仕事ストレスが引き起こす4つの症状
by Rachel’s Secret
仕事でストレスを感じない人はほとんどいないでしょう。
しかしストレスを感じる大きさは人によって異なります。
また、大きなストレスを抱えていても上手に発散できる人もいれば、
小さなストレスとちょっとずつ溜め込んでいる人もいます。
ストレスを抱え込みすぎると身体的にも精神的にも症状が出始めることでしょう。
仕事辞めたいとなったときにはもうボロボロ・・・、
なんてことにもなりかねません。
そこで本日は仕事のストレスが原因で引き起こされる症候群をご紹介します。
心当たりがあるかどうか一緒に確認してみましょう。
【目次】
・仕事ストレス症候群
・仕事のストレスの原因
・仕事のストレスを解消・発散する方法
仕事ストレス症候群
出典
うつ病の初期症状「朝刊シンドローム」
「朝刊シンドローム」は、
その名のごとく「朝刊さえも読む気がしないほど、気力も関心も失い」、いつもの朝の生活パターンが乱れた状態をさしています。
いつもは電車の中で本を読むのに、本を開く気にもなれない、
夜眠れないし、朝も起きれないうえに体がダルイ、
午前中は何もしたくないけれど、夕方から元気になる。
こんな経験をしたことはありませんか?
これらの症状は軽症うつ病の初期症状とされています。
エスカレートしていくと、
夕方でも元気が出ず、家に帰っても楽しみだったテレビなどにも興味を失い、本格的なうつ状態になってしまうのだとか。
【朝刊シンドロームになりやすい人】
たとえば、几帳面で真面目、責任感が強い、まわりに気を遣う、完璧主義、規則や秩序を重んじて組織に依存するなどです。
また、男性の場合なら、昇進や転勤、転職、過労など、何らかのきっかけがあることも多いようです。
他にも会社の人間関係が原因となるケースもあるでしょう。
【朝刊シンドロームの対処法】
このような軽い症状は放ったらかしにしがちです。
症状が重くなってからでは大変、
軽いうちに早めのケアが大切なポイント。
「あれ、いつもと違うな」と感じたら、
「何が違うのか?」「どうしてそうなったのか?」を考えてみようと本書では伝えています。
そこから次のスッテプへ進むことができます。
そしてケアをするならやはり専門機関へ相談してもらうことが得策です。
単なる怠け癖だと思って放置してしまうと、
回復も遅くなってしまいます。
関連記事:うつ克服に効果のある方法
中間管理職が陥るサンドイッチ症候群
サンドイッチ症候群とはその名前の通り、
上司と部下の間に挟まれた中間管理職がストレスを抱え様々な症状が表れることを指します。
管理職の役割として上司からの指令を遂行し、部下からの意見を吸い上げるというものがあります。
まさに上司と部下の板挟み。
このような中間管理職のストレス症状には、
不安や焦燥、神経症、抑うつなどがあり、重くなると
会社に行くのが怖くなったり出社拒否に陥ることもあります。
【サンドイッチ症候群になりやすい人】
傾向として強いのが、
「一人で背負う、一人で解決しようとする」タイプのようです。
上司に異を唱えたり、部下に本音を話すことができない、同僚などに相談できないという人は注意が必要だとか。
【サンドイッチ症候群の対処法】
一人で抱え込んでしまうのが主な原因となっているので、
それを意識した改善行動を心がけたいところです。
例えば常に優先順位を意識する、ためずに捨てるようにする、とやることを加算してしく仕事のやり方ではなく、引き算的な仕事のやり方をトライしてみましょう。
仕事を抱え込んでいないという環境がメンタル面で変化を与えることになるようです。
評価が気にあるセルフナーバス症候群
仕事が評価されているか気になる、
自分は周りからどう思われているのだろう、
と他人の目が気になりすぎて神経過敏になってしまう症状がセルフナーバス症候群です。
調査会社や興信所にて自分の評価や評判を聞いてほしいと依頼するケースが増加しているとのこと。
【セルフナーバス症候群になりやすい人】
- 融通がきかない
- 感受性が豊かで、不安なことなどに過敏
- 向上心があるがゆえの完璧主義
- 仕事を優先しがち
- 劣等感を感じやすい
- 自分に自信がない
また自意識過剰な人は特に周りの目を気にする傾向があるので、セルフナーバス症候群に陥りやすいと言われています。
【セルフナーバス症候群の対処法】
まずは不安を受け止めることが第一歩となります。
次に
「そりゃ人の目は気になるよ」
「他の人の評判を意識するのは当然だよ」
と肯定してあげる。
その上で出世したい、良い人間関係を築きたいなどm
自分の願望や欲望に従って努力をするのが大事だとか。
自己肯定をすることで何かに対して努力する気持ちを保ち、
結果がでることで自信につながる効果があります。
休日の夕方になると憂うつになる休日症候群
休日症候群はサザエさんシンドロームやサザエさん症候群とも言われいます。
休日の夕方6時30分になると「もう休みが終わっちゃった」「仕事行きたくないなぁ」「働きたくない・・・」と憂うつになってしまう経験は誰もがあるでしょう。
中には休日が怖くなったり、休みの日を無駄に過ごしていないか焦りを感じたり、休日になるとイライラして落ち着かなくなったりする症状がでたりすることもあるようです。
【休日症候群になりやすい人】
働き過ぎている人が主に当てはまるようです。
よく日本人は働き過ぎと言われていますよね。
有給休暇もとれない、サービス残業は当たり前な現状では確かに働き過ぎている人が多いでしょう。
だからこそその反動で恐怖を感じたり憂鬱になってしまうのでしょう。
【休日症候群の対処法】
まずはあなたのマインドを「仕事だけが全てじゃない」と変化させることが大切なポイントのようです。
このマインドがセットされると、今の仕事を続けるのではなく、もっと自分に適した仕事を探すようになったり、休暇をとることにも抵抗が無くなったりして気持ちが楽になります。
意識を変えるには行動するしかありません。
最初は抵抗があるはずですが、
定期的に有給休暇をとったり、残業ゼロで帰宅したりしていると自然と意識や考え方に変化が表れます。
仕事のストレスの原因
職場にストレスとなる人物がいる
仕事がストレスという人は、人間関係がストレスになっていることが大変多いのです。
どんなに大変な仕事でも、職場の人間関係がよければ乗り越えられることもできるでしょう。
しかし、周りのサポートがあまりなかったり、気の合わない人と毎日顔を合わせて仕事をしていると気持ちがどんどん暗くなってきます。
人間関係を気にするやさしい人ほど、ストレスをためやすく、逆に人のことをあまり気にしない人はストレスをためにくいものです。
特に、上司が苦手なタイプだったりすると毎日胃をいためることになるでしょう。
言いたいことが言えない人は上司に自分の意見を言うということがこわくてできません。
ストレスが限界になって鬱状態になってしまう人もいます。
また、上司以外でも、苦手なタイプの先輩、同僚などと時間を長く過ごしている人ほどストレスはたまります。
仕事量がとにかく多くて一人でやらなければならないことが多すぎる
仕事量が多くてとにかく忙しい職場があります。
人出不足で他に仕事を任せる人がいないので仕方ない場合や、自分にだけたくさん仕事が回ってくる場合などがあるでしょう。
やることが多すぎて、休憩中も休んだ気にはなれません。
また、忙しい職場では休みも少ないことが多く、仕事ばかりしていてプライベートはとにかく寝ていたい、ということになります。
そのために、プライベートで買い物に行ったり旅行に行ったり、好きなことができないのでストレスはたまる一方です。
無理に出かけると仕事にも支障が出てしまうので思い切って遊ぶこともなかなかできません。
なんで私ばっかりこんなに仕事があるの、今日もいつ帰れるのかしら、とイライラしてばかりいて行動もいつもせかせかしていて落ち着きがなくなってきます。
心にゆとりなど全くないのです。
イヤイヤ仕事をしている
今やっている仕事が好きではない、向いていないというとき、モチベーションはどうしても下がってしまいます。
本当はもっと違う仕事をしたいと心では思っていますが、転職するのも難しく、そもそもやりたい仕事というのは今さらチャレンジするのが難しいという場合が多いのです。
また、今仕事を続けているのは給料のためだ、という人もたくさんいます。
家族がいる人は養っていかなければならないし、安定した職業でなければ家族は安心して暮らせないというかもしれません。
責任のあまりないバイトや派遣社員がいいと思っていても、女性ならそれでいいかもしれませんが、男なら派遣やバイトでは不安があります。
接客が嫌いなのに、営業に回されることもあります。
そこで、イヤイヤ仕事をすることになるのでストレスがどんどん溜まっていきます。
仕事の責任が重くてプレッシャーを感じている
職場にも長くいるようになると、責任のある仕事を任されるようになります。
今の時代、一つの職場で長く働けるというのはありがたいことなのかもしれません。
しかし、経験が長くなるにつれて、後輩の指導や、もっと重要な仕事を任されるのでそれがプレッシャーになる人もいます。
それまでは、自分がミスしたときも上司が責任を取ってくれていたのに、自分が上司という立場になると、後輩のミスは自分の責任ということになってしまいます。
いわゆる中間管理職という人は、自分の上の立場の人からの期待も大きく、責任を感じています。
その一方で、下のものを優秀に育てないといけないのです。
人を育てるということがいかに難しいのかということを初めて感じることになります。
そういうことが自分には重くて、ストレスになってしまうのです。
仕事のストレスを解消・発散する方法
好きなもの、ちょっとぜいたくなものを食べる
仕事のストレスを解消、発散するのにもっとも有効なのが、「食べる」という行為です。
というのも、食事をすると「セロトニン」という脳内物質が分泌されるのですが、このセロトニンは「幸せ物質」と呼ばれているのです。
つまり、人間は食事をすることによって、幸福感を得ることができるということ。
その物質のおかげで、仕事で経験した嫌な思いやプレシャーを忘れることができるというわけです。
ポイントは、好物を食べること。
「おいしい」と感じれば感じるほど、ストレス解消に効果があります。
また、ちょっとぜいたくで、ふだんはなかなか食べることができないものを食べるのもおすすめです。
めったに食べられないものを食べるという特別感が、仕事のストレスを忘れさせてくれるに違いありません。
予算を決めて、高級店でディナーというのもいいでしょう。
「仕事でがんばっている自分へのごほうび」という意味付けをすると、ストレス解消、発散効果はさらに高まるはずです。
一人でできるスポーツをする
体を動かすというのも、ストレス解消に効果があります。
ただし、競技スポーツの場合、相手との関係に気を使うこともありますし、勝敗が絡んでくると、今度はそのことが新たなストレスを生むことにもなりかねません。
仕事のストレスは解消できても、別のストレスを感じてしまうのは困りもの。
そこでおすすめしたいのが、ひとりでできる運動です。
ウォーキングやジョギングなど手軽にできる運動でもかまいませんが、より効果的なのは、ふだんとはちがう環境で楽しむスポーツ。
たとえば、「水泳」はどうでしょうか。
公共の施設を利用すれば、手軽に楽しめますし、プールで泳ぐというのは、いわば非日常の行動です。
「水の中の景色」という非日常感が、仕事のストレスを発散させてくれることでしょう。
また、トレッキングや山歩きも、日常から遠く離れた景色を楽しめます。
これは、ひとりで楽しむだけでなく、仲の良い友達を誘って、いっしょに楽しむこともできます。
ヘッドホンやイヤホンをして好きな音楽を聴く
音楽も非日常の世界に連れていってくれます。
ポイントは、好きな音楽をチョイスすることと、ヘッドホンやイヤホンをして聴くこと。
「いま、流行っているから」という理由で、ヒットチャート上位の曲を聴いても、それがあまり好きでないジャンルの曲だったり、アーティストの声に魅力を感じられないようでは、その世界を満喫ことはできません。
大切なのは、その音楽の世界に没頭することなのです。
そのために、「これが一番好き」というジャンルの音楽や、大好きなアーティストの曲を選ぶようにしましょう。
その際、ヘッドホンやイヤホンを使って聴くと、より没頭しやすくなります。
一人の部屋で聴く場合も、あえてヘッドホンやイヤホンを使いましょう。
また、このやり方をすれば、電車内や外出先で聴くこともできますから、退社後、家に帰る途中で聴くこともできます。
その日の仕事で感じたストレスを、家に帰りながら解消することもじゅうぶんに可能なのです。
部屋の模様替えや大掃除をする
ちょっと意外なストレス発散法を紹介しましょう。
それは部屋の模様替えです。
仕事のストレスが溜まっている場合、自宅に帰って部屋にいても、つい仕事のことを考えてしまいがち。
そんな時に、部屋の模様替えをすると、気分転換できます。
「どんなふうにしようか」と考え、カーテンなどを選び、模様替えの作業をしているときは、それに没頭できます。
また、模様替えした後も、部屋の景色が変わったため、気持ちも一新できるのです。
模様替えのほかに、部屋の大掃除というのもおすすめストレス解消法です。
大掃除は手間がかかりますから、作業中はやはりほかのことを考えずにいられますし、終了後はきれいになった部屋を見て、充足感を得ることができるのです。
掃除というのは、効果が目に見える作業なため、「すっきりした」という気持ちになることができます。
それがストレスの解消につながるのです。
仕事のストレスと上手に付き合う
あなたに当てはまる症状はあったでしょうか。
過度のストレスを抱えそうな仕事でも、
元気ハツラツでバリバリ仕事をしている人がいます。
そういう人はONとOFFがきっちり分かれていたり、
自分なりのストレス発散方法を持っていたり、
など自分の癒やし方を理解しています。
仕事でストレスを抱えすぎて体調を崩すまえに
自分の性格を把握し、今の状態を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
ストレス耐性がついたり、うまく受け流すことができるようになるかもしれません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。