ダメ出しする人の6つの心理とは?

ダメ出しの意味とは、その人に対して、間違っている部分や訂正するべき点を指摘し、今後に活かすように促す行為のことです。

この意味だけみると、とても素晴らしいことで、どんどんダメ出しをするべきかもしれませんが、現実はそうではありません。

ダメ出しばかりされてしまいメンタルをやられてしまったり、ダメ出しする人と良好な関係を築くことが難しくなってしまったりしているケースが後を絶ちません。

毎日、ダメ出しされるともう嫌になってしまいますよね。

ではどうしてその人はダメ出しをしてくるのでしょうか。

そこで今回はダメ出しする人の心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

また、ダメ出しをする側は、どうすれば上手に伝えることができるのか、その方法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】



ダメ出しする上司の心理

部下を成長させたい

部下にダメ出しをする上司の心理として、まずあげられるのが、「部下を成長させたい」というものでしょう。

これは、部下のことを思ってダメ出しするケースです。

上司から仕事に関してダメ出しされると、部下は「自分のことを嫌っているのかな」と感じるかもしれません。

中には、そういう理由で部下にダメ出しをする上司もいますが、逆のケースも少なくないのです。

たとえば、部下のした仕事がいちおう及第点の出来だったとしましょう。

その場合は、別に部下にダメ出しをする必要はありません。

しかし、及第点の仕事だったとしても、「ここを、もう少しこうすれば、もっと良い出来栄えにるよ」とダメ出しする上司がいます。

そこには「及第点の取れる部下を、もっと仕事で成長させてやりたい」という親心があると考えていいでしょう。

及第点の仕事について上司から何も指摘されなければ、部下は「このままでいいんだ」と考え、努力をしないことになるでしょう。

それでは、よりよい仕事をすることはできません。

及第点の仕事であっても、上司からダメ出しをされることによって、「もっとがんばろう」という気持ちになり、その向上心が仕事の成長につながるのです。

部下にそういう自覚を持たせ、スキルをアップさせてやりたいと思っているのが、このケースでのダメ出しをする上司の心理ということになるでしょう。



仕事ができない部下に怒っている

感情的になって、ダメ出しをするケースもあります。

たとえば、会議資料を部下に作成させるとしましょう。

その部下がケアレスミスの多い部下の場合、気をつければ避けることのできるような些細なミスをいくつもするということもあります。

これまでにもたびたび、「ケアレスミスには気を付けるように」と注意してきた上司は、資料のミスを見つけると、「どうして直らないんだ」と怒りを感じるに違いありません。

温厚な上司であれば、そうかんたんに怒ることはないでしょうが、それも、あまりに度重なれば、人間ですから怒りの感情を持つこともあるでしょう。

あるいは、はっきりしたミスではなくても、たとえば部下の仕事ぶりが雑なときも、上司は怒りの感情から、ダメ出しをすることがあります。

ミスはないのですから、部下はダメ出しされて不満を持つかもしれません。

しかし、上司にしてみると、何度も「もっとていねいに仕事をしなさい」と注意しているのに、部下が一向に改めようとしないことに怒りを感じているのです。

同じミスを繰り返したり、自分の指導に従おうとしない部下に怒りを感じているというのが、ダメ出しをする上司の心理問うことになります。

関連記事はこちら▽
ケアレスミスが多い部下の原因と適切な指導方法を徹底紹介!



部下が自分の思い通りにやらないと気がすまない

仕事にはいろいろなやり方があります。

会議資料を作る場合でも、人それぞれに作り方や形式、流儀というものがあるでしょう。

きちんとした読みやすい資料ができれば、それで問題はありません。

しかし、部下がそういう資料を作成したとしても、細かいダメ出しをする上司がいます。

部下本人も、あるいは周囲の人も、「なんでダメ出しするかわからない」と感じることもあるでしょう。

では、上司はどうしてダメ出しをするのか、それは、部下のやり方が気に入らないためです。

上司には、「会議資料はこういう形式で作成するべき」という、自分なりの流儀があります。

そして、部下にもそれと同じやり方、同じスタイルで資料作成をさせないと気がすみません。

このケースでは、上司の頭には「部下は上司と同じやり方で仕事をしなければならない」という固定観念があると考えていいでしょう。

自分の思うとおりにやらないために、部下にダメ出しをするわけですが、部下はなぜダメ出しされているのかわかりません。

人それぞれのやり方があることを認めず、部下に自分の思い通りにさせたいと思っているというのが、このケースでのダメ出しする上司の心理です。



彼氏がダメ出しばかりしてくる心理

彼女に物足りなさを感じている

彼氏が最近、自分にダメ出しばかりしてくるようになったと感じた場合、彼氏は彼女に対して何かしらの物足りなさを感じている可能性があります。

いままでは、彼女に対して優しかったりささいなことでも褒めたりしてくれたのに、容姿に対してこうしてほしい、ああしてほしいなどと言ってくる場合、彼女にもっと綺麗になってもらいたいと感じているのです。

また態度や行動などについてダメ出しをされた場合も、彼女がもっとこうしてくれればいいのに…と欲求不満な状態かもしれません。

ダメ出しをされると彼女としてはイラっとくることもあると思いますが、ここで反論してしまえば喧嘩になることは間違いありません。

二人の仲を穏便に保つためにも、彼氏からのダメ出しは多少聞き流すようにしましょう。

しかし、彼氏がダメ出しをするということは彼女に対して何らかの不満があるということの表れなので、そのまま聞き流していると別れにつながることも…。

彼氏との仲を長続きさせたいのであれば、彼氏のダメ出しを聞いて、譲れる部分は多少自分が変わっていく必要もあるかもしれませんね。



他の女性と比べている

付き合い始めた頃は何でも受け入れてくれた彼氏が、付き合いが長くなるにつれてダメ出しをするようになった…。

そんな場合は、もしかすると彼氏は他の女性とあなたを見比べているかもしれません。

付き合いたてのカップルはお互いのことしか見えていない、まさに恋は盲目状態ですが、しばらくすると現実を見るようになります。

彼氏は、もっとかわいい女性を目にして、彼女にももっと綺麗になってもらいたいと見た目のダメ出しをしたり、優しくて気の利く女性を見れば、彼女にもそうなってもらいたいと思い、ダメ出しをしているかもしれません。

誰かと比べられてダメ出しをされることは辛いことですが、自分にも非がないか振り返ることも大切です。

付き合いたての頃はファッションやメイクにも気合は入っていたけれど、だんだん適当になってきたり、昔は彼氏に優しくできたのに最近は雑な扱いをしている…なんて女性も少なくないと思います。

彼氏が自分にダメ出しをしてくるようになったら、自分も以前と変わってしまった部分がないか振り返るようにしましょう。

そうすることで二人の関係は良好に長続きするでしょう。



彼女に飽きてしまい心から愛していない

相手に飽きてしまったり、心から相手のことを好きでなくなってしまうとちょっとしたことも目についてダメ出しをしたくなることがあります。

彼氏が些細なことでも頻繁にダメ出しをしたり嫌味を言ってくるようであれば、あなたに対して飽きてしまい、心から愛していないかもしれません。

自分に明らかに非がない場合でも何かにつけて揚げ足を取ってきたり、たまたま起きてしまったことでダメ出しをしてくるのは彼氏から既に愛されていない証拠です。

一度、飽きてしまった心を取り戻すのは難しいことです。

また一人の女性にすぐ飽きてしまう男性は、そもそも付き合いも長続きせず、別の女性に目移りしている可能性もあります。

ダメ出しばかりしてくるけれど、とりあえず付き合っているという状態ではデートをしていても彼女としては辛いだけでしょう。

あまりにもダメ出しばかりしてきて、付き合っていても何もおもしろくないと感じるのであれば潔く別れてしまうのもひとつの手だと思います。

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仕事で上手なダメ出しをするには

ダメ出しする前に褒める

仕事において上司が部下と上手に接することは、業務をスムーズに遂行するためにも必要なことです。

部下を指導していくために、一人ひとりの部下の性格を考慮したダメ出しの仕方があるはずですよね。

ダメ出しばかりだと部下もやる気が出ずに、上司に対する不満が貯まってしまいます。

「こんなに一生懸命仕事をしているのに」と、仕事に対する情熱を奪ってしまうことになりかねません。

部下のやる気の低下を防ぐためにも、ダメ出しの前に良い所を褒めてみては如何でしょうか。

良い所を褒めれば「しっかり自分を見てくれている」や「評価してくれている」と部下が感じ、「次こそは成功してみせる」とやる気が生まれます。

また部下のスキルアップを促進する働きもあり、アメとムチを上手に使うことで上司の信頼度も上げるでしょう。

ですが、上司も良い所を見つける目を持つ必要があり、しっかり部下を観察する力も身につけることが大切です。

部下と上司の関係以外でも、同僚に対してもまず良い所は褒めて、ダメ出しをすれば良きライバルとしての関係性も築けます。

褒めた後に的確なダメ出しが出来れば、良き人間関係が生まれるのです。



ダメ出しする相手を信頼する

会社の人材育成にも関わることですが、人の成長には時に厳しい言葉を投げかける必要もあるのです。

しかし、ただ厳しいたけでは人は付いてきませんし、社会で生きていくために重要である信頼も生まれません。

小さな子供を厳しく叱る親は、ダメ出しをする子供に対して愛情を感じますよね。

そのような愛情やダメ出しをする人間を信頼することで、相手に言葉が真摯に伝わります。

「あの人は自分のために厳しい言葉を掛けてくれた」と、信頼関係が築けていないと思えなことです。

真摯にダメ出しをするにも、相手を尊重して、「私はあなたに成長してほしくてダメ出ししている」と分からせることも大切。

愛のあるダメ出しによって相手の人生も変わってきます。

闇雲にイライラしたからとか、仕事のミスが気に入らず本能的に叱ってしまうことは多いですよね。

その闇雲なダメ出しこそが人材育成の妨げとなっていますし、失敗した人間を思う気持ちにより、相手のダメ出しに対する受け取り方も違います。

ダメ出しをするにも工夫が必要で、まず相手の気持ちを考慮して信頼することも必要になるでしょう。



説得力でダメ出しする

優柔不断にただダメ出しを行う管理者や上司が存在しますが、納得するようにダメ出しが出来れば相手はきっと理解してくれます。

説得力がある言葉ではっきりと伝えることが必要で、何事も遠回りな言い回しは誤解を生むでしょう。

「ここは間違いで、こうすれば良くなる」と、説得力と分かりやすい説明により相手の育成にもなります。

しっかり説得力を持てば、「どうして間違いなのですか」と相手に分かってもらえません。

論破ではありませんが、相手が納得する答えを常に用意しておくことが重要で、ダメ出しに対する根拠が言えることも理解させるために必要です。

納得してもらえれば相手は次に活かしてくれますし、仕事全体の作業効率も上げることができます。

はっきりと説得力を持つ言葉で指摘すれば、ミスしたポイントを明確にしてミスの連鎖を防げる可能性もあります。

何より説得力によって仕事で頼りにされる存在になれます。

頼られる存在になればダメ出しも「あの人が言うのだから間違いない」と思われるでしょう。

仕事で上手くダメ出しする方法は、説得力ある言葉で相手が納得がいくよう行うことです。



ダメ出しばかりする男は嫌われる

いかがでしょうか。

ダメ出しされる場面は仕事や恋愛、家庭(旦那・妻・親)など様々です。

何かあればすぐダメ出しをしてくるような人もいるでしょう。

特に、ダメ出しばかりする男性はほぼすべての人から疎ましく思われます。

本人の心理としては「この人を良くしたい!」という強い気持ちがあるかもしれませんが、ダメ出しされる方からしたら「またか・・・」「早く終わらないかな・・・」と思う以外の感情はありません。

特に年代が若い人ほどそう思うでしょう。

ダメ出しする方の気持ちとしてストレス発散も兼ねてや、イライラしているから、といった理由が透けて見えるともうその関係は終わりです。

部下であれ、彼女であれ、意外と人はすぐ気づきます。

ついついダメ出しばかりしてしまう男性はしっかりとこの点を意識して、注意していきましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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