部下育成でイライラしたくない上司が知っておきたい7つのこと

部下育成でイライラする男
by Jason Lander

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「あー!イライラする!」

あなたは部下育成中にこんな感情になったことはありませんか?

イライラしたまま指導をしてしまうと
部下は常にあなたに対して恐怖心を抱いたり、
隠れてサボったり、
すぐに会社を辞める、なんてことになったりなど、

あまりいい結果にはつながりません。

そこで本日は部下育成にイライラしがちな上司が知っておきたいこと
ご紹介します。


部下育成のポイント

出典

部下育成は「上から目線」より「横から目線」が重要

20代の若い年代の人たちに対して「ワンピース世代」なる言葉があるそうです。

ワンピースの主人公で海賊団のリーダーであるルフィは

偉ぶるところがまったくとっていいほどありません。

それどころか

「おれは助けてもらわねェと生きていけねぇ自信がある!!!」

という有名なセリフを言うほど弱い部分をさらけだしています。

ワンピースに共感する人たちは、

それぞれが専門分野を持った個性の集まり、

つまり横の出会いやつながりに憧れや理想を抱くのだとか。

「いいからやれ!」
という上から目線のリーダーでは受け入れらないということですね。


部下育成中に「キミのためだから」はNGワード

「これはお前のためだからな」

こんな言葉を上司であるあなたなら一度は言ったことはあるのではないでしょうか。

しかし20代の男女に
40代上司に言われたら嫌な気分になる言葉は?」
と聞いたところ”キミのためだから”というワードが出てきたそうです。

「キミのためだから」
と言いつつも結局は部下に仕事を押し付けたり、
面倒なことをまかせている上司にうんざりしているのでしょう。

そう気づいているのに何度も言われると部下は仕事に集中できないのは当然です。

上手く部下をコントロールできなくてイライラしたくないのであれば
「キミのためだから」は言わないようにするのが無難とのこと。

部下育成を通して部下の考え方を変えられると思わない

人がイライラしたり、相手を嫌いになる理由の一つに
「相手が自分の考え方を受け入れない」というものがあります。

人によって価値観が違うのはもちろんのこと、
上司と部下、20代と40代となればその「ズレ」は大きくなるものです。

それに気づかないふりをして
いつまでも部下を抑圧して変えようとするのは
お互いストレスがたまり、成果をあげることにもつながりにくいです。

その部下とどうやって成果を上げるか、
という部分にフォーカスして価値観の違いを認めることが大切だと
伝えています。


部下育成での役割で部下を見ない

「部下なら〇〇であるべき」
「若者なら△△すべき」
「営業なら□□であるべき」

とあなたは部下を役割を通してみていないでしょうか。

人を「個人」ではなく「役割」でとらえてしまうと
与えられた役割ができない=仕事ができない
と単純な思考に陥りがちで、柔軟な育成ができずイライラにつながります。

「個人」でみることによって
怒りの沸点をかなり下げることができるようです。

部下育成はとにかく「理由」を先に伝えること

一般的なリーダーは以下の順番で相手に伝えます。

  1. 「何を(What)」
  2. 「どうやって(How)」
  3. 「なぜ(Why)」

しかし優れたリーダーはこのように伝えるようです。

  1. 「なぜ(Why)」
  2. 「どうやって(How)」
  3. 「何を(What)」

その例としてジャパネットたかたの社長である高田明社長を例に挙げて説明しています。

一般的なリーダーは次のように説明します。

「このDVDには新しい同時録画機能がつきました」(What=対象)

「同時録画ボタンで、同じ時刻の2つの番組を録画できます」(How=方法)

「家族のなかで、お父さんとお母さん、観たい番組が違っても、両方録画して観ることができます」(Why=理由・課題)

しかし、
高田茶長はこの順番では説明しません。

(中略)

「同じ時刻に、お父さんはスポーツ番組を録りたいのに、母さんはドラマを録りたい。でも、どっちかしか録画できないからケンカになる。そんな経験はありませんか?」(Why=理由・課題)

「こうするだけで、簡単に、同じ時刻に2つの番組を録画できます」(How=方法)

「このDVDには、新しい同時録画機能がついています」(What=対象)

順番を変えるだけで伝わるイメージが大きく変わる例ですね。


部下育成中に自ら考えない部下への言葉は「キミはどう思う?」

あなたは部下よりも能力が高く、経験も豊富で、成果も出してきました。

部下では解決できない問題もあなたであればすぐに解決できるでしょう。

だからといってすぐに部下に変わって自らがやってしまうのは
少し考えものです。

それが部下の成長を妨げたり、自分で考えられないクセをつけてしまう可能性があるからです。

もし部下があなたに聞いてきたらたったひと言
「キミはどう思う?」
と聞くことが大切だということです。

そして「わかりません」といった答えであれば
「だったら、考えてからまた来てくれ」と伝えるだけで
効果があると伝えています。

部下育成での上手な褒め方・叱り方

上手な褒め方・叱り方をするためのポイントは4つです。

  • 事実を伝える
  • 周囲への影響を伝える
  • 上司の感情を伝える
  • 相手への尊重を伝える

具体的な例を紹介します。


「褒め方」

「いま、キミはとても元気よく挨拶したね」(事実)

「キミがそうしてくれるおかげで、会社が明るいムードになったよ」(周囲への影響)

「私はとてもうれしかったよ。ありがとう」(上司の感情)

[叱り方]

「いま、キミは挨拶しないまま、席に着いたね」(事実)

「キミがそうしていると、周りにも悪い影響を与えるし、キミの部下は挨拶しなくていいと思うようになってしまうよ」(周囲への影響)

「私はとても残念だった」(上司の感情)

「この件に関して、キミはどう思っているか、聞かせてほしい」(相手への尊重)

相手への尊重は、
「なぜそのような行動をとっていまったのか?」
という理由をしっかりと聞いてあることが重要と述べています。



部下育成の課題は歩み寄ること

いかがでしょうか。

「なんで上司であるオレが部下に合わせないといけないんだ!」
なんて思う方もいるかもしれません。

もちろん今の状態がコミュニケーションが上手く取れて
成果も出ていれば問題はないでしょう。

しかし部下が「仕事行きたくない」と感じて辞めていく、
いつまでも作業効率が悪く、成長しないなどで
イライラすることがあればやはり上司であるあなたが部下に歩み寄る必要があります。

その歩み寄りがキッカケであなたの部下育成方法が大きく変わるかもしれませんね。

しかし、どんなに頑張っても一向に改善されない場合もあるでしょう。

そんな時はあなたのやり方と会社や職場の相性が良くないことが考えられます。

職場や環境を変えた途端、打てば響く部下たちに囲まれて、
上司であるその人もどんどん出世していったという話はよくあるケースですよね。

腰が重くて行動力がない人ほど、
そのようなことを知ることもなく、いつまでも同じことを繰り返してそのまま終わってしまうのが大半の人の現状といえます。

何となく今の環境が合わないなぁと感じている方はすぐに
仕事辞めたい人のための後悔しない転職方法7つ
を読んでみましょう。

きっと現状を打開できるきっかけになるはずです。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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