人によって態度を変える上司の特徴や心理と対処法を徹底解説!
相手によって、露骨に態度を変えてくる上司にストレスを感じたことはありませんか。
誰でも好き嫌いはあるでしょうが、わかりやすく差をつけられると腹が立ちますよね。
そこで、今回は人によって態度や扱いを変える上司の特徴や内面をご紹介します。
モラハラかどうか見極める方法や対策方法も併せてご紹介しますので、困っている人はぜひ最後までお付き合いください。
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人によって態度を変える上司の特徴
まずは、人によって態度を変えてくる上司がどんな人なのか見ていきましょう。
理不尽なことをされると誰でもイヤな気持ちになりますが、言動や特徴を捉えておくと、対処しやすくなります。
上司の癖や行動を予測して、ストレスを減らしましょう。
人によって機嫌がころころ変わる
相手によって態度を変える上司は、機嫌も相手次第です。
好きな人の前では上機嫌ですが、気に入らない人が前に来ると、途端に不機嫌になります。
対応の差が激しく、嫌われている人は精神的に苦痛を感じます。
好き嫌いも自分の気持ちも一切隠さない、とても子供っぽい人だと言えるでしょう。
人を褒める時に誰かを貶す
誰かを褒める際、嫌いな人を貶して引き立てようとするのも特徴です。
人によって態度を変えてくる上司は、部下を素直にねぎらうことができません。
誰かが結果を出すことは、その人に及ばない人がいることだと捉えています。
そのため、人を褒めると同時に誰かを貶すのです。
好き嫌いで評価する
同じことをしても、好き嫌いによって評価が変わるパターンもよくあります。
同じ失敗をしても気に入った人には甘く、嫌いな人は徹底的にこき下ろします。
成功した時も、お気に入りの場合は褒めちぎりますが、嫌いな場合は何もしません。
それどころか成果を横取りすることもあります。
気に入らない人を排除する
自分が好きじゃない部下を仲間外れにして、孤立させようとする人も多いです。
人を仲間外れにしてはいけないというのは常識ですが、このタイプの上司は、やってはいけないことをあえてやります。
自分の権力を見せつけて人をコントロールしようとしたり、ストレス発散したりしているのです。
自分の非を認めない
自分に落ち度があっても決して認めず、周りを混乱させるのも特徴です。
このタイプは明らかに自分がミスをしたり道徳に反することをしたりしても、自己正当化します。
そのせいで部下にしわ寄せがいったり、気を使わせたりして、仕事に支障が出ることも多いです。
人によって態度を変える上司の心理
いくら人間には好き嫌いがあると言っても、上司が部下の扱いや態度に差を付けるのはいいこととは言えません。
ここでは、なぜ上司が態度を変えるのか、その心理や意図を解説します。
上司を少しでも理解したい人は必見です。
余裕がない
余裕がなくて、自分の感情をコントロールできなくなっていると考えられます。
それなりの立場になれば、仕事のプレッシャーやストレスを感じるものです。
それに加え、多忙や疲労で、上司はあらゆるゆとりが失われているのでしょう。
そのせいで、理性的に振る舞えなくなっているのです。
嫌いだとわからせたい
相手に対し、好きだとわかりやすくアピールしたいのだと考えられます。
多くの人は、たとえ相手が嫌いでも感情をむき出しにせず隠そうとしますよね。
しかし、人によって態度が違うタイプは、あえてわかりやすく態度に出すことで「お前が嫌いだ」とアピールしているのです。
自信がなく不安
自分に自信がないため、気に入らない人に辛く当たる上司も多いです。
自信がなくて不安になると、誰でも情緒不安定になるものです。
そんな時に、気に入らない部下に八つ当たりしてネガティブな感情を払拭しようとしたり、自信を取り戻そうとしたりするのでしょう。
ライバル潰し
部下をライバル視して、早めに潰そうとする人もいます。
将来的に自分の邪魔になるので、嫌がらせや攻撃によって出世させまいとしているのです。
自分を守ってくれそうな部下や、ライバルにならない部下がお気に入りで、常に側におきます。
保身のために自分の周りを固めているのでしょう。
下心
特定の人によく思われたい下心から、相手によって対応を変えている場合もあります。
このタイプの人は、自分が気に入った人や目上の人間には媚びを売って、ご機嫌取りをします。
よく思われてもメリットがない相手には、冷たくしたり嫌がらせしたりして、適当に扱うのです。
人によって態度を変えない上司の特徴
相手次第で態度が変わる上司が存在する一方、誰にでも平等に接する上司もいますよね。
そんな理想的な上司に共通する特徴を、3つご紹介します。
両者の違いを知りたい人や、お手本にしたい人はぜひチェックしてください。
心が広い
心が広い人は、相手の立場や気持ちを考えて公平に扱います。
自分の好き嫌いや優劣で態度を変えることはありません。
偏見で差別したり、人を傷つけるような言動をしたりすることはなく、常に一貫した態度を取ります。
同僚や部下からは、特に慕われるタイプです。
優秀
優秀な上司は、感情に振り回されることなく合理的な判断を下します。
そのため、基本的には好き嫌いやその時の気分に左右されず、誰にでも同じように接するのです。
むしろ理不尽な対応をすると反感を買い、仕事に支障が出たり恨みを買ったりするため、愚かで無駄な行動だと考えています。
人気者
親しみやすく人気者の上司も、人によって態度を変えることはほとんどありません。
人気者タイプには、心が冷たく、好き嫌いで人への対応を変えるような人はほとんどいません。
温かみや人間的な魅力が感じられるからこそ、多くの人を惹き付け、好感を持たれているのです。
人によって態度を変える上司はモラハラなの?
他の人とあからさまな差をつけられたり、冷たくされたりすると、少なからず傷つくものです。
ましてや、上司という立場でありながら露骨に態度を変えるのは「これはモラハラにならないの?」と気になりますよね。
結果を言えば、業務に必要がないにもかかわらず、上司が人によって態度を変えて理不尽な対応をするのは、モラハラにあたる可能性があります。
上司という立場を利用して嫌がらせをしたり、部下の心や尊厳を傷つけたりするのはあってはならないことです。
上司に理不尽な対応をされても「このぐらい我慢しないと」「自分が悪いかも…」と思って、黙って受け入れてしまう人も多いです。
しかし、我慢しても上司は変わりませんし、自分の心身とキャリアも守れません。
あまりに対応が酷い時は、然るべき対応をする必要があるでしょう。
信頼できる友人や、会社の上司やカウンセラーに相談してみるのもおすすめです。
人によって態度を変える上司への対処法
最後に、相手によって扱いや態度を変えてくる上司の対処方法をご紹介します。
上司が理不尽な差をつけるのは、場合によってはモラハラやパワハラになります。
上司の態度によって不利益を被ったり気分を害したりしている人は、参考にしてください。
記録をとる
誰かに相談したり、会社に報告したりする時に、言葉だけでは信じてもらえない可能性があります。
そのため、上司から理不尽な対応をされた時のことを、詳細に記録しておきましょう。
日時と上司の具体的な行動、その時のあなたの気持ちなど、できる限り細かく記してください。
信頼できる人に相談する
信頼できる第三者に話を聞いてもらうのもおすすめです。
会社の相談窓口やカウンセラー、労働局などに頼ってみてください。
アドバイスをもらったり、話を聞いてもらったりして、対処方法を考えましょう。
被害を受けた証拠があれば、迅速に対処してくれる可能性が高まります。
さらに上の上司に報告する
問題の上司よりもさらに上の立場の人間に報告するのも1つです。
その人があなたの味方になってくれる確信があれば、1度話を聞いてもらいましょう。
証拠を出し、冷静に話すのがうまく伝えるポイントです。
上司に直接注意したり、やめるように説得したりしてくれるかもしれません。
毅然と振る舞う
上司に理不尽な扱いをされても、動じることなく毅然と振る舞いましょう。
いちいちショックを受けたり「自分が悪いんじゃないか」と悩んだりしても、上司はその弱さにつけ込んでくるだけです。
上司の行動に問題があるとはっきりわからせるためにも、態度で示してください。
法的手段に訴える
被害が大きい場合は、最終手段として法的手段に訴えましょう。
気が進まないなら、会社に証拠を出して「対処しないなら裁判する」と言うのも1つ。
あなたが本気だとわかれば、会社側も真剣に取り合うはずです。
それでもダメな時は、裁判で決着をつけましょう。
粛々と対応して自分の権利や心身を守ろう
社会人になれば、誰でも少しぐらいはイヤな思いをするもの。
しかし、上司が不平等な扱いをしたり、人と理不尽な差を付けたりするのは、問題です。
我慢し続けると、ストレスによって心身のバランスを崩したり、昇進のチャンスを潰されたりします。
自分の立場や心を守るためにも、人生やキャリアのためにも、淡々と対処してください。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。