社畜自慢をする人の心理6つ

社畜自慢をする心理
by Nik Nur Amirah NY
 
社畜自慢という言葉よく使われます。

これはその会社にいて、馬車馬のように働かさせられている状態を自慢するという行為を表す言葉です。

そして、最近その社畜自慢をする人たちが増えています。ではなぜ彼らはその状態を自慢するのでしょうか。そして聞き手はどう感じているのでしょうか。

そこで本日は社畜自慢をする心理をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。



社畜自慢をする心理

 

暇じゃないという安心感

 
休む暇も無く働いているということは、裏を返せば、それだけ時間が埋まっているということです。

私生活で恋人もなく、打ち込める趣味もなく、週末に気軽に集える友達の数も限られている場合、暇は時に恐怖となるでしょう。

仕事さえしていれば、なんとなく何かを成し遂げている気になれるし、淋しくもないし、少なくとも無駄に時間を浪費しているような罪悪感は感じません。

「週末何してるの?」という質問に「毎週のように休日出勤だよ」と答えれば、とりあえず格好もつきます。

彼らの中では「金曜なのに残業・・・帰れる気がしない」というつぶやきは、「金曜だから美味しいご飯を食べにきました♪」と同等ということかもしれません。
 

仕方がないと思う従順さ

 
今夜は会社泊だとか、今日で8日連続出勤だとか言ってばかりいる人に、本気で心配して会社の制度や仕事の効率について意見をすると、意外にも否定的な答えばかりが返ってくるものです。

「だって~(理由)~仕方ないんだよ」と異口同音に彼らは訴える傾向があります。

時には怒りの矛性が心配した相手に向いてしまうことさえもあります。

なんだかんだ言っても慣れ親しんだ職場。いったん慣らされてしまえば、居心地はさほど悪くないのかもしれないので、忙しい忙しいと言っているうちは黙って見守るのが得策かもしれませんね。

本当に心配すべきなのは、きっと完全に何も言わなくなってしまった時です。



社畜状態=会社から期待されているという解釈

 

この心理は、単純明快で従順こそが会社に貢献することだと考え、その人の処世哲学となっていることがあります。

このタイプの人は応用問題が利かず、上司の指示一辺倒で働きがちです。特に上層部に評価されたい意識が強く、目は常に上司に向いています。

そして、我を忘れる傾向があり、状況判断や洞察力が欠けていることもしばしばあるので、部下からの信頼度はあまり高くなく、管理者としては適性を欠くことも多々あります。

大勢の前で叱責したりすることが得意で、それが皆からはあからさまにパフォーマンスだと捉えられているケースもあるでしょう。

 

自らが消耗するほど達成感や安堵感を感じる

 

常に動いていなければ安心できないなタイプで、俗にいう「燃え尽き症候群」や「社内ニート」にはなりにくいです。

独善的傾向があり相手を慮ることはなく、あからさまに自慢する傾向があります。そのため吹聴癖があるのも特徴のひとつではないでしょうか。

よく勝手に独り言のように「忙しくて二時間しか寝ていない」「飯を食べる暇がない」などと得意そうにしゃべることがよくあります。

そういったときはまるで恍惚状態です。

スポーツ感覚のノリで、社畜の状態に音をあげたり不満を漏らしたりする人を「根性なし」と蔑むきらいがあります。

俗にブラック企業といわれる会社に多くみられる人たちの傾向です。

残業などで打刻したりすると管理職でもないのに非難することも多々あります。



無私の奉仕こそ愛社精神の根幹であるという思い

 
この心理はプライドが異様に高く、愛社の精神を金科玉条としており、ややもすると収入に対する欲望は二の次で、会社から見ればもっとも使いやすい人達ともいえます。

ただルーチンワーク的業務には余り関心が無く、常に一旗あげるような仕事を求め、業績の達成度を上げることに注力しがちです。

過去の業績を自慢するのが常で周囲を辟易させる場合が多々あります。

自分の業績についての話題を取り上げフォーカスしてくれる部下や仲間に囲まれており、又そういった人達を評価しがちです。
 

必要とされている自分を必要としてほしい

 
彼らが競って吐き出す忙しさをアピールする様々な言葉は、結局はただ一つの言葉につながると言われています。

それは「だって俺・私でなくちゃだめだからさ」という言葉です。

頼りにされている、自分の代わりはいない、という気持ちは、自分の中だけに持っていれば、責任感だったりプライドとして保つことでできます。

しかし、敢えてそれをわざわざ言うのは、自分の優秀さや希少さをアピールすることで、それを伝えた人に同じ印象を抱いてほしいからという意味合いも込められていることが多々あります。

「こんなに必要とされているんだ(だからあなたにとっても必要なんだよ)」「代わりがいないんだ(きっとあなたにとっても貴重な人材なんだよ)」というわけです。
 

社畜自慢はうざいと感じる人が多い

 
いかがでしょうか。

社畜自慢をする人たちの心理としては「忙しさアピール」であったり、一生懸命働いていることを知ってもらいたいということが主にあります。

しかしそれを聞く側としては「またか・・・」「だったら仕事辞めたいって言えばいいのに・・・」とその社畜自慢をうざいと感じる人もたくさんいます。

ここに溝が生まれてしまい、考え方や価値観に違いが出てしまうこともあります。

「おれ、3時間しか寝てないんだよねー」なんて言われて「そうなんだ!大変だね!」と返すのが続くと、「じゃあ何とかすればいいのに」と思うのは当然ではないでしょうか。

もちろんその話題をすることが悪いというわけではなく、聞き手側はそこまで興味を持てないというのが事実ですので、つい自慢をしてしまう人は注意したほうが良さそうですね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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