20代で転職するときの悩み9つ
20代で転職しようとする人が増え続けています。
今はすぐに情報が集まるので、この仕事がダメだと感じ取れば、年齢に関係なくすぐに転職活動をする方が、有利になると言われています。
しかし、20代だからこそ転職について悩みを抱えてしまう人も決して少なくありません。
そこで今回は20代で転職するときの悩みをご紹介しますので、あなたのケースに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
20代で転職するときの悩み
「またすぐに辞めてしまうのでは?」と面接官に思われそう
転職というものは年齢が上がるほどむずかしくなります。
企業の募集件数は年齢と反比例しますし、年齢が上がれば上がるほど、家庭を持ったり、地位が上がったり、転職しにくい事情も増えていくからです。
ということは、転職はできるだけ若いうちにしたほうが有利ということになるでしょう。しかし、20代の転職希望者にも悩みや不安は少なくないのです。
一番大きな悩みは、転職活動で面接を受ける際の、面接官の印象です。
20代で転職するということは、長くても10年程度、多くは社会に出て数年で職を変えるということになります。厳しい見方をすれば、「前の会社に数年しか勤めることができなかった」のです。
その自覚が本人にもありますから、「面接官に『うちの会社に勤めても、またすぐに辞めてしまうのではないか』と思われそう」と考える。
これが大きな悩みなのです。
20代で転職するときの悩みとして面接でアピールできるスキルやキャリアがない
また、実際に面接を受けるときのことを考えて思い悩むということもあります。前職でのキャリアが数年程度では、人に誇れるような実績はまだほとんど上げられていないでしょう。
「自分にはこういう強みがあります」というようなスキルも身についていないケースがほとんどです。
ですから、「面接で自己PRを求められても、どう答えていいのかわからない」ということになります。
新卒と違い、転職の場合は「即戦力」を求められることが多いのですから、「特にアピールできるような強みがない」というのは、致命的と言ってもいいでしょう。
20代で転職するときの悩みとして転職グセがついてしまうのではないかという不安がある
先述の項目で、「すぐ辞めてしまうのでは?」と面接官に思われそうという悩みを紹介しましたが、
人にそう思われるだけでなく、自分自身「転職グセがついてしまうのでは?」という不安を感じることもあります。
「数年しか勤められなかった」という自覚が、「次の会社で長く勤めることができるだろうか」という不安につながり、「転職を繰り返す人生」を想像して思い悩むというケースです。
転職を希望しながらも、「今の会社でがまんしてからのほうがいいのでは」と迷う、
これも20代の転職希望者に多く見られる悩みなのです。
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新しい会社で、自分のスキルがどこまで通用するかが不安
20代という世代は、社会人としてはまだ過渡期です。
仕事のスキルに関しても、まだ勉強しなければならないことが多く、発展途上であると言えます。
そのような状況下で転職を決めた際、最も不安なのは「自分のスキルが、新しい会社でどこまで通用するのか」ということではないでしょうか。
転職後は「社会人1年生」ではないので、ある程度のことはこなせなくてはなりません。至れり尽くせりの研修は、よほどのことがない限り、ほとんどないと言っても良いでしょう。
仕事によって要求されるスキルは全く違いますが、最低限の事務処理はこなせるようになってから転職しないと、後々苦労することになります。
20代で転職するときの悩みとして新しい会社での人間関係が不安
仕事に人間関係は付き物です。新しい環境に行ったら、人間関係もまた1から築き直さなくてはいけません。
しかし、会社にどんな人がいるかもわからない状態から始めなくてはならないので、転職の際はやはり、人間関係が1番不安だという人も多いようです。
転職後、その会社では自分は新参者であるということを自覚し、謙虚な姿勢で新しい仕事仲間に接することが大切です。
転職後をより良いものにするには、まず「良い仕事環境を自分で整えること」です。そのためには、人を大切にすることが最も大切です。
自分の希望通りの仕事ができるかどうかという不安
20代で転職する人の多くは、「こんな仕事で、このように社会に貢献したい」という高い理想を持っていることが少なくありません。
しかし、会社という組織に入ったら、自分の好きな仕事ばかりをやらせてもらえるとは限らないのです。そのため、せっかく苦労して転職しても、「こんなはずではなかった」という結果になってしまわないかどうかが、不安要素の1つとなります。
好きな仕事をしたいと思っていても、仕事は仕事です。自分のペースで好きなようにはできないのだ、ということを頭に入れておかないと、「こんなはずではなかった」と、永遠に転職を繰り返すことになります。
勤続年数が少ないとかなり突っ込まれるのではないか
あくまで20代の話ですので、勤続年数が少なくてもおおむね問題はないかと思います。
1年ほど勤務していれば、あとは理由をしっかり自信を持って言う事ができれば納得してくれる面接官は多いはずです。
ですので勤続年数ではなく、退職理由をしっかり理論武装していけば問題はないといっていいでしょう。
本当の理由はかなりネガティブなことでもそこは、プラス思考な志望動機にして前向きさをアピールすることをおすすめします。
退職理由が人間関係にあって次もまた同じような目にあうのではないかと思ってしまう
人間関係に疲れて退職を決意するとき、その退職理由は表に出さないまでも内面の気持ちは、確かに次でも同じような目にあったらどうしようかという不安が必ずあるかと思います。
ただ、20代で若いわけですのでそこはあなり気にせずに複数社応募するわけですから可能であれば職場見学をさせてもらいましょう。職場見学をOKする企業はなかなかありませんが、OKされたらしめたとばかりに参加することをおススメします。
面接官だけの印象とはまた違った会社の側面を見ることができるのは大きなメリットでもありますし、面接の際の志望動機の肉づけにもなります。
転職を決意した自分の周囲はみな転職をしないので、自分だけ我慢が足りないのではないかと思ってしまう
転職をする際に引け目を感じていたのでは、うまくいくことでもうまくいかなくなってしまいます。
まだまだ日本では会社を渡り歩くのが一般的ではないにしても若いうちの転職は受け入れる企業が多くなっているのも事実です。
ですので、自分の同期が頑張って1つの会社に勤めているということはそれはそれとして頑張っているんだなという感想だけにとどめておくことをおすすめします。
一番重要なのは、自分自身が働きやすい、やりがいのある職場で気持ちよく働くことなのですから。
20代で転職する悩みはすぐになくなる
いかがでしょうか。
早々に今の仕事に見切りをつけて20代で転職を考えていても、やはり不安や悩みが付きまとってくるものです。
その悩みが大きくなればなるほど、転職しようという意思が薄れ、そのままダラダラと同じ会社に居続けてしまうようになってしまうでしょう。
もちろんそれが悪いことだとは言えないかもしれませんが、せっかく夢や希望をもって環境を変えようとしているのなら、悩みに負けずに貫き通すべきだと言えるでしょう。
今抱えている悩みなんてものは長期的に見ればどれもちっぽけなものですし、実際に転職して一生懸命働けばいつまにか消えてなくなるものです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。