ひねくれ者の6つの特徴とは?
ひねくれ者とは、相手からの言葉をそのままの意味で受け取ることができない人のことです。
「素敵だね」なんて言われても「そんなことはない。何か裏があるはずだ」と思ってしまうなんてのは典型的なひねくれ者です。
何でもかんでも人の言葉を鵜呑みにするのもちょっとどうかと思いますが、常にネガティブに考えたり、疑ったりするのもやはり辛いものですよね。
そこで今回はひねくれ者の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
ひねくれ者の特徴
プライドが高い
ひねくれ者と呼ばれる人はなぜひねくれているのでしょうか。
それはひとえにプライドが高いからだと言えるでしょう。
自分に対して自信があり、自己評価も高いがゆえに少しでもそのプライドは傷つけられると相手に対して攻撃的になってしまうのです。
さらにプライドが高く攻撃的なだけであれば、ひねくれているとは言えませんが、ひねくれ者というのはそのプライドをくすぐられるような褒め方をされても、それを素直に受け取りません。
この点こそがひねくれ者の特徴と言えるでしょう。
せっかく褒めているのにそれを額面どおりに受け取らず疑ってかかったり、その言葉の裏の意味を探ったりしてしまうのですから、これでは周囲からひねくれ者と評価されても仕方ありませんよね。
ではなぜ褒められたことを素直に喜べないのでしょう。
それは本当はプライドが高いのに周囲に知られないよう、あえて卑屈な言動をしたり、自虐的になったりするからです。
素直に喜ぶことは自分のプライドが許さず、だからといってそのプライドをかなぐり捨てることは出来ないがゆえに、自己評価は高いのに自虐的といったちぐはぐな言動をしてしまうのです。
[参考記事]
素直に気持ちを言えない
ひねくれ者とは周囲が予想する反応と真逆の反応をしてしまう人の事を指しますよね。
ですからひねくれ者とは、いわゆる自分の気持ちに素直じゃない人ということができます。
たとえば褒められたときにはそれを頭から否定してまったく喜ばなかったり、周囲が楽しんでいるときに一人だけ冷めた態度を崩さなかったりなど、一事が万事その調子で、とにかく周りとは違う言動をしてしまうのです。
より分かりやすい例で言うと、恋愛で甘えたいのに逆に冷たい態度を取ってしまう、会いたいのに自ら会いに行こうとはしないというのもひねくれ者の特徴的な言動ですよね。
そしてこのように素直じゃない反応ばかりしているうちに、自分でも何をどうしたいのか分からなくなったり、自分の本音を持て余したりというようなことになってしまいます。
つまりひねくれ者とは見方を変えれば、世渡り下手で不器用な人というようなことになるかもしれません。
素直になればもう少し世の中を上手に渡っていけるはずなのに、それが分かっていても素直になれないのですから周りからかわいげがないなといった評価を受けることが多くなりがちです。
[参考記事]
周囲を見下している
ひねくれ者は素直になれない自分にコンプレックスを抱いていることが多々あります。
ですがそれを素直に認めることをせず、周囲を見下すことで自分のプライドを誇示しようとする傾向にあるのです。
人が他人を見下すのはそうすることによって、自分を優位に置けると考えているからです。
普通なら努力することで優位に立とうとするものですが、ひねくれ者は自分が努力しようとはせず、周囲を下に置くことによって自分の立ち位置を確保するのです。
また他にも自分より他人が優れていると感じたときに起こる嫉妬心からその相手を見下したり、絶対に負けを認めたくないがゆえに負け惜しみで他人を見下すといったこともあります。
このようにひねくれ者というのは自分と他人とを比べ、少しでも自分が優位に立つために周囲を見下すのが主な特徴の一つです。
ただし自分が他人から見下されるのはとても嫌います。
ましてや自分の欠点を人から指摘されようものなら、たちまち攻撃的な性格が表に表れてきます。
これは自分に自信がないがために傲慢な態度を取ることで、大きく見せようとするからです。
それが周りから見れば信頼できないひねくれ者と映ってしまうのです。
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本音や本性を晒さない
ひねくれ者は、素直になることができないという場合もあれば、自分の本音や本性を見せることに怯えていることもあります。
そこには、人からどう思われるのかを恐れている気持ちがあり、晒すことによって弱みを握られると感じている人が多いのです。
本当は辛い、悲しいと思うことがあっても、ひねくれ者はそれを他者に見せることをせず、ひねくれた視点から意見を言ってしまいます。
実際には「言いたい」「言ってしまって楽になりたい」という本音を持っているのに、それを見せてしまえば相手に弱点を見られたことになり、自分の立場が危うくなる、もしくは軽蔑されたり引かれたりすると感じていることが考えられます。
そのため、相手に気付いてもらいたいと心では思っているケースは多いもの。
自分の口から「こうしたい」「こう思ってる」と言うことには抵抗があるものの、相手に「こういうことかな?」「きっとこう思ってるはず」と察してもらうことを望んでいます。
そしてくみ取ってくれた人や気持ちを察してくれた人に対して、距離が縮まったような、分かり合えたような気持ちを持ちます。
自分の本音や本性は晒さない、でも分かって欲しいという都合良い思いを、ひねくれ者は持っているのです。
「ありがとう」が苦手
ひねくれ者は、とにかく感謝を示したり言葉にすることが苦手という特徴を持っています。
例えば、周りから「○○な所すごいよね」と言われても、「こんなこと誰だってできるし」「気を遣って言ってるだけでしょ」と、褒められたことに対して強く否定します。
そこで「ありがとう」と素直に受け取れば自分の長所として喜ぶことができるのに、ひねくれ者は喜ぶことができず、むしろ嫌味で言われたと間違った捉え方をする人もいます。
ひねくれ者は、育った環境から周りの人たちから、「褒められる」ということに慣れていません。
否定されて育った、いつも「もっと頑張れ」と言われてきた、認められることがなかったという中で成長してきた人は、褒められることに慣れていないためについ抵抗してしまうのです。
「きっと本心では違うことを思ってるはず」とひねくれてしまうのは、それだけ認めてもらえる環境になかったから。
「よく頑張ったね」と言われることにすら慣れておらず、常に上を目指すように指示されてきたり、努力をなかったことにされた環境が影響していると言えます。
ひねくれ者は、人として大事な「ありがとう」を言えず、人間関係においても苦労することが多いのが特徴です。
自分に自信がない
ひねくれ者に多い特徴は、自分への自信がないという特徴です。
一見、強く見せていたり、人を馬鹿にしたような発言をすることが多いひねくれ者ですが、元を辿れば自分に自信がないことによる、周りへのあてつけなのです。
感謝の気持ちを表現できない、言えないのもこの自信のなさから来ていることもあるでしょう。
褒められたり嬉しい言葉をかけてもらったのに、「どうせ自分なんか」という気持ちの方が強く、喜ぶことができないのも、元々自分は「ダメな人」「できない人」と思っているからでしょう。
ひねくれた目線で物事を見てしまうのは、自分に対してとても低い評価をしているからです。
ただ、ひねくれ者にだって意地やプライドはあり、低い評価は自分でしても、周りからされたくないという意思を持っている為、周りには「強そうな人」に見せているのでしょう。
「自分なんかが」「どうせ」と口癖にしてしまう人も多く、ひねくれた目線で見ることがその人なりの防衛であることもあります。
底辺を見ること、最悪なケースを想像すること、斜めから見ることで、悪いことやショックなことが起こっても、それに打ち勝つメンタルを保つために、ひねくれているというパターンもあります。
自分に自信が持てないからこそ、ひねくれた目線で見て、免疫を付けようとしていることも考えられるでしょう。
[参考記事]
ひねくれ者になっても良いことはない
いかがでしょうか。
ひねくれたくなる気持ちは誰しもが持っているものです。
しかし、その気持ちに従ってひねくれ者になってしまうのはあまり良いことではないでしょう。
一時的なものであれば、すぐに改善できますが、それが普通になってしまい、周りからも「ひねくれ者」だと認識されてしまったら大変です。
あなた自身の気持ちもどんどん落ちていくはずですし、周りからも疎まれる存在になります。
それがさらにあなた自身をひねくれ者にしていくでしょう。
こうして先のことまで考えるとひねくれることにメリットは一つもありません。
そのメンタルに飲まれないように、抗うことがとても大切な予防策といえるでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。