仕事や雑用を頼みやすい人の特徴・性格とは?
あなたは仕事を頼まれやすいタイプでしょうか。
自分のことを客観視するのはとても難しいので、逆で考えてみましょう。
あなたが仕事を頼みやすいと感じる人はどのような人でしょうか。
そして、仕事を頼みにくいなぁと感じる人はどんな人でしょうか。
こう考えると違いが明確になります。
では具体的にはどんな違いがあるのか。
そこで今回は、仕事や雑用を頼まれやすい人の特徴についてご紹介します。
あなたに当てはめながら確認してみてください。
雑用のせいで自分のペースで仕事ができない人は「雑用しない人の心理とは?仕事ができる人ほど雑用する理由!」をご覧ください。
仕事を頼みやすい人の特徴
仕事が正確でしっかり締め切りを守れる
仕事のペース配分が上手く、締め切りまでに自分にできる限り完璧な状態で仕上げることができる人というのは、周囲の人から見ても信頼感があります。
計画的に仕事ができるように、また、自分が納得できる仕事をこなすことができるように、常に状況を客観的に見ることができたり、業務について詳しいことを知る努力を怠りませんので、基本的に仕事が早くて正確だいうのが特徴です。
もし仕事を頼むとすると、依頼した以上求めるクオリティを達成できそうな人にお願いしたいと思いますし、いくら暇そうにしていても仕事の能力が低ければ、自ら進んで仕事を与えようとは思いません。
ですが、普段の仕事ぶりを見ていて時間配分が上手く、その完成度も高いことを知っていれば、仕事を任せてもこの人なら満足の行く業務をこなしてくれるだろうと信用をします。
だからこそ、仕事をお願いしたい時には優先的に話をもちかけようとするのです。
必然的に人から頼られて多くの仕事を抱えてしまうタイプですが、それでも優秀であるがゆえにサッと片付け、締め切りをしっかりと守るのがカッコいいところになります。
コミュニケーションを取りやすい
仕事をする際に大切なのは、一緒に作業をしている人との連携です。
よく、報告と連絡、そして相談がきちんとできること、これが社会人として身についていて当然の能力だとされていますが、仕事を頼んだ以上、完了まではしっかりと相手と意思疎通を図らなければなりません。
この際に、コミュニケーションが取りにくい相手であれば、連絡の行き違いや指示のミスなどで思わぬ失敗に繋がってしまうことがあります。
だからこそ、こうしたことをしっかりと確認していきながら作業を進めていけるように、話しやすい人、意見を出しやすい人に対して仕事を頼む傾向にあるのです。
頼まれやすい人は周りの人達と積極的に関わりを持ち、この報、連、相が問題なくできるタイプであることがほとんどです。
仕事を引き受けた後も定期的に連絡して進行状況を報告、気になることは1人で抱え込むことなく仕事をお願いしてきた人にきちんと相談をする、こういった作業を面倒がらない人に仕事を頼みたくなります。
指示に対してすぐに対応できる柔軟性も同様ですが、言葉によるコミュニケーションを問題なく取れる人は、気持ちよく仕事ができる相手として安心感があるのです。
自己主張がしっかりとしている
仕事を頼まれやすい人というのは、多くの場合1人で複数の仕事を担当している忙しい人です。
そのため、頼まれたら断ることができない気が弱いタイプが多そうに感じますが、実は、自分の意思がしっかりと主張できる気が強いタイプで、そうした人ほど周囲から仕事をしてもらえないか聞かれやすい傾向にあります。
こうしたタイプはできるものはできる、できないものはできないという意見がハッキリとしているため、仕事を頼まれても自分のキャパシティを超えていればきちんと断れるのが特徴です。
だからこそ、周囲の人は仕事をお願いできないかと気軽に聞いてみることができますし、YESかNOかその理由もきちんと伝えられるので、もし断られたとしても後腐れなく「ではまた次の機会に」と流すことができます。
仕事においてこうしたできる、できないの確認は非常に重要なことですし、意思表示がハッキリしていないと頼んだ、頼まれていないとトラブルに繋がってしまいがちです。
自己主張がハッキリしているタイプが仕事を頼まれやすいのは、こうした行き違いが発生しにくく、食い違いによって問題が起こりにくいというのもその理由になります。
雑用を頼まれやすい人の性格
気弱で断ることができない
自己評価が低くて気が弱いと、他人からお願いされたことに対して首を横に振ることができません。
自分の仕事で手一杯で、雑用に割く時間がなかったとしても、断った場合に相手にどう思われてしまうか不安で仕方がないのです。
そうやって何でもハイハイと頼まれたものを引き受けているうちに、あの人に任せればどんな雑用でもやってくれると判断され、いいように利用されてしまいます。
負担が増えて苦労をしてしまったとしても、お願いされた以上雑用をしっかりこなさなければいけないと考えますし、もし期待に応えられなかったら失望させてしまうのではないかと思い、それが恐ろしいのです。
本当は嫌でもそう主張することはできませんし、何でも受け入れてしまって大変な目に遭うことが多いものの、雑用であってもしっかりこなすため、またお願いされてしまうという悪循環が出来上がってしまっています。
行ったことに対して感謝をされることで、こんな自分でも誰かの役に立てているのだと喜ばしい気持ちになってしまうところも、気弱で自己評価の低い人が雑用係から抜け出せない厄介なところです。
気配り上手で優しい
視野が広く、細かいところにまで気がつける性格で、普段から雑務を苦にしないタイプの人というのは周囲の人からも雑用をお願いされやすくなります。
まさに縁の下の力持ち、たとえ行動したところで評価に繋がらないようなことであっても、自ら進んで動くことができるタイプです。
社会生活を送っていると、誰かがやらなければならないけれども自分でなくても問題はないこと、という仕事に遭遇することが多々あります。
多くの人はわざわざ自分がやる必要がないと判断して、面倒がってスルーをしますし、すぐ思考の隅に追いやって忘れてしまうものです。
しかし、気配り上手の心優しい人は、その自分でなくてもいい誰かに率先して立候補して行動を起こします。
たとえば、コピー機の紙がなくなっていたから倉庫から取ってくる、給湯室の茶葉がなくなったので補充をする、花瓶の水を取り替える、重要ではなくても、誰かがやらなければそのままです。
何も言わずにサッと行動できるこうした性格の人は、基本的に雑用を嫌がりませんので、そんな振る舞いを見ている周囲の人に任されやすくなります。
明るくてポジティブ
人と接する時にはいつも明るい笑顔でいて、ネガティブなところを表に出さない性格の人というのは、接していて気持ちがいいものです。
前向きな性格で嫌なことがあってもすぐに切り替えることができ、いつまでも怒っていたり、落ち込んでいたりといった負の感情に支配されることはありません。
もちろん、他者と関わりを持ちながら生活をしていれば理不尽な目に遭ったり、やりたくもない仕事を押し付けられてしまったりといったこともよくあります。
ですが、雑用をお願いされてもその明るさから表立って嫌な顔をしませんし、無理のない範囲であればできるだけ任された期待に応えてみようとポジティブに捉える努力をしていけるのです。
それ故に、気がつけば雑用まみれになってしまっているということがよくあります。
ただ、こうした性格の人のいいところは、雑用でも意味を見出すことができるという点です。
誰かのサポートになっていると信じられますし、誰かが助かっているのであれば無駄なことではないと考えられます。
楽しそうに雑用をこなしているところを見れば、頼んだことが負担になっていないのだろうと、お願いしたほうもホッとできるのです。
雑用を頼まれやすい人が損する理由
自分の仕事が遅れる
雑用を頼まれやすい人が損する理由として、自分の仕事が遅れてしまうことがあげられます。
雑用と言うのはあくまで仕事とは別に発生する雑事ですから、当然雑用にかかずらっていては自分に課せられた本来の仕事に支障が出てきます。
雑用ごとき誰でも出来るというのが一般的な見方ですが、それは雑用のみをしている場合です。
決められた時間内でこなさなければならない仕事がある中で雑用を任されれば、手間もかかり時間も奪われます。
頼まれれば作業を中断して取りかからなければならず、本来の仕事を集中して打ち込むことも出来なくなります。
いくら誰でも出来る簡単な雑事でも、仕事をしながらこなすとなるとストレスも感じますし、時間もかかります。
本来の仕事にかけられた筈の失われた分の時間は、自分で埋めなければなりません。
たかが雑用ですが、その人の時間を奪うのは事実です。
それにもかかわらず、一般的に雑用は簡単に雑用は人に頼んでも良いもの、対価を払う必要のないものとしてとらえられています。
そのため、時間を奪われ手間もかかっていても現実的に得るものは何もありません。
もちろん、感謝など目に見えないものはあるかもしれません。
しかし雑用そのものを軽く考えている人も多いので、心からの感謝もあまり期待は出来ません。
時間というものは何物にもかえられませんし、何よりその分自分の本来の仕事も遅れるため、雑用を頼まれやすい人は損をしていると言えます。
無駄な労力を使う
無駄な労力を使うこともデメリットと言ってもいいでしょう。
雑用をこなすには特別な経験や技能は特に必要ありません。
そのため、雑用の内容は、仕事であればコピーをとったり、お茶を出したり、重い荷物を運んだり、掃除をしたりなど誰でも出来るようなものがあげられます。
しかし一つ一つは簡単な作業でも、確実に労力も手間もかかっているのが分かります。
簡単だからといっても雑用をまかされれば、体力や時間など労力を奪われてしまいます。
また、人間は単調な仕事や体力勝負の張り合いのない作業には飽きたり疲れを感じやすくなり、かえって強いストレスを感じてしまうものです。
そのためいくら簡単な作業だとしても雑用が好きだという人は、そう多くはないのです。
自分の目的や仕事に必要な雑用でもなく人から頼まれた雑用であれば、なおのこと面倒に感じてストレスを感じるのは当然のことです。
人から頼まれた雑用で無駄な労力をかけることは、その人にとって得なことは一つもありません。
労力や手間をかけた上に精神的な負担ものしかかるので、雑用を頼まれやすい人はやはり損をしていると言えますね。
人から利用されやすい
人から利用されやすくなることも損する理由です。
雑用は簡単に出来るぶん、単調で見返も望めず、大抵ストレスを伴います。
そのため、雑用は誰もやりたがらないことが多く、お互いに押し付けようとしたり逃げようとする人も少なくありません。
そんな中で雑用を頼まれやすいという人は、頼む人から見ればとても都合のいい人だということです。
自分の嫌な仕事や雑用を人に頼む人は、ずるい人や人の足元を見る人が少なくありません。
そのため断れなさそうな人や、自分よりも立場が下だと判断した場合、図々しく人を利用しようとします。
そのため上手く人に雑用を押しつけたり逃げたりする人は、同じ人に何度も頼むようになります。
質が悪い人は、雑用だけでなくさらに様々な仕事や面倒事などを押し付けてくるようになります。
こういったタイプは基本的に図々しく人を利用することに抵抗のない人なので、少なくともこの段階では毅然と断る必要があります。
しかし、雑用を頼まれやすい人は押しに弱く、つい押しきられてしまうことも少なくありません。
一度足元を見られると態度がエスカレートするため、あまり面倒なことを引き受けていると足元を見られます。
雑用を頼まれやすい人は、そういった質の悪い人から利用されやすくなるため、損をしていると言えます。
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頼まれた雑用・仕事を断る方法
引き受けられない理由を明確に伝える
本音を言えばただやりたくない、面倒くさいといったことが多い雑用を頼まれそうになった場合、正直にその気持ちを口にしたところで大抵は納得されません。
そもそもお願いされたらハッキリ嫌だと口にできる人も少ないですし、角が立つのでできれば避けたいところです。
しかしながら、断る必要がある場合には、引き受けたい気持ちはあるけれどもどうしてもそれができない理由を、相手に明確に伝えることがポイントになります。
頼まれた雑用とは別にやらなければならないことがあること、スケジュール的に無理があること、もしその雑用を行った場合に自分には求められている結果を出すための能力があるとは思えないことなど、できる限り具体性を持って告げるのです。
こういう理由があるから申し訳ないけど無理ですと言えば、雑用を振ってきた相手のほうもそれならば仕方がないと引いてくれやすくなります。
中にはどうしてもとしつこく迫ってくる人もいますが、理由を述べた上で引き受けたところで完遂できるとは思えない、万が一の際に責任が負えないと言っておけば、そう食い下がることはありません。
自分に頼んだ理由を聞く
なぜか雑用を頼まれやすい人、頼まれにくい人がいます。
この人は雑用を引き受けてくれやすいタイプだと判断されると、仕事がその人にばかり集中してしまい、この人は頼みにくいと思われていると、どんなに暇そうにしていても雑用の話しが行きません。
雑用を頼まれたということは、大勢の人がいる中で相手にとって雑用をお願いしやすい人、断れにくい人だと区分されていると思っていいでしょう。
一度引き受けるとほとんどの場合、次から次へと雑用を振ってくるようになりますので、断りたいと思ったら何故その雑用を自分に頼むのか、何故多くの人の中から自分を選んだのか、それを聞いてみるのが効果的です。
どういった状況でどういった理由があって、何故こちらがそれをする必要があるのか、詳しく話を尋ねてみましょう。
理由を聞かれた相手が明確な答えを持っていないのであれば、自分以外に頼んで欲しいと話しを逸らせますし、こちらの能力を見込んでのお願いごとであれば、買い被りすぎだ、思い違いだと否定してしまえばいいのです。
この人は雑用を頼むのが面倒なタイプだと印象づけられれば、その後は話し自体あまり来なくなります。
謝罪と感謝の言葉を添えて断る
雑用を断るしかない以上、最終的には謝るしかありません。
ただ、その際に本当はできる限りお手伝いをしたいという気持ちを持っていたこと、相手の手助けをしたかったことをわかってもらえるように、謝罪の言葉と一緒に誠意を伝える必要があります。
また、同時に自分を頼ってくれたことに対して感謝の気持ちを口にするのも、後々の関係を響かせずに雑用を避けられる賢い方法の一つです。
例え雑用であっても、期待する仕事をちゃんとこなしてくれるだろうと考えて頼んできたのでしょうし、だからこそ自分を頼ってくれてありがとう、能力を認めてくれてありがとうと改めて伝えれば、断った際の気まずさを拭うのに効果的になります。
ただ謝るだけでは、そもそもこちらの仕事ではない雑用を断っただけなのに、断ったほうが悪いような雰囲気になってしまいますし、双方ともあまりいい気持ちがしません。
しかし、そこに感謝の言葉をプラスすることで「いいよ、気にしないで」「また今度ね」という言葉を相手から引き出しやすくなり、和やかな雰囲気のまま雑用を引き受けずに済みます。
相手に伝える言葉選びに少し気を遣ってみるだけで、だいぶ印象が異なるものです。
頼みやすい人と頼みにくい人の違い
いかがでしょうか。
仕事でも雑用でも頼まれやすい人と頼みにくい人では大きな違いがあります。
仕事を頼みやすい人の特徴は、仕事ができることがベースにあり、その上でコミュニケーション能力が高いです。
頼みにくい人は、頼みごとをしたらミスをされるんじゃないかと不安がられるような仕事ができない人です。
さらに無愛想であったりするなど、仲間意識が希薄な人です。
つまり両者の差は、スキルの高さとコミュニケーション能力の違いによってわかってくると言うわけです。
仕事で結果を出したいと考えている人は、頼まれた仕事をきっちりこなしてこそ次のステップにつながることを意識しましょう。
仕事を頼まれることに対してチャンスだと感じるようになるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。