信がありすぎて、周りの人達と平等に扱われることに不満を覚えますし、こうした人は自分を特別扱いすべきと遠慮なく要求してくるのも特徴です。
地位の高い人、ワンマンタイプの経営者などに多く見られますが、悪く言えば調子に乗っており、実直が伴っていないことも少なくありません。
刺激が足りなくて退屈している
毎日同じようなことの繰り返し、ルーティンワークをこなして何事もなく平穏に過ごしている、大きなトラブルがないことは幸せなことではありますが、刺激がなさ過ぎるのも退屈してしまいます。
だからこそ、何か変わったことが起こってほしいと思う気持ちが強くなりますし、退屈が吹き飛ぶような嬉しい気持ちや楽しい気持ちになりたいと思うようになるものです。
かといって、インパクトのある出来事というのはそうあるようなものでもありませんから、せめて身近な人から周囲の人達とは違う特別な扱いを受けて、気持ちを明るくしたいと思っています。
たとえば可愛いと褒められて優しくされたり、誰にも内緒の特別なプレゼントされたり、いい仕事をした後に上司が食事を驕ってくれた、そんな些細なことで構わないのです。
何事もないからこそ、そんな特別の中で変化を求めています。
そんな特別も滅多にないことだからこそ、今度はいつ特別扱いをされるだろうかと日常の中で楽しみにすることができますし、ひょっとしたら自分を好きになり、恒常的に特別扱いをしてくれる人にも出会えるかもしれません。
退屈だからこそ、想像に胸躍らせているのです。
自尊心を満足させたい
特別扱いされたいと思う人には、「自尊心を満足させたい」という心理があります。
自分だけ特別扱いされれば、多くの人は良い気分になるものでしょう。
中には「ほかの人と違う扱いをされるのはイヤ」と感じる人もいますが、うれしい気持ちになる人の方が多いに違いありません。
それは、人と違う特別な扱いをされると、人間は自尊心を満足させられるからです。
特にプライドが高い人でなくても、人間は誰しも自尊心を持っています。
自分を尊いもの、価値あるものと思う心理ですが、人から特別な扱いをされれば、「自分は、人から価値ある人間として認められた」という認識を持てるにちがいありません。
自尊心というものは、このように人から高い評価をされることによって満足させられるものと考えていいでしょう。
いくら自分で自分のことを尊く価値があると思い、高いプライドを持っていても、人からの評価が低ければ、自尊心を満足させることはできないのです。
人から特別扱いされたいと思っている人は、そのことによって人から高い評価を得ていることを確認したいと思っているわけです。
他者からの評価によって、自尊心を満足させたいと思っているのが、特別扱いされたい人の心理ということになるでしょう。
優越感に浸りたい
人から特別扱いされている人を見ると、多くの人はうらやましいと感じるに違いありません。
自分よりも優遇されている人に嫉妬を覚えるわけですが、嫉妬する人と嫉妬される人とでは、心理的に後者の方が優位に立っていると考えていいでしょう。
羨望のまなざしで人を見る場合、人間は無意識のうちに自分を相手よりも下位に置いています。
自分の方が下の位置にいて、相手を下から仰ぎ見るような状態になっているのが、嫉妬や羨望という心理なのです。
ですから、逆に、人から嫉妬されたり羨望のまなざしで見られていることを自覚した人は、相手よりも自分の方が上位に立ってるという自覚を持つに違いありません。
つまり、人から特別扱いをされると、他の人に対する自分の優位性を認識することができるのです。
そのような認識を持ちたいという心理から、人から特別扱いされたいと思う人も少なくありません。
人間は、つい人と自分を比べ、優位性を競おうとするものですが、その意識が強く、自分が優位な立場に立って、人より勝っていることを確かめたいという心理から、人から特別扱いされたいと思うケースが少なくないのです。
人よりも得をしたい
人から特別な扱いをされるというのは、何らかの形で利益を得ていると考えていいでしょう。
たとえば、飲食店に入った時、特別扱いをされて、店の最高の個室に案内され、特別なサービスをされたとしましょう。
ふつうの人は利用できないような席を利用でき、しかも特別なサービスを受けるのですから、これはその人にとって明らかに得なことです。
人間は自分の損得を考えて行動することが少なくありません。
また、人から自分の利益になるようなことをしたもらいたいと思うのも、自然な人間心理と言っていいでしょう。
特別扱いされたいと思っている人は、つまり、そのことによって自分がより多くの利益を得たい、得をしたいという心理を持っているのです。
逆に自分以外の人が特別扱いされているのを見ると、「許せない」と感じるわけですが、それは、人が得をして、自分が得をしていないことが許せないという心理にほかなりません。
人が特別扱いされていると、なんだか自分が損をしたような気持になってしまうのです。
ものごとを自分にとっての損得勘定で考え、得をしたい、損をするのは許せないと思っているのが、人から特別扱いされたいと思っている人の心理ということになるでしょう。
特別扱いされたい人のポイント
いかがでしょうか。
特別扱いされる人には2つのパターンに分けられます。
1つは、容姿やスキルなどで特別扱いされるパターン。
もう1つは、その人自身ではなく、その人の人間関係が影響しているパターンです。
あなたが特別扱いされたいのであればどちらかにフォーカスするのがいいでしょう。
手っ取り早いのは職場などで結果を早々に出すことです。
容姿を良くするには限界もありますし、人それぞれ好みがあります。
人脈も最初から持っていない人にとってはなかなか難しいハードルでしょう。
その点、仕事などで成果を上げるのは本人の努力次第でどうにでもなります。
すごい人を参考にしてみたり、自分なりにいろいろと創意工夫するなど、他の人がやらないことをやればそれが差別化になり成果に繋がります。
自ずと特別扱いもされるようになるでしょう。
多くの人は何も努力せずに特別扱いされようとしますが、それはありえない話です。
きちんと現実と向き合い、理想の自分の姿となれるように日々研鑽していきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。