陰口を言われる人の特徴と陰口を言われるときの対処法とは?
陰口の意味とは、本人がいないところで悪口をいうことです。
あなたは陰口を言われることを気にしてたりしませんか?
自分の評価や振る舞い方はどうしても気になってしまうものですが、気にしすぎるのもあまりよくありません。
むしろ陰口を気にしない人のほうが、人生を楽しく生きていることは間違いないでしょう。
できることならそんな性格になりたいと思うものですよね。
そこで今回は、陰口を言われる人の特徴や陰口を言われるときの対処法などをご紹介していきます。
ぜひあなたに当てはまるものがあるかどうか確認しながらご覧ください。
【目次】
陰口を言われる人の特徴とは
気が弱く反撃をしない
周りからはいい人と見られていて、特に他者から悪く言われるような要素がなくても、目立たずに気が弱そうに見えるタイプは陰口を叩く人のターゲットにされやすい傾向にあります。
陰で攻撃をしていることがバレてしまったところで、反撃されたり責められる可能性は限りなく低くなりますし、相手が泣き寝入りすることがわかっているという安心感があるからです。
逆に、陰口を叩いていることが発覚したら怖いと感じる気が強い人、力の強い人に関しては、その人の話題を口にすることも少ないでしょう。
その場にいない他者を陰で悪く言うようなどうしようもない人は、自分よりも弱いものを見極めて捌け口にしてしまうのです。
気が弱い人はそういったタイプの都合のいいストレス解消の相手とみなされてしまい、粗を見つけては悪口を言われやすくなってしまいます。
いくら気が弱くても陰で笑われたり叩かれるようなことをされていれば、場の雰囲気で察することができますが、わかったところで何を言っても無駄だと諦めてしまうのです。
そうした無抵抗さが、どこまでも陰口をいう人を助長させてしまいます。
優れた能力を持っている人気者
陰口を叩く理由はさまざまですが、相手に対する嫉妬心から吹聴するというパターンは珍しくありません。
対象はとても優秀な人で見た目もよくモテていたり、人望も厚く、多くの人から頼りにされているような大注目の人気者ということが少なくなく、正面から対抗したところで適わないということがわかっているからこそ、悪口をいうことで自分達のレベルまで引きずり落としてしまおうと試みます。
陰口は一人では叩けないものですから、大抵は同じように対象を悪く思っている人が集団で口にするものです。
散々貶めることで同意を得て、自分達のその考えが正しいものだと思い込むことでスッキリすることができます。
また、目立つ相手を悪く言えば、相手をバカにすることで自分達がマウントを取っているように錯覚するからというのも悪口がやめられない理由です。
悪く言われているほうも、一部の人達にそうした対象にされていることは自覚していますが、ほとんどの場合は相手にしないで放置するという特徴があります。
そうやって歯牙にもかけられないからこそ、余計に嫉妬心を悪化させてしまうのです。
不平不満ばかり口にする
マイナスオーラを纏っている人は、悪口を引き寄せやすくなります。
いつもムスッとしていて、口にすることといえば物事に対する不平や不満ばかり、周囲にいる人達を不快な気持ちにさせるタイプは敬遠されてしまいますし、悪口も叩かれやすいのです。
また、そうしたタイプは自分も周囲の人達を陰で悪く言うタイプが多く、悪口が悪口を呼んで負の連鎖が起こりやすくなります。
自分が他者の悪口を言うのはいいのに他者から貶められるのは我慢ならないと攻撃的になることも少なくなく、実際に喧嘩に発展することが少なくありません。
自ら嫌われる道筋を作ってしまい、どんどん周囲の人達から距離を置かれてしまいますから、目に見えて嫌われているとわかるタイプも多いのです。
かといって改めることもありませんし、嫌われることでさらに周囲の人達に対して不満を持つようになり、ますます悪口を言う機会が増えていきます。
それがまた反感を買ってしまうことになり、その人も陰口を叩かれやすくなるのです。
対象者自体が場の空気を悪くしてしまいやすいトラブルメーカーで、悪口を言われる原因まで自分で作ります。
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陰口を言う心理とは
人を貶めることで優越感に浸りたい
その人のいないところで陰口を言う人には、「優越感に浸りたい」という心理があると考えていいでしょう。
たとえば、職場の同僚のAさんについて、ほかの同僚Bさんに「Aさんって、仕事が遅い上にミスも多いよね」と言ったとします。
その場合、陰口を言った人の心の中には、「それに比べて、私は仕事が早いしミスも少ない」という自負心があるに違いありません。
「自分もAさんと同じぐらい仕事ができない」とか、「自分の方がAさんよりも、もっとミスが多い」という自覚があれば、そんな陰口を言うことはないでしょう。
陰口の対象者よりも自分の方が優れていると思うからこそ、その人を貶めるようなことを言うわけです。
言い方を変えると、「その人を貶めることで優越感に浸ろうとしている」という言い方もできるでしょう。
話をしている相手Bさんに、Aさんの自分よりも劣った点を指摘することで、Bさんから「あなたはAさんよりも仕事ができる」という評価を得たいとも思っています。
自分自身の中で優越感に浸るだけでなく、人から評価されることによって自分が優れていることを認識しようとするのが、陰口を言う人の複雑な心理と言っていいでしょう。
ストレスやフラストレーションを軽減したい
気分爽快で、ポジティブな気もちになっているような人は、人の陰口を言うことはありません。
人の陰口を言うというのは、言うまでもなくネガティブな行為ですから、その行為をする人の気持ちもネガティブになっていると考えていいでしょう。
陰口を言う人の共通点は、ストレスやフラストレーションが溜まっていて心が鬱屈し、すさんだ状態になっているということ。
心が鬱屈しているために、陰口を言って少しでも気分を晴らそうと思っているのです。
陰口を言うというのは決してほめられたことではありませんが、「人のいないところで陰口を言うと、気持ちがすっきりする」という人は少なくありません。
人のことをホメても気持ちはすっきりしませんが、悪口を言うことで気分が晴れるということが、人間にはあるのです。
特に、自分の言った陰口に相手も同調し、たとえば「ほんとにAさんは仕事ができないよね」というような話の流れになると、気分はよりすっきりすると言っていいでしょう。
ストレスやフラストレーションが溜まっていて、ネガティブな気分になっているため、それを解消、軽減したいというのが、陰口を言う人の心理なのです。
臆病で人とぶつかることは避けたい
直接その本人に悪口を言うことは「陰口」とは言いません。
陰口を言う人は、つまり、直接その人に対して悪口を言うことができない人と考えていいでしょう。
そこにあるのは、臆病で人とぶつかることを避けたいという心理です。
たとえば、職場の同僚に直接、「あなたは本当に仕事が遅い。その上、ミスも多い」と言うと、相手は反論してくるかもしれません。
怒った相手が強く反撃してきて、ケンカになってしまうこともあるでしょう。
臆病な人はそんなことになるのが怖いために、必ずその人がいないところで悪口を言うわけです。
陰口を話した相手を通じて、本人の耳に入ることもあるでしょうが、陰口を言う人は、そういうリスクはほとんど考えません。
結果として本人とぶつかることもありえるにも関わらず、そのことは想定せずに悪口を言うのです。
それは、陰口を言う人が、「目の前にいる人とぶつかりたくない」という心理を持っているためと考えていいでしょう。
小心者なために、目の前にいる人と衝突するのが怖くてなりません。
「陰でこそこそ悪口を言う」というのは、そうした小心者の臆病な心理から生まれる行為なのですが、この「こそこそ」というところに、臆病な心理があらわれているわけです。
陰口を気にしない人の特徴とは
自立している
自分の足で立って生きている、自立している人は、陰口をあまり気にしません。
他者からのいい加減な評価以上に、自分の指針となる評価の基準というものを持っているからです。
心無い陰口に傷つくことはあっても、自立している人の中には、確固たる信念というものがあるので、自分のやりたいことややるべきことを見失うことなく直ぐに回復することができます。
そもそも自立している人は、自分の考えで生きていくことのできる人なので、人の意見をそれほど必要としません。
疑問や壁にぶつかった時に、他人の意見を参考にすることはあっても、基本的にその対象は自分と同じように自立している、個人の意見に限定されます。
自立している人は、不特定多数の意見を耳に入れる必要がないので、自分から積極的に陰口を聞きに行くこともせずにいられます。
社会人として自分の生活を支えられるようになったとしても、それが必ずしも自立につながるわけではありません。
陰口を気にしないでいるためには、自分にとってためにならない意見の全てを切り捨てられるくらいに、独りきりで生きていけるほどの精神的な強さを身に着ける必要があります。
他人に深い付き合いを求めない
陰口を気にしない人には、他者との付き合いに関して、深い人付き合いを求めないという特徴が多く見受けられます。
他人と密接な関係を築くことを求めない人だからこそ、他人に何を言われようとあまり気にしないでいられる、ということです。
自分を悪く評価する噂が入ってきたとしても、他人にその認識を改めさせてまで良好な関係を作っていきたいと考えることがないので、陰口にも完全に無関心でいることができます。
陰口を気にしない性格の土台には、他人に好かれなくても構わないという、揺らぐことのない強固な思いがあるのです。
そういった傾向のある人は、深い付き合いを求めないだけで、人付き合いそのものを忌避するわけではありません。
コミュニケーション能力も高いことが多く、幼少期から友人が途切れたことがないという実績が、人付き合いにおける自信となっているケースも見られます。
去る者は追わず来る者は拒まず、広く浅く付き合っていけるタイプの人です。
陰口を聞く本人がそれを認識していないだけで、人間関係が複雑で広い分、陰口も至る所で囁かれることになるのですが、目標に届かなければそれはただの独りよがりで勝手な悪口に過ぎません。
自分に自信がある
陰口を気にしない人に共通する特徴は、自分に自信があるということです。
陰口は基本的にはただの悪口に他なりませんが、陰口を向けられる人間にとっては、それは他者からの評価にもなりえます。
陰で囁かれる無責任な声も、正面切って放たれる言葉も、耳にしてしまえば、どちらも等しく他人の意見であることに他なりません。
陰口を自分への正当な評価と認めてしまえば、怒りを向けるにしろ、改善のためにと受け入れるにしろ、何らかの行動をとらなければならなくなります。
その対応は度が過ぎれば、悪意に振り回される結果にも繋がります。
他人からの評価で自分の価値を判断しようとするのは、慎重で賢明なことですが、危険なことでもあるのです。
自分に自信のある人は、誰に判断してもらわなくても、自分の価値を知っている人です。
己は優秀な人間であるという、その確かな認識は、人の無責任な言葉で簡単に形を変えることはありません。
陰口を聞いても、自信が陰口を跳ね返す盾となってくれるからこそ、心にダメージを負わず受け流すことができます。
形のある、実力に裏打ちされた自信は最強の盾です。
陰口を言われるときの対処法とは
言われているのは自分だけではないと理解する
陰口を言う人というのは、特定の人にだけ言っているのではなく、誰に対しても言っているものなのです。
「陰口を言われているのは自分だけではない」と思って、気にしないことが一番です。
特に何か理由があるわけではなく、ただ単に気に入らないというだけで、陰口を言う人は少なくありません。
日頃のストレス解消の一つとして言っているだけ、ということも考えられます。
気にしすぎて萎縮したり、卑屈になったりする必要はありません。
今回は自分の番なんだ、くらいに思って、気にせず、普段通りに過ごしましょう。
また、どれだけ優しい人であっても、有能な人であっても、世の中の人全員から好かれることはありません。
好きだという人がいれば、その数だけ嫌いだと思う人も出てきます。
陰口を言われるのは当たり前のこと、という感覚で受け止めると気持ち楽になります。
ただし、事実と違うことを言いふらされるのを放っておくと、それが「事実」として定着してしまう恐れがあります。
時間が経ってからだと訂正しても信じてもらえないことがあります。
後になって困らないように、度が過ぎた陰口は信頼できる人にきちんと説明して、誤解を解いておくようにしましょう。
表面上は認める
陰口を言われた時に一番良くない対処法が、感情に任せて反撃することです。
言われっぱなしは腹が立ちますが、感情的に言い返しては、相手と同じレベルに下がってしまいます。
ムカついていたとしても、その気持ちをぐっとこらえ、笑顔で「そうかもね」「そんな風に見えているの?」と穏やかに認めてみましょう。
陰口を言う人は、強いコンプレックスを持っている場合が多く、自分は周囲から認められていない、もっと自分の価値を分かってもらいたい、と心の中で思っています。
陰口を言ってその人を落とすことで、自分が優位に立ったと思い、安心感を得ようとしているのです。
つまり、他人を下げて自分が上に立ったつもりになっているだけ。
そんな相手に対して、大らかな態度で接すると、そんな優越感は意味がないことだと打ち砕くことができます。
人間に上下を決めることなんて意味がない、自分はその人のことを何とも思っていない、と示すことで、コンプレックスを刺激する対象から外してもらえるのです。
勝負をして勝敗を決めるのではなく、自分は最初から勝負する相手ではないのだ、と教えてあげるのです。
こうすると、陰口を言っても意味がないと思われ、ターゲットから外してもらえるようになるのです。
幸せをアピールする
陰口を言う人は、言われた人の傷ついている姿を見て楽しんでいます。
落ち込んだり悲しんだりした表情を見せると喜ばせることになり、さらに陰口が悪化してしまいます。
陰口をストップさせるには、「陰口なんてどれだけ言われようと、全く気にならない」ということをアピールしましょう。
そのままストレートに「気にしていない」と言っても、強がっているだけだと思われてしまいます。
こういう時は、自分は幸せだとアピールするのが有効です。
アピールする内容は、仕事でもプライベートでも、どちらの面でも構いません。
内容は何でもいいので、自分は満たされているから、多少陰口を言われても全くダメージを受けないんだ、と相手に伝えるのです。
どれだけ攻撃しても相手がノーダメージだと、攻撃している方が次第に疲れてしまいます。
大きな幸せの前には陰口なんて些細な事、という姿勢を見せると、相手は次第に戦意を喪失します。
天然ボケな人に対して真正面から全力で攻撃しても通じない、というのと同じです。
周囲と対立せずにきれいに場を収めたい時は、のほほんとした態度で攻撃をするっとかわすのが大人な方法です。
会社や職場の陰口は気にしないのが一番
いかがでしょうか。
陰口が一番多く発生する場所は、会社や職場です。
本来であれば仕事上でサポートし合わなければいけないのに、わざわざ相手の粗を見つけて陰口を言う人が数え切れないほどいます。
そんな陰口を気にしてしまう人も少なくないでしょう。
それで仕事に支障が出てしまったら元も子もありません。
気にしないことが最大で最高の対処法なのです。
つまり、あなたが考えるべきことは「どうしたら陰口を言われないで済むか」ではなく、「どうしたら陰口を気にしないで済むか」です。
陰口を気にする人の特徴は自分に自信を持つことができない、もしくはスキルが低いため周りに迷惑をかけてしまっているというネガティブ思考に陥っています。
これを改善していきましょう。
周りをぶち抜くぐらい圧倒的な努力をして成果をあげることで、次第に「自分はやればできるんだ!」という成功体験から自信を持つようになります。
結果を出せば出すほど、陰口は増えるかもしれませんが、しょせんは負け犬の遠吠えです。
あなたより遥かに能力が低い、何も努力せず文句を言っているだけの自己管理ができないだらしない人間です。
そのように認識できればあなたには怖いものはないでしょう。
また、仕事で結果を出すと同時にやっておきたいことが筋トレです。
筋トレを継続すると体に変化がでてきます。
これもいわゆる「やればやった分だけ変わる」という成功体験です。
また、体つきが変わってくると人の目を気にしなくなる効果があるとという研究結果もあります。
この仕事で結果を出すことと、筋トレを継続することの2つを意識して行動していれば必ず陰口を気にしない性格になることができます。
性格はこれからの行動次第でいくらでも変化させることができるのです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。