理屈っぽい人の6つの特徴とは?
理屈っぽいとは、どんなことに対しても直感的ではなく、論理的に考え、発言するようなことです。
普通なら、「じゃあこれでいいよね?」となったときに「いいよ」となるところが、「いや、でも〇〇は□□だから、そう考えると△△のほうが・・・」と、なってしまうのが理屈っぽい人です。
本人は意図せず振る舞っていることもありますし、周りにすごい人だと思われたくやっていることもありますが、どちらにせよ周りの人からは煩わしい存在だと思われています。
では、具体的にはいったいどんな特徴があるのでしょうか。
そこで今回は理屈っぽい人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
理屈っぽい人の特徴
細かいところにこだわる
理屈っぽい人は、とても細かいところまで見ていることが多く、相手がどんな発言をいつどのようにしたかということまで把握していることが多いです。
その中で、法律に反することがあったり、経験上間違いであると感じることだったり、嘘や偽りだと気付いた場合には、理屈っぽく相手を責めることも多いです。
理屈っぽい人の多くは、正論を並べる傾向にあり、少しでも違うところ、ずれているところを見逃すことができません。
「今○○って言ったよね?それって△△の間違いだよね」と、やんわり伝えればいいところでも、指摘し正しいことを言わせようとします。
こうした理屈っぽい言動は、相手にとってはとても気分の悪いもの。
「分かってて言ったのに」「融通がきかないな」と思われることも多く、正論を述べているのにも関わらず、敵を作りやすいのも理屈っぽい人の特徴です。
正論=正義だと感じている部分もあり、間違っていない自分を改めたり、変えることはまずしません。
一緒にいる人は、細かく指摘されたり注意されることで、苛立ちを隠せないことが多く、「あいつに言っても無駄」と半ば諦めの思いで付き合っていることもあるでしょう。
[参考記事]
頑固で冗談が通じない
理屈っぽい人は、人とのコミュニケーションにおいて大事な会話や接し方で応用が通じず、考え方も頑固で冗談が通じない傾向にあります。
例えば、その日朝食を抜いてきた人が、その分昼食にいつも以上の量の食事をとっているとしましょう。
たくさん食べるその姿に、「最近丸くなってきたんじゃない?食欲がすごいね」と、その食べっぷりにユーモアを加えて「丸くなった」と言う。
決して「太った」と相手に対して侮辱している訳ではなく、単なるコミュニケーションの一種として丸くなったという言葉を用いたのに、理屈っぽい人は、「朝食を抜いてきたからです」「体重は変わっていません」「むしろ痩せたんですけど」と言い訳や理由を述べてしまいます。
相手は、「そんなこと聞きたくて言ったんじゃない」「そんなつもりで言った訳じゃない」と思うでしょう。
このようにコミュニケーションの中で、言葉を面白おかしく変えてみたり、冗談で放つ言葉もある中、理屈っぽい人は真に受けてしまい、その時に感じた思いを相手にぶつけてしまいます。
空気が読めないと思われたり、冗談が通じない人と思われることで、徐々に距離ができてしまうことは言うまでもありません。
納得いくまで時間をかける
理屈っぽい人は、自分の中で固定された考え方を持っている人が多く、それに反することや違うことには理解が難しく感じます。
ただ、ある程度大人になり社会経験も積んでいれば、相手の意見をくみ取ろうとする姿勢も見られるようにはなってくるもの。
そこで相手のことを理解しようと、「それってどういう意味?」と意味を確認したり、「さっきは○○って言ってたけど変わったの?」「なぜそんな流れになったの?」と、すべて自分が納得する形になるまで、相手に説明を求めてしまいます。
臨機応変な人にとっては、「あ、状況が変わったのね」で済むことでも、理屈っぽい人には、自分を納得させる理由が必要になる。
ちょっとでも理解に苦しむところがあれば、また理由や原因の説明を求める、これがエンドレスで続いてしまいます。
理屈っぽい人を納得させるためには、普通の人以上に時間がかかることを知っておくと、事前にどのように説明すればいいか工程を考えられます。
相手が理屈っぽい人の場合は、相手が理解しやすいように前もって説明しておくことで、新たなる問題やトラブルを防ぐことができるかもしれません。
プライドが非常に高い
理屈っぽい人はプライドが非常に高い特徴を持っています。
自尊心が高いため、バカにされたり失敗したりなどといったことは絶対にイヤなタイプです。
そのため他人を見下したり、自分の失敗を人のせいにしたりすることも珍しくはありません。
またプライドを逆なでするような相手に対して好意的になることはほとんどなく、むしろ敵だという気持ちで接してしまうことが多いです。
何よりもプライドを大事にしているからこそ、それが崩れてしまうことを非常に嫌っているのです。
基本的にこのようなタイプは傲慢であるため、周囲と衝突してしまうことも少なくないです。
ですので次第に周囲から孤立していき、味方が一人もいなくなるということもありえます。
ですが当人はそのことにまったく気づいていません。
むしろ「自分より劣っている人間が徒党を組んだところで何ができる」などとより蔑むような思考になってしまう可能性のほうが高いです。
プライドが高い人間というのは自分のことしか見えていないため、周囲が何を考えているのかなど知ったことではありません。
だからこそ独りよがりな人物になってしまい、理屈っぽい人だと周りから思われるのです。
[参考記事]
自分が正しいと思っている
理屈っぽい人は基本的に自分が一番正しいと思っています。
逆に言えば自分以外はすべて間違っているという考えで生きているので、人の話は聞きませんし受け入れません。
もし反論されようものなら、それを上回る勢いで自分がいかに正しいかをすらすらと話し出す傾向にあります。
実際問題正しいかどうかは関係ありません。
当人は自分が間違っていると一切思っていないのですから、周囲が「それは違う」と言ってもまったく耳を傾けません。
悪く言えば頑固であり、間違いを認めることができない人間なのです。
ですので周囲の人から口先だけの人間だと思われていることも珍しくはありません。
こういうタイプの理屈は理屈と言えないことも多く、いわゆる屁理屈を捏ねているだけといったケースも多々あります。
要は結果ありきで論理を組み立てているに過ぎず、言い分が破綻していることもよくあるのです。
なので周囲から見れば、全然正しいことは言っておらず、むしろ間違ったことしか言わない人間だと思われている可能性が非常に高いのです。
ですが当人は思い込みがかなり強いタイプであるため、自分が正しいから他の人は何も言わないと勘違いしていることもよくあります。
人の話を聞かない
理屈っぽい人というのは自分なりの考えや意見を持っていることが多いです。
それが正しいかどうかは別として、当人なりには筋が通っているため、誰かに聞いて欲しいという思いが強いです。
それゆえに人の話を聞かずに自分の話ばかりしてしまう傾向にあるのです。
人それぞれいろいろな考えを持っているのは当たり前ではありますが、理屈っぽい人というのは多種多様な考え方を受け入れることはあまりません。
良く言えば自分の芯を持っている、悪く言えば考えが凝り固まっているといった感じです。
ですので人が話しているときであっても、自分の考えや意見と異なると感じたら、話を遮ってでも自己の考え方を主張します。
このようなタイプの厄介なところは自分は人の話を聞かないのに、人が自分の話を聞いていないと怒ってしまう点です。
自分勝手極まりない話ではありますが、それこそが理屈っぽい人たるゆえんでもあります。
一見すると話し好きのようでもありますが、人を楽しませようという気持ちがあるわけではない点で異なっています。
要は自分の考えがいかに素晴らしいかを知って欲しいだけであり、他人がどう思うが関係ないのです。
だからこそ人の話を聞かないというわけです。
理屈っぽい人が嫌いなときの対処法も覚えておこう
いかがでしょうか。
こうした理屈っぽい人に対して嫌悪感を持っている人も少なくありません。
「いいからさっさとやれよ!」と言ってしまいたくなるのをグッと堪える・・・、なんてこともあるかもしれませんね。
そうした時の対処法はどうすればいいのか。
最も簡単で効果的なのが「関わらない」という方法ですが、なかなか環境がそれを許してくれない時があります。
あなたが多少気が強い人であればビシっと一言「どっちかさっさと決めろ」とでも言えば、相手はあなたに対して理屈を振りかざすことはなくなるでしょう。
これは特に理屈っぽい男に有効です。
止めたほうが良いのがおだてたりすることです。
これではますます相手を調子に乗らせてしまい、歯止めがきかなくなります。
やはり、理屈っぽい人へは、なるべく避ける、強く言う、態度や表情で拒絶を示すあたりが王道でしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。