有能な人の特徴と有能な人ほど会社を辞める理由とは?

有能な人の意味とは、才能や能力に満ち溢れている人のことです。

他にも、適応能力が高かったり、適切なコミュニケーションによる人間関係構築が上手な人も有能な人だと思われます。

あなたは自分で有能だと感じるでしょうか?

それとも無能なタイプの人間でしょうか?

もし無能だと思うのであれば、すぐにそれを改善するための行動を起こさないといけません。

無能のままだと誰も助けてくれませんし、相手にもされません。

今はまだそんな状況じゃなくても、歳をとればとるほどどんどん悪化していくのは間違いないでしょう。

そこで今回は、有能な人の特徴や有能な人ほど転職したり会社を辞めたりする理由をご紹介します。

ぜひ今後の参考にしてみてください。

【目次】



有能な人の特徴とは

上昇志向が強い

有能な人も、最初から有能だったわけではありません。

どんな仕事に就くにしろ、仕事を始めたばかりの頃は、誰だって初心者です。

初心者は皆、同じ地点からスタートします。

有能な人の特徴の一つに、強い上昇志向があります。

上昇志向というのは、上を目指したいという思いのことです。

その対象は能力であり、地位であることもあります。

有能な人の上昇志向は、一つ仕事ができるようになるという程度では、満足することはありません。

上司から褒められたとしても、上司のお墨付きをもらったから安心と考えるのではなく、また違う形で評価されることを求め、努力を続けるアグレッシブさを有能な人は持ちます。

その努力の積み重ねによって、秀でた能力は培われるのです。

有能な人は、自らが高みを目指せる環境を、求めることにも積極的です。

自分に合わない職場や仕事は、直ぐに切り捨てる決断ができる人でもあり、その思考はしばしば周囲の人の反感を買うことになりますが、他人の意見ぐらいでそのスタンスが揺らぐことはありません。

上を目指すためには多少の犠牲も厭わない、頑固なほどの真っ直ぐさが優れた能力を支えます。

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多面的な考え方ができる

有能な人の特徴として、多面的な考え方があります。

多面的というのは、あらゆる方面で物を見ることです。

一般的に人は、物事に対して一つの面や立場で対応します。

上司に対しては部下、母に対しては子でというように、決まったポジションで考えて、人は行動します。

いくつも存在している面の、一つの面のみを選んだ結果として、その思考は自然と制限されることになります。

それは自らのスペックを、自らで制限してしまうことに他なりません。

有能な人は、色々な角度からものを見て、様々な考え方ができます。

考え方はそのまま、選択肢の多さに繋がります。

選択肢を一つしか持たない人が、一つの道しか選べないのに対して、有能な人はいくつもある選択肢から、より良い道に繋がるものを選び取るということが可能です。

その積み重ねによって、有能な人は人よりも優れた能力を持つことになるのです。

あらゆる方面から、あらゆる可能性を考えられる能力によって、失敗を防ぎ障害を除き、有能な人はより確かな成功を手に入れます。

しかしそれは人の何倍も頭を回転させ、働かせているということと同義であって、進む道はけして苦労のない道ではありません。


自分に対して肯定的

有能な人は基本的に、自分に対して肯定的です。

自分が優れた能力を持っている者であると認め、いつもその能力を活かすために行動しています。

自分の能力を自分で肯定するというのは、成功を得るためにはとても重要なことで、しかし得難い素質でもあります。

有能な人と同じだけの働きができる可能性があるにも関わらず、自らに肯定的になれないために、能力を活かすことができないでいる人も、世の中にはたくさんいるのです。

自分に否定的というのは、自分は大したことのない人間だと、自分の能力を否定することです。

指示されたことを、最初からできないと決めつけ投げ出してしまったり、アイデアがあるにも関わらず無難なものを選んでしまったりと、そのスタイルは常に妥協と諦めの姿勢で作られます。

優れた仕事をしている人は、失敗するかもしれない可能性を避けて、優れた結果を出しているのではありません。

有能な人は目の前に立ちはだかる壁を、自分なら超えられるはずと肯定的に受け止めて、突き進んで良い結果をつかみ取ります。

その楽観的な思考は、強がりや形のない自信からくるものではもちろんなく、優秀な人は自分の能力を自分で否定せずに済むよう、努力に努力を重ねています。

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有能な怠け者の特徴とは

損得勘定を考えて動く

有能な怠け者は、無駄に動くことを嫌います。

まったく得をしないことに力を注ぎ、時間を使ったところで見返りがない、成果を得られないというのであれば意味がありません。

ですから、行動を起こす前に必ず損得勘定を計算します。

それによって自分が明確にメリットを得ることができると判断した場合にのみ、全力を出して努力をし、しっかりと結果を出しているのです。

怠け者と聞くとマイナスイメージがありますし、実際にサボっているように感じますがそうではありません。

有能だからこそ自分の力の発揮し時を正確に見極めることができますし、最小限の力で最大限の成果を得るための方法をきちんと考えています。

今動いたところで努力が無意味になってしまうとわかれば何もしませんし、他人任せになることも多いのですが、今こそ全力を注ぐ時だと思えば秘めていた力を存分に発揮し、普通の人よりも上回る働きぶりを見せつけてくるタイプです。

だからこそ、怠け者の前に有能とつけることができ、そうしたところを周囲の人達も見ているからこそ、何もしていないように見えても評価が下がることもありません。


計画的で柔軟な行動ができる

有能だからこそ、行動を起こす際には常に計画的に動くことができるというのも、「デキる怠け者」の特徴です。

物事を俯瞰的に、客観的に見ることができ、それでいて優先順位をしっかり考えてスケジュール調整をすることができるので、何かをしようとした際には予定までの時間を最大限に有効利用することができます。

もちろん、優秀な人ですから計画を立てる際にも不測の事態を考えて遊びを作っておくことができるので、どんなことでも柔軟に対応することが可能です。

これによって行動を起こす際に負荷がかかることがなくなりますし、スマートに物事をこなしていくことができます。

時間だけではなく心にも余裕ができるので、ミスを限りなく減らしていくことができるでしょう。

怠け者といってもただ何もしない時間を無為なものにしてしまうのとは違い、怠けられる時間を作れるように行動ができるのです。

無能な人であれば何でも見切り発車、一生懸命取り組んでいるつもりでその実、効率性を欠いたものであるといったことが見受けられますが、それとは真逆に常にゆとりを持って動けるからこそ、一見すると怠けているように見えます。

自信を持っているが独りよがりにならない

有能な人というのは、怠け者や働き者問わず自分自身の考えや能力に自信を持っているものです。

だからこそ揺るがずに行動をすることができますし、周囲の人達からも優秀だと評価されて頼り甲斐を感じます。

その自信というのも決して根拠のないものなどではなく、今までの実績が裏付けているものであり、自らを客観的に評価して無能ではないとわかっているからこその確固たるものです。

しかしながら、行動を起こす時には決して独りよがりにはならず、周囲の人達の意見をしっかりと取り入れていくこともできます。

苦しい時や大変な時には素直に周りに助けを求めることができますし、一人で抱え込んでしまって事態を悪化させるようなこともないのです。

無能な人との違いは、自信を持っていながらも力量はしっかりと弁えており、誰かに頼った協力を仰ぐことに躊躇をしないところでしょう。

有能だからこそ普段の行動で信頼を得ていますし、いざという時にはたくさんの人達が手を差し伸べてくれます。

その結果何かを成し遂げられればそれがさらに自分自身の自信に繋がり、有能な人の糧となるのです。


有能な人が嫌われる理由とは

自信満々なところが鼻につくから

「本人は自分のことを無能と思っているのに、誰が見ても有能」という人はあまりいません。

有能な人は向上心があるケースが少なくないため、もっと上を目指そうという意欲を持ちますが、そのベースにあるのは「自分は周囲の人に比べて能力が優れている」という自覚と考えていいでしょう。

有能であるという自負があるからこそ、「もっと上を」と考えるわけです。

自分は有能だという自覚を持つこと自体は別に悪いことではありませんが、その自覚が裏目に出て、周囲の人から見ると鼻につく言動をすることが少なくありません。

ただ、黙ってそこにいるだけでも、自信満々ぶりが尊大なオーラを生んで、周囲の人を不快にさせることもよくあるのです。

自分がそうしたオーラを出しているという自覚はありませんから、それを改善することはむずかしいでしょう。

よほど周囲の人から強く指摘されない限り、自信満々な態度や言動を続けてしまうのです。

本人は別に自信満々というわけでなくても、有能な人は周囲の人にジェラシーを感じさせてしまうため、人から見ると鼻につくというケースもよくあります。

周囲の人がかってに抱くジェラシーも含めて、自信満々なその態度や言動が鼻につくというのが、有能な人が嫌われる理由ということになるでしょう。


人に対して上から目線だから

有能な人は無能な人を見ると、どうしてできないのか不思議でなりません。

たとえば、会社に同期入社した2人の新人がいるとしましょう。

同じ部署で同じ仕事を始めた場合、有能なAさんは、無能なBさんよりもずっと早く仕事を覚え、仕事でより大きな成果を出すことができます。

このケースでは、なかなか仕事を覚えられないBさんのことを、Aさんは不思議に思えてなりません。

同期ですから、BさんがAさんに「仕事を覚えられない」というグチをこぼすこともあるに違いありません。

そうすると、Aさんは「どうして、あんなかんたんな仕事が覚えられないの?」と首をかしげます。

これは、Bさんからすると、不快な上から目線と言っていいでしょう。

有能な人は無能な人に対して、無意識のうちに上から目線になってしまいがちなのです。

有能な人は、特別な努力をしなくても、人よりも優れた成果を上げることができますから、努力をしても成果を上げられない人に、つい見下したような態度や言動をしてしまいます。

職場にそういう人がいれば、周囲の人から嫌われるのは当然でしょう。

学生でも同様で、勉強ができる人はできない人に対して上から目線になってしまうため、嫌われるのです。


自分のやり方を押し付けてくるから

有能な人は、そうでない人のことを見ていると黙っていられません。

たとえば、料理スキルに優れた女性が、料理のあまりうまくないママ友の料理ぶりを見たとしましょう。

有能な女性は、そのママ友の下手な料理ぶりを見ると、じれったくてしかたない気持ちになってしまいます。

そのため、「そこはこうしなきゃダメ」とか、「包丁遣いがなっていない。こういう持ち方をしなさい」などと、頼まれもしないのに指導を始めます。

そして、すべて自分と同じやり方をさせようと強いるのです。

指導される方は、「私はこれまで、自分なりのやり方で料理をしてきたのだから、放っておいてほしい」と思うに違いありません。

これは仕事でもなんでも同じですが、このように、有能な人はつい自分のやり方を人に押し付けようとする傾向があります。

もちろん、相手から「やり方を教えてほしい」と頼まれたのなら、自分のやり方をコーチングしてもいいでしょう。

この場合は、やり方を教えることで相手から感謝されるに違いありません。

しかし、多くの場合、頼まれもしないのに自分の方からやり方を教えてやろうとするため、相手は「押し付けられている」と感じ、有能な人を嫌うことになるのです。

有能な人ほど転職する理由とは

自分だけの目標がある

会社勤めをしているほとんどの人は、どれだけ安定して現在の会社に居続けられるのかを重視しています。

もちろんそれは決して悪いことではないのですが、有能な人の考え方は全く違っているのです。

有能な人は、現在所属している会社でたとえどれだけ成果が上がっていようとも、それだけでは全く満足しません。

なぜかというと、有能な人には「自分だけの目標がある」からです。

したがって多くの人たちと比べた場合、必然的に転職するケースも増えてきます。

自分だけの目標とは、たとえば将来の起業を見据えているような場合です。

同じ会社に籍を置き続けていると、確かにその分野でのスペシャリストにはなれるかもしれませんが、経営者としてのスキルを全てマスターできるとは考えられません。

有能な人は当然ながらそのことを理解していますので、将来自分に必要となるスキルを身に付けるために、あえて転職を選ぶことも多いのです。

どうしてあの人はよく仕事もできていたのにわざわざ転職したんだろう…と、疑問に感じる方の気持ちもわかりますが、有能な人が転職するケースではそういった理由もあると把握しておきましょう。


ヘッドハンティングされる

仕事上で有能な人と認識されるためには、いくつかの条件があります。

まず当然のことですが、他者と比べて仕事が正確でスピーディーな点が挙げられます。

さらに誰からも有能だと認められるためには、苦手分野のない器用さといった部分も大きなポイントになるでしょう。

つまり有能な人は、誰が見ても欲しい人材なわけです。

そしてその結果として、「ヘッドハンティングされる」頻度がかなり高くなります。

現在勤めている会社よりもかなり条件が良いのであれば、有能な人がヘッドハンティングを持ちかけてきた会社に転職するのは、むしろ自然なことです。

当然自分に自信を持っているでしょうし、転職しても今以上にやっていけるという感覚も持っているでしょう。

その上好条件なら、断る理由は何もありません。

同じ会社で長くやっていくことに価値を見いだすのが間違っているとは言いませんが、残念ながらそれは凡人の発想であって、有能な人には当てはまらないのです。

このように、さらに高みを目指して自身を成長させていくためにも、ヘッドハンティングを積極的に利用するという点が、転職が増える大きな理由だといえるでしょう。

有能だからこそ誤解を受ける

あの人はいつも忙しなく動いているけど、その割には仕事の効率が一向に上がらない…

あなたが勤める会社にも、そんな社員の方が何人かはいるのではないでしょうか。

これは特に国内の会社によく見られる現象なのですが、その理由はハッキリしています。

それは、「何もしていない時間は仕事をしていないのと一緒」といった考え方が蔓延しているからです。

したがって多くの人は、実は何もしなくてもよい時間を、わざわざ「仕事をしているフリ」に当てます。

ですが、有能な人はそんな例に全く当てはまりません。

なぜなら、その他の人たちよりも仕事を早くこなすことができますし、さらに短時間の休憩でも、それが仕事の効率アップにつながることをよく知っているからです。

ただ、そういったメリハリのある仕事ぶりは、とにかく手を動かしていなければいけないと勘違いしている人たちの批判の的になります。

すると自身が有能であるがゆえに会社での居場所がなくなり、なんとなく転職せざるを得ない空気になるケースも増えるわけです。

さらに、たとえ転職する道を選んでも、有能な人は違う環境でもすぐに能力を発揮できますし、特に困ることはありません。

ですからダメな会社には早めに見切りをつけて、自分のために転職する道を選ぶのです。


有能な人が会社を辞めるのは当然

いかがでしょうか。

有能な人はどんな会社や仕事でもとても貴重な存在です。

多大な恩恵を与える可能性を秘めています。

しかし、それを快く思わない無能な人間が邪魔をするのは遥か昔から繰り返されてきたことです。

無能な上司であれば、その有能な人を異動させたりすることあるでしょう。

以前は、ただジッと耐えるしか手段がありませんでしたが、今はそんなことはありません。

有能な人を優遇してくれる勢いのある企業が増えてきましたし、独立してもすぐに活躍できる環境が整っています。

そう考えると、わざわざそんな会社にしがみついている理由はありませんよね。

これが有能な人ほど会社を辞める理由です。

こうした時代についていかないと、あなただけが取り残されて、将来困ることになるかもしれませんよ。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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