指示待ち人間の特徴8つ
あなたの周りに指示待ち人間はいるでしょうか。
自発的には行動せず、言われたことだけをやるというタイプの人は指示待ち人間です。
「言われなかったから、やりませんでした」というのが口ぐせでもあるでしょう。
このような人が職場にいると、意見の違いから、イライラしてしまうことも少なくありません。
しかし、もしかしたらそれはあなたにも非があるかもしれません。
そこで今回は、指示待ち人間の特徴についてご紹介していきますので、彼らに対して理解を深めてみてはいかがでしょうか。
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指示待ち人間の特徴
自分の頭で考えることが苦手な人
手順通りの仕事しかしたことない人は、指示待ち人間になります。
朝、会社に来てからお茶をゆっくり飲み、パソコンを開いて受信メールを見て、仕事にとりかかります。
メールで急ぎの仕事が無い場合は何から始めていいのかわからないらしく、周りの人や上司にお伺いにいきます。
事務系の人ですと、ルーチンワークである程度の仕事量があり優先順位を決められますが、考えることが苦手な人はぼけっとしていることが多いです。
催促されたり、指示された仕事をこなしているときは集中していますが、完了すると何をしたらよいのかわからないので、パソコン画面をみて暇をつぶしています。
マニュアル通りにしか仕事の経験を積んでいないので、考えることが少なくなり、いわれた通りの仕事しかできなくなる人が指示待ち人間になっていきます。
決断できない人
仕事はするのですが、決断できないので常に指示を仰ぐ人がいます。
資料を作成する仕事はこなすのですが、参照する資料をどこに載せたらよいのか、何ページ書けばよいのか自分の意志できめてから相談にいけばよいのですが、最初から指示されないといつまでたっても終わらずに時間ばかりかかるタイプのひとがいます。
掃除のときにも意欲はあるのですが、どこを掃除したらよいのかわからないのかみんなの意見をもとめてからとりかかります。
初めての場所で分担がきまっていなければ仕方ないのですが、毎回同じ場所を掃除しているので、指示を待つ必要などありません。
一緒に仕事をする場合、自分で決断してこなせる人は仕事が早く、重なるところだけ打ち合わせすればよいのでスムーズに進めます。
決断でいない人は、最初は大丈夫ですが一度迷い始めるとそこで滞ってしまい、なかなか進みません。
あきらかに指示して決めてほしい素振りをするので、仕方なく相談に乗ってあげて決めてあげます。
若い人ならわかりますが、自分よりも年配の人だと気をつかいますし、正直がっかりすることも多いです。
自分の意見を言わない
仕事などの報告がある時に、あったことだけを伝えて、意見を述べない人間がいます。
そういった人は典型的な指示待ち人間です。
「かれこれこういうことがありました」
で終わってしまう場合と、
「かれこれこういうことがありました。私としては、こうすべきかなと思います」
というように意見を言えれば、自発的に動いているというふうに評価ができます。
しかし何も意見を述べない人は、自分で何も考えていない=指示待ちということになります。
考えないということは、そこから何も生み出すことができません。
伝達するだけなら、誰にでもできます。
そこから一歩前に出て考えることが、指示待ち人間からの脱却となります。
優柔不断である
物事をなかなか決められない人がいます。
あっちでもないし、こっちでもないと優柔不断な態度をとる人は、結局のところ自分で決めることができないので指示をしてほしい人、つまり指示待ちの人間となります。
表向きは自分で決めようとしていますが、結局決まらず、誰かが指示をすれば、その通り動くというパターンです。
物事を決めれない人は指示を待って誰かに決めてもらいたい、そんな潜在意識があります。
そうではなく決断力を持って、物事に挑み、指示をされる前に決断と提案をしていきましょう
自分の役割がわかっていない
仕事において、自分の役割というのは必ず存在します。
しかしながら、中には自分が何をすればいいのかわからない、という人もおり、仕事がストップしてしまう場合があります。
そういった人は、自分の役割を自ら獲得しようとはせず、誰かに与えてもらおうという考えが先行しています。
つまり、指示待ちの状態です。
役割を与えられれば動くことができますが、役割が無ければ動くことができません。
指示をして役割を与えられるのは、新人時代は仕方がないですが、数年もたつとそれではだめで、自らが役割と責任を獲得せねばなりません。
指示が無くても、自分の役割はこれと理解し、自発的に行動することが大切です。
ただ突っ立っている
アルバイトなどの新人さんは、お店のことや次何をして良いのか分かりません。
新人に教える教育係りのような人もいた場合には他の仕事があるので、その人にずっと付きっきりで教えると言う事は困難なことかと思います。
そんなときに、周りの状況などを読み取り社員やスタッフなどに、“次は何をしたら良いのか”など、次の指示や仕事などを積極的に聞けることが出来る人もいますが、それが出来ない人もいます。
次の指示を聞けば良いものを、手が空いていて何も聞かずにずっとその場で突っ立っているだけが指示待ちをする人の特徴かと思います。
忙しいときに、次の指示を自分から聞かずに言われるのを待つ新人を見ていたら、腹がたつ人も少なからずいると思います。
空回りしている人
居酒屋などのアルバイトで、猫の手も借りたいぐらい週末や年末年始は忙しいです。
手伝えば良いものを、忙しそうだから今は声をかけちゃいけないと言う理由で次の指示を相手に聞けず、ただ待っている人も指示待ち人間の特徴だと思います。
忙しさのあまりに、みんながムスッとしていたりすると誰だって声はかけにくものでもあります。
ですが、そんなとき程積極的に動いていかなくてはいけないのに周りの状況や表情などを逆に読み取ってしまい、指示を待ってしまうので周りからは空回りしていると思われることもあります。
責任を取りたくない
指示待ち人間の特徴が、人間関係や仕事などいろんな場面にあります。
自分から物事を進めたりするのが苦手、人に指示されて動くのが好きと言う人が特徴です。
人に指示されて動いたほうが、自分の意思で動いたわけでもないので、何か問題が起きたときにその責任を取る必要がないからだと思います。
指示されるのが好きな理由は、指示されて動いたほうが楽だからです。
だから指示が来るまで何もせずにボーッと立っている人もいるのです。
図太い性格をしている人もその特徴があるかと思います。
指示待ち人間を改善して脱却させる方法
自分で考えるようにさせる
指示待ち人間を動かすには、まず最初に懇切丁寧に説明してあげる必要がありますが、それだけでは完璧とは言えません。
なぜならそれではいつまで経っても指示待ち人間のまま変わることができないからです。
指示待ち人間に指示をするたびに必要以上に丁寧に説明することを繰り返すのはこちらもそれなりの労力が必要になってきますから、いずれは指示がなくても動ける人間を育てなくてはいけません。
ですので指示待ち人間本人に考えさせるように仕向けるようにしましょう。
たとえばこちらがまず指示をし、あなたならこんなときどう考えますかと問うてみるのです。
最初は曖昧な答えしか返ってこないかもしれません。
ですがそれで良いのです。
そんなときにはこちらが正しい答えを示してあげ、徐々に考える力を身に付けるようにしてあげましょう。
このように指示待ち人間にはとにかく一旦は自分で考えさせることも必要です。
その力を鍛えて上げることでいずれは今自分が何をすべきなのかが見えてくるようにもなりますし、時間はかかるかもしれませんが、いつか指示がなくても自ら行動できるようになってくることでしょう。
最初にすべて説明する
指示待ち人間というのは、何かをしたいと思っても今自分が何をすべきかが分かっていないという状態にあります。
ですから何か行動したいのに最初の一歩が踏み出せないのです。
そんな指示待ち人間を動かすには、まず最初に事細かに説明をする必要があります。
普通の人になら五割説明すれば、分かってもらえるところを八、あるいは十すべて説明しなければならないことにもなりますが、それでもとにかく丁寧に説明するしかないのです。
そうして最初に一から十まですべてを説明することによって、指示待ち人間もようやくどう動けばいいのかを理解することでしょう。
ただしこのときの説明というのは相手の立場に立って説明する必要があります。
たとえばこのようなシーンではこう動く、こういうときはこう対処するなど、その行動を指し示してあげる必要があるのです。
それもできるだけ分かりやすい言葉を選んで、シンプルかつストレートに伝える必要があります。
そうでないと余計に相手が混乱してしまうからです。
またそれでももし途中で何をして良いか分からなくなった場合には、必ずもう一度聞きに来るよう言い聞かせることも忘れないようにしましょう。
責任感を持たせる
指示待ち人間に指示をするときには、できるだけ簡単な仕事や責任のない仕事を任せようとしてしまうものです。
あまりに難しい仕事を任せてしまっては、もしものときに大きな失敗に繋がる可能性もあるため、多少はそれも致し方ないでしょう。
しかし指示待ち人間本人にしても無責任な仕事をこなすだけでは、いつまで経っても前へ進めませんし成長することもできないのです。
それに簡単な仕事ばかりでは仕事に対して緊張感を持つこともできませんよね。
そこで最終的には責任のある仕事を任せる必要があります。
もちろんいきなり責任のある仕事を押し付けるのはいけませんが、仕事に慣れてきたタイミングで責任ある仕事を任せてみましょう。
このときには周りがフォローする必要はありますが、そのときにも全部をフォローしてしまうのではなく、必要最低限に留めましょう。
そうして指示待ち人間に責任感を持たせるようにするのです。
このときに指示をするほうの人間はたとえ指示待ち人間がミスをしたからといって、それを必要以上に責めてはいけません。
多少の失敗も良い経験になると広い気持ちを持つようにしてください。
指示待ち人間の特徴のまとめ
- 自分の頭で考えることが苦手な人
- 決断できない人
- 自分の意見を言わない
- 優柔不断である
- 自分の役割がわかっていない
- ただ突っ立っている
- 空回りしている人
- 責任を取りたくない
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。