仕事が集中する人の特徴や原因は?対処法も徹底解説!
職場の中で、自分にばかり仕事が集中すると感じることはありませんか。
最初のうちは思い込みかもと思っていても、次第に確信に変わっていくこともあるでしょう。
ここでは、そんな仕事が集中する人の特徴について見ていきたいと思います。
また、理由やメリット、デメリットの他、不公平だと思うときの対処法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
仕事が集中する人の特徴
職場には多くの社員がいるにも関わらず、いつも同じ人ばかり仕事が多くなるのはなぜなのでしょうか。
仕事が集中する人が決まってしまうのは、あなたが仕事ができると周りから期待されているか、あなたが頼みやすいと思われているかのどちらかです。
仕事ができる
仕事が集中する人の条件といっても過言ではないのは、やはり仕事ができることでしょう。
部署の中、もしくは同期の中でも著しく仕事のできる人は、知らず知らずのうちに仕事を抱えてしまいがち。
最初のうちは控えめに頼んでいた人たちも、次第にできる人に頼むのが当たり前になっていき、その結果仕事が集中していくのです。
手際がいい
仕事ができることと似ていますが、仕事を終わらせるスピードの早い人にも仕事が集中していきやすくなります。
一つの仕事を終わらせるのに時間がかかる人には、たくさんの仕事を任せることはできません。
一度にたくさん仕事を任せても終わらせることができるため、仕事も集中するのでしょう。
効率が悪い
先程、手際のいい人には仕事が集中するという話をしましたが、逆に仕事の進みが遅い人にも仕事が集中するケースもあります。
上司の見極めが甘かった場合など、「このくらいはできるだろう」と思われ、実際にはできない量の仕事を振られてしまうのです。
この場合、なかなか仕事が終わらずにどんどん貯まっていってしまいます。
断れない性格
人から何かを頼まれたとき、はっきり嫌だと言える人ばかりではありません。
相手の顔色を伺ってしまう人などは、本当は嫌だと思っていても断れずに引き受けてしまうこともあるでしょう。
仕事が集中する人も、断れない性格のために相手から仕事を押し付けられ、自分では手に負えない量の仕事を抱えているのかもしれません。
文句を言わない
断れない性格であることと似ていますが、自分の嫌なことがあったときにすぐ文句を言う人もいれば、なかなか文句が言えない人もいます。
文句や意見を言えない人は、次から次へと仕事を押し付けられてしまうこともあるでしょう。
雑用ばかりが集中することもあれば、ちょっとめんどくさいものが集中してしまうこともあるようです。
仕事が集中しない人の特徴
あなたも、この人になら仕事を頼めるけどあの人には頼めない…など、仕事を頼む人を厳選した経験はありませんか。
仕事が集中するのは人から頼まれるからとは限りませんが、以下のような人には仕事は集中しないことが多いでしょう。
仕事が遅い
仕事のできる人には無条件で仕事が集中していきますが、逆に仕事のできない人には仕事が集中することはありません。
仕事が遅く、小さなミスが目立つような人に色々なことを任せるのは、不安でしかないからです。
何かあれば上司の責任になりますし、わざわざ仕事が遅い人に仕事を頼むことはないでしょう。
信用度が低い
仕事が集中する人というのは、言い方を変えれば上司や同僚から信頼されているということ。
信頼に値しない人には、責任ある仕事を任せることはしませんよね。
つまり、仕事が集中しない人は、周りから少なくとも仕事面に関しては、信用されていないと言えるでしょう。
ただし、責任ある仕事は任されなくても、雑用は回ってくることも多いです。
期待されていない
上司の多くは、自分が気に入っている部下や将来を期待している部下に対して、仕事を振るようになります。
その結果、仕事が集中してしまうのでしょう。
つまり、仕事が回ってこない人というのは、上司に期待されていないのです。
残念ながらどうでもいい人というポジションであるため、仕事を頼む気にならないのでしょうね。
コミュ力が低い
あなたも、同僚の中に話しかけやすい人もいれば、何となく話しかけるのをためらってしまう人もいるでしょう?
それと同じで、周りから「関わりにくい」と思われている人は仕事が集中することはありません。
コミュ力が低く、自分の世界に入り込んでしまうタイプの人と言えるでしょう。
自己中心的
そして、周りのことを考えず、自分のことだけ考えてしまうような人も仕事が集中することはありません。
こういう人は、自分のやりたくないことは「やりたくない」と言えるので、仕事を押し付けられずに済むのでしょう。
ただし、協調性がない、空気が読めないと言われることもあるため、チームワークのない人と思われていることも多いです。
できる人に仕事が集中する理由
実際、多くの職場では仕事のできない人ではなく、できる人ばかりが忙しくしています。
なぜなら、できる人ほど仕事が集中しているからです。
できない人の方が仕事が貯まるイメージがありますが、できる人に仕事が集中してしまうことには、以下のような理由があるようです。
頼んでおけば安心だから
できる人に仕事が集中してしまうのは、仕事を頼む側の気持ちに問題があると言えます。
なぜなら、「あの人に頼んでおけば何とかなる」「あの人に頼めば大丈夫だろう」と思っているからです。
他の人に頼むのは心配でも、仕事ができる人に頼めば心配いらないので、どんどん仕事が増えてしまうのでしょう。
単純に仕事量が多い
そしてできる人というのは、仕事を頼まれることが多いです。
しかも、一つ一つの仕事が難しかったりするので、なかなか終わらないことも珍しくありません。
そのため、いつの間にか仕事が貯まってしまい、期限内に終わらせるのが難しいほどの寮になってしまうのです。
あれこれ引き受けすぎてしまう
そして、人から期待されることが嬉しいタイプの人の場合、仕事を頼まれると何でもかんでも引き受けてしまうこともあるでしょう。
最初の頃はそれでも良かったとしても、だんだん負担になっていくのは当たり前のこと。
しかし、一度引き受けてしまったため次も断ることができず、「仕事ができる」ことを理由に仕事が集中してしまいます。
仕事ができる人に集中するメリット・デメリット
仕事のできる人に多くの仕事や難しい仕事が集中してくれれば、その他の人からすればありがたいですよね。
現状、できる人ばかり忙しくしている会社は多いのですが、仕事のできる人に仕事が集中するメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
失敗するリスクが少ない
仕事ができる人に難しい仕事が集中していれば、その人自身は大変でも失敗するリスクは最小限に抑えることができます。
ミスすると他の人も含めて大勢でその尻拭いをしなければなりませんが、できる人ならその心配は無用です。
失敗のリスクが少ないことは、本人だけではなく会社としても大きなメリットだと言えるでしょう。
安心して任せておける
失敗のリスクが少ないことと似ていますが、できる人に仕事が集中すると、安心して見ていることができますよね。
他の人に頼むとハラハラしてしまうことでも、できる人には絶対的な安心感があるため、それに勝るものはありません。
ただし、絶対的な安心感は周りが勝手に思っているものなので、本人には負担になっていることもあるでしょう。
承認欲求を満たせる
そして、できる人は仕事ができることが当たり前になってしまい、それゆえ周りから褒められないこともあるでしょう。
だからこそ、仕事が集中してそれをこなすことで、自身の承認欲求を満たすことができるのです。
信頼されている、周りから認めてもらえるという気持ちは、モチベーションにも繋がりますね。
デメリット
不公平感が生まれる
仕事のできる人にばかり仕事が集まってしまうのは、他の人との仕事量にどんどん差が出るということでもあります。
仕事が少なくなる人は楽で良いですが、仕事が増える人は困ってしまいますよね。
そうなると、同じ給料で働くことがバカバカしくなるなどの不公平感が生まれるのは、時間の問題と言えるでしょう。
やる気をなくす
不公平感が生まれることと似ていますが、仕事のできる人にばかり仕事が集中することで、徐々に働くことに嫌気がさすこともあります。
自分ばかり仕事が多い、仕事のできない人と同じ給料で働くなんてバカらしい…などと思うと、少しずつやる気をなくしていくのはデメリット以外の何ものでもありませんね。
負担が大きくなる
そして、仕事のできる人に仕事が集中するということは、平等な割り振りができていないということでもあります。
特定の人だけ仕事が多くなるので、当然ですがその人の負担は相当なものになるでしょう。
任されることで優越感を覚えるタイプならまだしも、そうではないのなら負担が大きくなりすぎるのは危険かもしれません。
仕事が集中するほどできる人になるには
仕事が集中するというのは、それだけ周りから「仕事のできる人」だと思われているという証拠でもあります。
周りから期待される人になりたいと思うのなら、目の前の仕事を一つ一つ、確実にこなしていきましょう。
先読み行動を心がける
仕事というのは、言われたことだけをやっていれば良いというわけではありません。
言われたことができるのは当たり前で、言われたことプラスアルファのことができるようになると、「できる人」と言われるようになるのです。
相手が何を求めているのかを見極め、言われる前に行動することを心がけていきましょう。
報連相を怠らない
職場の規模や方針などにもよるのですが、基本的にどんな職場でもチーム内で情報の共有をすることは欠かせません。
これができない人は、周りから影で「使えない人」だと思われてしまいます。
だからこそ、必ず報連相を徹底するようにしましょう。
報連相の出来ない人は、いつまで経っても仕事のできる人にはなれませんよ。
視野を広く持つ
仕事のできる人というのは、自分のことだけで手一杯になってしまうことはありません。
常に周りを見ていて、必要があれば周りのサポートに回れるような気配りも忘れません。
目の前のことでいっぱいいっぱいになっていることなく、周りを見渡す癖をつけましょう。
視野を広くすると、普段見えないことが見えるようになりますよ。
何かあっても責任転嫁しない
これは性格的なことでもあるのですが、ミスしたときや予想外のことが起こったとき、「○○さんが言ったから」などと人のせいにしてしまう人っていますよね。
ミスは誰にでもあることですし、やってしまったものは仕方がありません。
何かあったときに自分で責任を取れる人の方が信頼できますから、今後も仕事をもらえるようになるでしょう。
自分のキャパを把握する
そして、実は意外と多くの人ができていないのが、自分のキャパをしっかり把握するということ。
自分はもっとできるはずだ、とモチベーションを高く持ち続けるのは良いことですが、あまりにも仕事を請け負いすぎてしまうと、どれも中途半端になってしまいます。
まずはしっかりとキャパを把握し、自分にできることから確実に取り組むことが大切です。
仕事が集中するのが不公平だと感じる時の対処法
仕事の集中する人は周りから期待されている、仕事ができると思われているというのはありがたい反面、あまりにも長く続くとうんざりしてしまうこともあるでしょう。
もし、自分にばかり仕事が集中しすぎて不公平だと思うときには、以下の方法で対処してみてください。
断る勇気を持つ
自分にばかり仕事が回ってくることに嫌気がさしてしまったら、はっきりと「無理です」と断る勇気を持ちましょう。
断るのは気が引ける、申し訳ない気がすると感じるかもしれませんが、相手はあなたが断らないことを良いことに、仕事を押し付けている可能性もあるのです。
はっきり断れるようになれば、仕事量も徐々に落ち着いてくるかもしれません。
上司に相談する
あなたにだけ仕事が集中しているという現状、それに対して自分が不公平感を抱いているということを、上司にきちんと知ってもらわなければ何も始まりません。
もしかすると、上司は現状をしっかり把握していないという可能性もありますから、感情論ではなく冷静に現状について相談してみてくださいね。
他の人にも回すように伝える
自分が他の仕事をしているとき、さらに別の仕事を任されそうになったときには、周りの人にも仕事を振るように提案してみましょう。
もちろん、役職や資格の有無などによってあなたにしかできないことというものもあるので、その場合は自分が抱えている「誰にでもできる仕事」を他の人に回すように伝えることをおすすめします。
一度仕事を休んでみる
仕事のできる人にだけ仕事を割り振ってしまうと、急用などでその人が休んだとき、周りはめちゃくちゃ困ってしまいますよね。
それを知らずに自分にたくさんの仕事を回してきているのなら、一度突発的に休んでみるのもあり。
あなたに休まれて対応に追われたことで、上司や周りもあなたにばかり頼ることを辞めるようになるかもしれません。
転職を視野に入れる
もし、何をしても自分への対応や待遇、状態が一切変わらなくて辛いのであれば、仕事を辞めることも検討していきましょう。
あなたが本当に仕事のできる人であれば、転職先もすぐに見つかるはずです。
自分の力を最大限に発揮できる職場は他にもあるはずなので、転職を視野に入れてみると気持ちも変わってくるかもしれませんよ。
まとめ:仕事が集中しすぎて辛くなる前に対策を
仕事が集中しやすい人というのは必ずいて、中にはそれは不本意だという人もいるでしょう。
最初のうちは頼りにされてる期待感が心地よくても、毎回続くと疲れてしまうもの。
仕事が集中する、仕事が多すぎて辛くなる前に、しっかり対策していかなくてはなりません。
後回しにしてしまうと、周りも「あなたは断らないから大丈夫」と思い込み、余計に断りにくくなってしまいますよ。
なるべく早めに、自分が働きやすい環境を作っていくことが大切です。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。