高飛車な人の6つの特徴と高飛車な人への対処法を紹介!
高飛車な人とは、相手に対して上から目線で接したり、相手を見下すような態度を取るような人のことです。
そんな高飛車な性格になってしまっていないでしょうか。
あなたは普通の態度でも、周りからそのように見られてしまった瞬間に「高飛車な人」だと認識されてしまいます。
また、相手が高飛車な態度を取るケースも少なくありません。
いったいなぜそのような振る舞いをするのでしょうか。
そこで今回は高飛車な人の心理的な特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
そして高飛車な人への対処法もありますのでこちらも参考にしてみてください。
似たような意味合いがある上から目線の人や見下す人については「上から目線の人の心理や特徴と上から目線の人との付き合い方とは」と「人を見下す人の特徴や心理と対処法とは?」、「上から目線の人の末路は?上から目線にならない話し方も徹底紹介!」をご覧ください。
【目次】
高飛車な人の心理的な特徴とは
自信家で相手のことをバカにしている
自分に自信があるため、相手のことを見下してしまうというのが、高飛車な人の心理的特徴と言っていいでしょう。
人に対して高圧的な言動をするのが高飛車な人ですが、本人にはその自覚がないケースが少なくありません。
つまり、自分が高飛車であることをまったく自覚しないまま、人を見下したような言動をするのです。
それは、自分に自信があるために、相手のことが劣って見えてしまうからにほかなりません。
高飛車な人が、「どうして、こんなこともできないんだ」と人ができないこと、人の劣っているところを厳しく攻め立てるのは、自分のほうが優れているという自負があるからと考えていいでしょう。
自分のほうが相手よりもずっと上にいるという意識が強くあるため、無意識のうちに相手を見下したような言動をしてしまうわけです。
自分のことを客観的に見ることができる人は、そこまで過度な自信家になることはありません。
多くの場合、高飛車な人は根拠のない自信を持つものですが、それは、自分を客観的に見ることができないためと考えていいでしょう。
いずれにしろ、過度な自信を持っているため、無意識のうちに人をバカにしてしまうというのが、高飛車な人の心理的特徴なのです。
自分の劣等意識を人に知られたくない
それとはまったく逆の心理を持つタイプの、高飛車な人も少なくありません。
自分に自信がなく、コンプレックスを抱いているというケースです。
たとえば、自分は育ちがよくないとか、子どものころ勉強ができない劣等生だったという自覚があるとしましょう。
大人になっても、その劣等意識、コンプレックスが消えていません。
その場合、そうした自分の自信のなさ、劣等意識を人に悟られまいとして、わざと高飛車な態度で人に接するということがあるのです。
これは、弱い人が自分の弱さを人に知られまいとして、強がって見せる心理と同じと考えていいでしょう。
ほんとうに強い人は強がる必要はありません。
同じように、ほんとうに偉い人は偉そうな態度、高飛車な言動をする必要はないでしょう。
自分に自信がなく、小さくない劣等意識をもっているからこそ、人に不必要なほど強い態度を取ってしまうのです。
高飛車な人は、自分よりも弱い立場の人に対して、高圧的な態度や言動をするものですが、それも、劣等意識からきていると考えられます。
自信がないために、自分より弱い人に高圧的な態度を取って、劣等意識をカモフラージュしようとするのが、高飛車な人の心理的特徴と言うことになるでしょう。
負けず嫌いで相手よりも上に立ちたいと思っている
負けず嫌いというのも、高飛車な人の心理的特徴と言っていいでしょう。
多くの場合、高飛車な人は、常に人と自分の力関係を意識しています。
人と自分を比較して、「人よりも上に立ちたい」と考えるのです。
人よりも上に立つためには、相手からなめられてはいけません。
なめられないようにするためには、人に自分の優位性を示す必要があるでしょう。
精神的なマウントを取るという表現がありますが、マウントを取るというのは、まさに自分の優位性を相手に示し、それを相手に納得させようとする心理的状態にほかなりません。
負けず嫌いな人は、そのように常に相手よりも自分のほうが優位に立たないと気がすまないのです。
これはつまり、常に人と比較することでしか、自分の力を信じることができない心理と考えていいでしょう。
「相手よりも上」とか「こちらが優位に立っている」という状態を確認しないと、自分の力を信じることができないわけです。
高飛車な人は、相手が強く出てくると、さらにそれよりも強い態度を示そうとするものですが、そこには、相手に負けたくないという強い意識が働いているのです。
相手よりも上に立ちたい、相手からなめられたくないというのが、高飛車な人の心理的特徴と言うことになるでしょう。
自分の価値観を強く信じている
いつでもなぜか偉そうにしていたり目立つ行動ばかり取っていたり、高飛車な人の言動は刺々していることも多いですが、実はそれは高飛車な人ならではの特徴でもあります。
高飛車な人は決して敵対したいわけではなく、価値観の基準を自分に置いているため、その基準がずれていることが多いのです。
敵対したいわけでもないのになぜか刺々しい言い回しになっていたり、時には自己中心的にさえみえてしまうのはこのためです。
では、なぜこのように基準を自身に置きながらもずれてしまっていることが多いかというと、もともと高飛車な人というのは容姿だったり学力や運動能力が優れていることが多いので褒められて育てられたりちやほやされたりする傾向が強いです。
ですので自分が間違っているのではと疑うことをしません。
普通人はもしかしたら間違っているのではと思って、人と比べて調整をするものですが高飛車な人というのはそういったことをしないのです。
そうして築いた自分の価値観を絶対的なものとすることで自分を守っているのです。
ただこういった場合、周りからは少し近寄りがたいとさえ思われることも多いので、なかなか親しい友人はできにくいものです。
一人でいることも多いので自然と寂しさが生まれて、その寂しさを隠すために自分をより強く信じようとします。
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甘えたいのに甘えられないことへの反動
高飛車な態度を取る人は少なからず甘えたがりです。
これはもともとその人が持っている性格だったりすることもありますが、両親が共働きだったり離婚していたために幼少期に親から十分な愛情を受けられない環境で育った場合などにより強く愛情を求めることが多いです。
ただ、甘え方を教わらなかったり知らずにいるために上手く誰かを頼ったり甘えたりすることができず、満たされない欲求はどんどん膨れてゆきます。
そしてそれが言動に表れることとなるのです。
本人は全くそのつもりがなくても、周りからは気が強くプライドも高いと見られがちになります。
甘え方がわからないので、例えばなかなか叶えられないようなワガママを言って、それを叶えてもらうことで愛情を感じようとしてみたり、逆にそれを叶えてもらえず愛情を受けられないことを見越して、自身の心を守るためにプライドを高く保って気持ちにバリアを張っていたりもします。
ですので、高飛車な人がワガママを言ったり気が強かったりプライドが高かったりするのは決して自信の表れなどではなく、自分が傷ついて壊れてしまわないための防衛本能からくるものなのです。
努力家でチャレンジ精神旺盛
高飛車な人は実は努力家な人が多いです。
これは単に優越感に浸りたいだけといったことではなく別の心理からくるものです。
高飛車な人というのは、人間不信とまではいかずとも前項であげたプライドの高さも相まって、おいそれと他人を信用しません。
期待をしても裏切られるかもという防衛本能の影響もあって、誰かに期待などせずに自分で欲しているものは自分で叶える必要があるので、その為に努力をしなければならないことをわかっているのです。
そして、そうやって努力し続けてきた中で得た自分の能力や価値観に対して自信をもっているので、誰もやったことがないような新しいことにも積極的にチャレンジしていきます。
また、失敗しても自分が選んだ道なのだからとくよくよしたりすることなく、諦めることもせずに再び挑戦していくような強さやポジティブさも持ち合わせています。
ただそういったストイックさが、かえって周りの友人などを遠ざけてしまうことにも繋がってしまうことも多く、それが寂しさへと繋がってしまって、より一層高飛車な人になってしまったりもするのです。
一見すると嫌味で近寄りがたい高飛車な人ですが、良いところや見習うべき面はたくさんあるのです。
高飛車な人への対処法とは
適度に相手をする
高飛車な人は態度が大きく、常に自分が中心でいないと済まないタイプ。
特にプライドが異様に思えるほど高いため、存在を無視されたり、話を流されるのが大嫌いです。
下手な対応をすれば、敵視される危険性もあります。
そうなっては、相手をするこちら側の人間関係も脅かされることは間違いありません。
特に女性社会では、高飛車な人による悪影響が大きいため、気をつける必要があります。
そうならないためには、高飛車な人の話に適度に相槌を打つことが重要です。
具体的にいえば、感情を込めた相槌を打つするのがオススメ。
「はいはい」「あっそ」などといった適当な相槌は高飛車な人のもっとも嫌いとするところ。
多少面倒でも、返答に感情を含めることで高飛車な人からの心証を悪くしません。
丁寧に返事をすることを心がけましょう、
さらに、高飛車な人の話に対して、「それで、どうなったの?」などと先を促すのも好感度が高くなる聞き方です。
このように、常に聞き上手であることが、高飛車な人のご機嫌を損ねないコツといえます。
どんなに忙しいときや面倒なときも、相手をしたくないというアピールは控えるオトナの対応を心がけましょう。
表立った悪口は厳禁
高飛車な人は、社会生活において周囲に味方、取り巻きを作ることが多いです。
それはプライドの高い自分を守る鎧のような人間関係ですが、取り巻く側においても実は利益があるというのを忘れてはいけません。
取り巻きたちも、高飛車な人を中心とするグループに所属することによって、自分の立場を守るという利益関係にあるのです。
そのため、どんなに高飛車な人本人に腹が立っても、その人の周囲に悪口を言うようなことをしてはいけません。
聞きつけた取り巻きの誰かが、本人に密告して貴方の立場を悪くするということが十分に考えられます。
そうなっては、貴方が一方的に悪者になってしまい、立場が悪くなってしまう可能性が出てきます。
仕事にしろ友人にしろ、悪役になるのは避けたいところ。
特に女社会においては、共通の敵がいることで身近な人間関係が保たれるという複雑な人間関係があるため、決して敵になるような行動・言動は避けるべきです。
どんなに腹立たしいことがあっても、高飛車な人本人がいる関係性のなかでは口外せず、家庭や友人などごく親しい間柄にだけ愚痴を漏らすようにしましょう。
それが自分自身の立場を守ることに繋がります。
相手にナメられない立ち位置も重要
高飛車な人は、独特の思考回路を持っています。
とにかく人を見下すのが得意なのです。
時には他人の粗さがしをしてまで、逆説的に自分は正しい存在であると、正義の味方のフリをすることも多々あります。
一方で、高飛車な人は、「自分より格下」と思った相手を、自分の手のうちに入れたくて仕方がありません。
自分が理解できる範疇のなかに置いて、支配しておきたいのです。
自分が優位に立つために、引き立て役を見つけようとしています。
そういった「委員長的願望」を持っている高飛車な人に、振り回されて疲れさせられることは多々あるでしょう。
高飛車な人に足をすくわれないためには、日ごろの態度や立ち居振る舞いに気をつける必要があります。
日ごろの人付き合いはもとより、休息時間の過ごし方や、いつもスマホで見ているサイトなど。
高飛車な人は人の弱みを見つけるのが大好きなため、とにかく「自分について詳しく知られない」ことがいちばん重要です。
適度な付き合いを保持して決して敵にはならず、けれど親しくもならず、個人情報は絶対に教えない。
このぐらいの距離感が、高飛車な人と付き合うコツです。
高飛車な性格は損をしやすい
いかがでしょうか。
高飛車な人はその性格から人があまり近づいてきません。
むしろどんどん離れていってしまうでしょう。
もしあなたがそれを実感しているのであれば、早急に対処しましょう。
まずは高飛車な性格を受け入れることです。
おそらく多くの人はプライドが高く、なかなか認めようとしません。
自分は正しいと思いこんでおり、周りが間違っていると思っているのです。
まだちゃんとコミュニケーションを取ってくれる人がいるなら、その人達と疎遠にならない内に自覚しましょう。
周りに人がいない人は、受け入れやすいですよね。
次にやるべきなのが、相手にギブすることです。
つまり与えること。
何もしてもらっていないのに、なぜ与えなくてはいけないのか。
そう感じる人もいるでしょう。
しかし、その行動が次第に人との関係を深め、付き合う人の幅を広げるのです。
そして与えるということは自分のプライドを正常に戻す働きもありますので、大変おすすめです。
自覚をして性格を受け入れる。
そして人に何かしてもらうよりも前に、自分から与えるようにする。
たったこれだけ劇的に性格が変わりますし、付き合う人の質や数も変化してきますよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。