働きやすい会社の条件7つ
by Jeremy Keith
働きやすい会社とは一体なんだろうと考えたことはないでしょうか。
その「働きやすい」という意味はもちろん人によってとらえ方や考え方に差があり、一概には言うことはできません。
しかし、働きやすい会社の特徴を見ていると自ずとその傾向や条件が見えてきます。
そこで本日は働きやすい会社の条件をご紹介します。
働きやすい会社とは
働きやすい会社の条件としてよく挙げられるのは次のようなものになります。
- 評価制度が明確
- 努力した分だけ評価
- 無駄な残業がない
- パワハラ・セクハラがない
- 福利厚生がしっかりしている
- 風通しが良い
- 新人を育てようという雰囲気がある
それでは詳細を見ていきましょう。
評価制度が明確である
“給与が上がる・上がらない、上がるのであればどんな成果をどの位残せれば上がるのか”、こうした基準が明確であればあるほど、仕事のやりがいや達成感がうまれやすく、働きやすくなります。
しかしながら、実際の企業の現場ではこうした明確の基準が無かったり、
あっても機能していないことがあります。
こうした状況では、働きやすい環境とは言えないことが多いでしょう。
活気があってモチベーションの高い企業・組織には、必ずといって、明確な評価制度があるものです。
また、社員全員100%公平な評価制度は作れないにしろ、
100%に近い制度構築をする努力や姿勢も必要なことも覚えておいて損はありません。
努力した分だけ評価されること
先述にあることをもう少し具体的に見ていきましょう。
人が仕事にやりがいを感じる時、
それは自分の努力が正当に評価された瞬間なのではないでしょうか。
せっかく寝る間も惜しんで、体力を削って一生懸命努力しても、休憩ばかりしているような社員と同じ給料しかもらえないのでは、どんなに頑張っても無駄、とやる気も失せてしまい、仕事を辞めたい、仕事行きたくないと考えてしまいます。
そのため、どの社員がどのようなプロセスを踏んで仕事に臨んでいるのか、
その過程を経て最終的にどのような成果を上げたのかを評価する制度がきちんと整備されていて、
なおかつその評価が給料なり、その人のポストなりに反映されることが重要だということです。
無駄な残業がない
残業代が出ようが出まいが、非生産的で無駄のある残業は減らす必要があります。
何より、従業員にとっては、計画が立てづらい予期せぬ残業が続くことは仕事のストレスを生じ悪化させてしまいます。
さらに、そうしたストレスが無期限に永続的に続くことになれば、ストレスだけに留まらず、
体調不良などを起こすリスクも高まります。
結果として、従業員は退職という流れにもなるでしょう。
大事なことは、雇用する側もされる側も、可能な限り生産性を高め、残業を極力減らす努力です。
生産性を高めることで、新たな取組みに人・モノ・金といった資源を投資できることは企業にとっても効果的です。
パワハラ・セクハラがない
「パワーハラスメント」や「セクシャルハラスメント」といった言葉が定着化しつつある昨今の中においても、一部企業の現場ではまだ起こっているのが現状です。
中にはパワハラ・セクハラを撲滅するために研修をしたり、相談部門を用意しているけれど上手く機能していない企業もちらほら。
そして大きな問題なのは、こうしたパワハラ等の認識があっても、“ウチの会社では当たり前のことで社風みたいなもので特に気にならない”といった感覚です。
当たり前と思いつつも、そして“何かおかしい”と気づいているけど、どうにも出来なくて諦めるしかないのが本音なのです。
これらが蔓延して恒常的に起こる状況は大きな弊害であり組織全体にストレスを与えます。
パワハラ・セクハラを断固として許さない姿勢と対処する行動力が働きやすい会社の必須条件と言えるのではないでしょうか。
福利厚生がしっかりしている
ブラック企業という言葉がよく聞かれるようになったここ最近。
過酷な労働を強いたり正当な給与を払わないなどという、従業員にとってはとても恐ろしい会社が増えているのが現状です。
もちろんその会社にいて、仕事が楽しいと感じているのならそれは問題視するべきではありません。
しかし多くの人はそうではなく、身体や精神を削りながら働いています。
そのため、働きやすい会社の条件として、福利厚生の充実は欠かすことができません。
有給休暇や傷病手当はもちろんのこと、働く女性が多くなってきている現在、育児休暇取得の実績も重要な項目となっています。
ある大企業は有給を部下に取らせないと評価が下げられてしまう制度を取り入れていたりするなど、積極的にその存在を活用するべく努力をしています。
結果として人が定着しやすくなったり、優秀な人が入社しやすい環境が整っていくので、働きやすい企業になっていくというわけです。
風通しが良い
従業員が10名程度の会社もあれば、何千人という社員が働いていて、違う部署の社員は名前も知らないという大会社もあります。
このように様々な規模の会社がありますが、風通しが良い会社はあらゆる社員にとって働きやすい場所であるといえます。
普段社員がどのようなことを感じているか、不満や要望などを気軽に発言することができ、それが上に立つ人間にきちんと届けられる仕組みが出来ていれば、従業員の意見がフィードバックされ、よりよい会社作りへと繋がります。
同時に発言力が与えられているのだという安心感と自分も会社を作り上げている社員の一人なのだという自覚を育てることもできるメリットもあります。
新人を育てようという雰囲気がある
新入社員にも様々なタイプの人がいます。
例えば、飲みこみが早く一度教えれば大抵のことはこなしてしまう器用なタイプであったり、逆に仕事を覚えるのは遅いがアイディアに溢れ行動力があるタイプなどなど。
仕事ができないから切り捨てる、ついてこられない新人は置き去りにする方針を打ち出している企業も決して少なくありません。
しかしそうではなく、それぞれの個性を尊重し、暖かく見守ったり、時には厳しい指導をしながらも彼らを育てようという意欲に溢れている会社は、最終的に自分たちで育て上げたかつての新人たちによって成長を続けられる会社となるのではないでしょうか。
人がのびのびと育ちやすい環境は、働きやすい会社と言えます。
働きやすい会社に入るには
いかがでしょうか。
あなたが考えている「働きやすい」条件はあったでしょうか。
多くの人が働きやすい会社に入りたいと考えていますが、現実はそう簡単なものではありませんよね。
いくらネットなどで情報を集めていても、企業PRを見ていても本質的なものは分かりにくいものです。
そこで重要視するべきことは、実際に働いている人と会って話すことでしょう。
会社を知ってもらいたいと考えている企業はお願いすれば会わせてくれたりもします。
また、友人や知り合いに話を聞くのもいいでしょう。
さらに今は企業の中の人とランチするマッチングサービスも盛んですのでそれを活用するのもオススメな方法です。
企業はできるだけ優秀な人間を取りたいと考えています。
そのためにはやはり社内を良く知ってもらうことが大切だと考えている企業が大半なので、その考え方をうまく利用してあなたが働きやすいと思えるような会社をピックアップしてみましょう。
きっと充実感を得られる会社に出会えるはずですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。