寝起きが悪い人の原因と対処法9つ
あなたは寝起きが悪いほうでしょうか?
寝起きが悪いことに悩まれている方は案外多いものです。
現代社会は夜に行動を強いられることが多くなり、眠りについて自分で気を配ることが必要になっています。
では、寝起きの悪さの原因にはどんなことが考えられるでしょうか。
そこで今回は寝起きが悪い原因をご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
寝起きが悪い原因
日中の運動量が不足している
通勤・通学の様子や活動内容によってかわってきますが、基本的な運動が足りていないと体が疲れないため夜も質のいい眠りが訪れません。
運動といっても、徒歩移動・建物内での階段移動など、暮らしに直接密接することです。
家事で例えると、立って掃除機をかけている時よりも、膝をついて床ふきをしている時の方が筋肉の使い方がハードです。
そこで少しのことでも工夫して、運動量を増やすとよいです。
立ち仕事の際にわざとかかとを上げっぱなしにする、またはつま先を上げる。
テレビを観ている最中に背もたれにすっかり体重をあずけず、数ミリ体を離してみる。
ついでに座ったままでかかと上げをすると効果が増します。
小さな負荷を意識的に体に強いて、運動量をいつのまにか増やす作戦です。
太陽の光を浴びていない
現代は大気汚染などの影響で紫外線を浴びすぎることに敏感になっている時代ですが、太陽の光はどうしても生物には大切なものです。
浴びすぎには注意が必要ですが、朝の時間帯に体のどの部分にでもいいので15分ほど太陽の光を当ててあげましょう。
これは睡眠サイクルを崩さないためにとても重要で、この刺激によって体は「覚醒→活動」のスイッチが入るのです。
多少夜更かししなければいけない事情があっても、翌朝にこの大自然由来のスイッチを入れることで、体は柔軟に調整を開始します。
この本能を信じて、掌や腿など日焼けの目立たない場所で構わないのでできるだけ習慣づけましょう。
夕方からの食べ物に気をつけていない
寝起きのプロデュースのチャンスは実は前の晩、さらに夕方にあります。
眠りにすんなり入るためには、眠りにつく夜中の「適度なお腹のすきぐあい」が大切なのです。
夕食が遅くなると眠る時間にまだ満腹なため、あまり遅くなるような場合は軽くすますか、夕方炭水化物で「つなぎ」をとっておいて夜はあっさりめのおかずをメインにするなど計画を立てて飲食しましょう。
満腹のまま眠りに入ると、体が中途半端に消化活動を続け、脳をゆっくり休めることができませんし消化自体スムーズに進みません。
消化のやり残しがあると翌朝の排泄も滞り、朝食を抜くことにもつながります。
胃腸のサイクルが狂うことで脳も自分の仕事に専念できずに集中力を失って、午前中まるまる棒に振ることにもなりかねません。
夕方からの飲み物にも気をつけていない
食べ物の心配とセットで、飲み物にも気をつけましょう。
細かくポイントを分けると、水分、糖分、アルコール分の三点です。
眠る時の水分量が多すぎると夜中に目覚めてトイレに行きたくなるという心配がまず一つあります。
また、血管内の水分が増えて血液の流れる勢いが増します。血管の壁に水が高速でぶつかる衝撃は思っている以上に睡眠中の体に負担をかけますのでほどほどにしましょう。
糖分は、つい残業の合間に缶コーヒーなどを飲んでしまうなどして、体が消費しない時間帯に脂肪としてため込むおそれがあるため注意です。
アルコール分は適度なら体の緊張をゆるめ、眠りに良いとされていますが、飲んでから眠るまでの時間が短いと分解が中途半端になりますし、脳の覚醒状態がだらだら続きます。
二日酔いとは言わないまでも、翌朝なんとなく睡眠不足に感じてしまいます。
心地よい眠りを演出する「セルフメニュー」を決めていない
眠りの質は心の安らぎ度合が大きく左右します。
ストレスや心配ごとを抱えたまま眠るより、ゆったりのんびり、明日が楽しみだという気持ちを持って身を横たえる方が、眠りの質は明らかに高まります。
それでもどうしても日々は淡々とは流れてくれないもの。
何日も、場合によっては長期間にわたって、悩みが解消されないという場合も当たり前にあることでしょう。
そのような浮き沈みをどうしたらやりくりできるか、自分にとってのメニュー・レシピのようなものを心に描いておくことが思いのほか支えとなります。
これは人れぞれに違いますが、よく効果があると言われているのは、間接照明です。
こうこうと部屋を照らした状態から急にまっくらにするのではなく、ダークなオレンジ色などの小さな光を寝室に用意しておき、眠る少し前から視覚から脳へ準備を促すというワザです。
そして女性の間で根強い人気のアロマテラピー。
アロマオイルを利用する場面は決して雰囲気づくりのためだけにあるのではなく、漢方薬などと同様、自然の植物の持つ科学的な治癒作用や鎮静作用に基づいた立派な医療文化です。
例えば妊産婦さんに心のゆとりを持ってもらうためにアロマオイルのマッサージやお香を焚くなどしてくれる施設も多いのです。
科学的な裏付けのあるものだと思えば、信頼度も増すかもしれませんね。
眠りのために、初めての方でもチャレンジしてみるとよいでしょう。
寝起きが悪い人の対処法
朝起きたら日光を浴びる
朝スッキリ目覚めるために最も有効な方法は、太陽の光を全身に浴びるというものです。
これは太陽光を浴びることによって、睡眠を促すメラトニンの分泌を止めることができるからです。
そしてさらに脳の覚醒を促すと言われているセロトニンが活発に働くようになるため、朝起きたら太陽光を浴びるのはスッキリ目覚めるのにもっとも適した方法なのです。
さてではどれくらい浴びるのが良いのかと言うと、できれば五分以上体に直接太陽光を浴びましょう。
朝起きたらまずはカーテンを開けて太陽光を浴び、さらにスッキリ目覚めたいなら庭やベランダに出てみるのも良いと思われます。
この習慣をつけることで体内時計もリセットできますし、なにより目覚めた直後に太陽の光を全身に浴びるのはとっても気持ちが良いのですから、朝が苦手な人はぜひ試してみてください。
良質な睡眠を心がける
朝スッキリと目覚められない人は、十分睡眠時間が足りているつもりでも実際には良質な睡眠が取れていない可能性があります。
眠っている時に人はレム睡眠とノンレム睡眠を一定の周期で繰り返すと言われており、レム睡眠のタイミングで起きるとスッキリ爽快感を得られると考えられているのです。
そして良質な睡眠を取るためには、寝る前の習慣が非常に大切になってきます。
例えば就寝前にパソコンやスマホをみるのは、良質な睡眠を妨げる行為になりますし、体に合っていない枕なども同じことが言えます。
そうしたことで寝起きの悪さで悩んでいる人は、パソコンやスマホを寝る前に見るのは止めて、温めのお湯でゆっくり入浴してから寝るなどを心がけるようにしましょう。
入浴後は一時間から一時間半ほど経ってから寝ると良いと言われています。
起きた直後に水を一杯飲む
寝起きの悪い人は朝起きてからコップ一杯程度の水を飲むのがオススメです。
これは胃に水を入れることによって脳や身体に朝が来たことを伝える役割と、体内時計をリセットする効果があるからです。
ですからたった一杯水を飲むだけで、身体をスッキリ覚醒できるというわけです。
さらに人は寝ている時にはたくさんの汗をかきますが、汗をかくと血流が悪くなります。
ですから血管が詰まりやすくなっているのですが、コップ一杯の水は血管の詰まりを予防する効果もあるのです。
ただし飲み過ぎると今度はむくみなどの症状が現れる場合もありますから、コップ一杯約二百ミリリットルほど飲むのがベストだと言えます。
そうしたことで寝起きの悪い人は起きた時にまず水を飲む習慣をつけるようにして、脳と体を覚醒させてあげるのが良いでしょう。
予定の時刻よりも早めに起きる
朝スッキリ目覚めることができない、どうにも寝たりない気がするといった人は、予定よりも一時間から二時間程度早めに起きてみると良いでしょう。
そうすることでいわゆる二度寝ができます。
早めに起きてもう一度軽く眠ることで、予定の起床時刻には頭が冴えてスッキリと目覚めることができるのです。
ただでさえ朝が弱いのに早めに起きるなんて考えられないと思うかもしれませんが、ぎりぎりに起きてしまっては気持ちにも余裕が持てません。
しかし例えば一時間早めに起きると、あと一時間はゆっくりとできるわけですから、気持ちに余裕を持つことができます。
その一時間を二度寝するのも良いですし、そのまま起きて軽くストレッチなどをして脳と体を目覚めさせるのも有効です。
どちらにしろ予定よりも早い起床は心にゆとりを持つことになりますから、朝が弱い人にはオススメの方法です。
寝起きが悪い人はすぐに対策しよう
いかがでしょうか。
信頼というのは大切で、「これをしたから今夜はぐっすり眠れるなあ!」という満足感、達成感、期待などは効果に大きな比重を占めるのです。
これは心と体が連動している証拠であり、「太陽光」「植物の成分効果」などの科学的知識にも匹敵する、むしろ大幅にそれらをしのぐ要素です。
まさに「病は気から」です。
質のよい眠りによって、寝起きの悪さはきっと克服できます。
気持ちをまずゆったり保ち、ポジティブさに体が自然についてくるのを実感してみてください。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。