職場で妬まれる人の特徴と対処法とは?

妬まれるの意味とは、妬むという相手のことを羨ましいと感じる感情の受け身の形です。

つまり、妬まれる人とは、相手から嫉妬されたり、羨ましがられる存在というわけです。

あなたの職場でも、そんな周りから羨望の眼差しで見られるような人はいるでしょうか。

羨望というとキラキラしたイメージですが、妬まれるのはもっとドロドロしているものです。

ではいったいどのような人が人から妬まれてしまうのでしょうか。

そこで今回は、職場で妬まれる男と女の特徴と、妬まれるときの対処法をご紹介していきます。

ぜひあなたに当てはまるものがあるかどうか確認しながらご覧ください。

【目次】



職場で妬まれる男の特徴

仕事ができないのに上司から高く評価されている

仕事ができるために、上司から高く評価されるというのは当然のことです。

ですから、一生懸命に仕事をした結果、それに応じた評価をされる男性に対して、同僚が妬ましく思うということはないでしょう。

妬むどころか「彼を手本にして自分もがんばろう」という気持ちになる同僚もいるにちがいありません。

同僚から妬まれるのは、それほど仕事ができるというわけでもないのに、上司からの評価が高い男性です。

たとえば、朝礼で、「A君はほんとうにコミュニケーションスキルが高い。君たちも彼を見習って、コミュニケーション能力を磨くように」と上司が特定の男性社員をほめたとしましょう。

たしかにAさんはコミュニケーション能力が人よりも高いものの、それを仕事で生かして、人より高い成果を上げているわけではないとします。

その場合、上司の話を聞いたほかの社員は、「仕事の成果につながっていないのに、なんでAのことをそんなふうにほめるんだ」と、不快に感じるに違いありません。

Aさんは、もちまえのコミュニケーション能力の高さを利用して、上司と良好な関係を作っているため、そのように上司から高い評価を得ているということもあるでしょう。

上司の覚えめでたいために、仕事ができるわけでもないのに高く評価されているというのが、職場で妬まれる男性の特徴なのです。

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社内に強い人脈があって出世が早い

職場の同僚から妬まれる男性には、「出世が早い」という特徴もあるでしょう。

最近はあまり出世に興味がないという社会人も少なくありませんが、それでも、やはり多くの社会人男性は心のどこかに「出世したい」という願望を持っているに違いありません。

ですから、ほかの男性社員の出世が気になるものなのです。

そのため、出世が早い男性が同僚から妬まれやすくなるわけですが、人一倍の努力をして出世した男性に対しては、それほど強い嫉妬心を抱くことはないでしょう。

努力した正当な報いを受けているのですから、周囲の人はあまり妬ましく感じないのです。

人から妬まれるのは、人一倍の努力をしていなくても、人よりも早く出世するタイプの男性です。

では、どうしてそんなふうにスムースに出世することができるのか、社内に強い人脈を持っていることがその理由であるケースが少なくありません。

たとえば、専務のコネで入社した人と、まったく誰のコネもなく入社した人が同期だったとしましょう。

仕事の能力も実績も同じレベルだった場合、前者のほうが後者よりも早く出世するということがよくあります。

その場合、後者は前者に対して、「コネを利用して出世できることが妬ましい」と感じるのです。


頭が切れて仕事ができるイケメン

男が妬ましく感じる男の代表的な特徴は「イケメンでモテる」ということでしょう。

男性には「モテたい」という欲求が本能的に備わっているものですから、モテる男性が身近にいると、その人のことを妬ましく感じるのです。

職場の男性も同様です。

イケメンで女性社員からモテる男性は、同僚から妬まれやすいに違いありません。

ただし、その人がまったく仕事のできない無能社員であれば、同僚からそれほど強く嫉妬されるということはないでしょう。

「彼には容姿ではかなわないが、仕事ではぜったいに負けない」という自負があると、その相手男性に対して、妬ましいという感情はあまり起こらないものです。

そうではなく、頭が切れるうえに仕事の適応力が高く、人一倍高い成果を仕事で上げることができ、しかもイケメンでモテるという男性が、職場で妬まれるのです。

仕事でも容姿でもかなわないと感じる男性に、職場の同僚男性は嫉妬心を抱くと考えていいでしょう。

「天は二物を与えず」と言いますが、二物も三物も天から与えられている男性、そのため同僚から「うらやましい」と思われる男性が、職場で妬まれるのです。


職場で妬まれる女の特徴

平等に優しさを振り撒くいい人

誰にでも分け隔てなく優しいということはとても素晴らしいことなのですが、時にはその優しさが妬みを買ってしまう原因になります。

平等な優しさというのは、穿った目で見ると八方美人と受け取られやすいというのがその理由です。

特に女性というのは、同性の動向をよく観察しています。

優しく振る舞っている人を好ましく思う人もいますが、面倒なことに、優しいことで誰からもウケがいい場合「いい人ぶっている」と悪く思う人も少なくないのです。

本来であれば優しさは敵を作らず、他者から怒りを買うことがないもので、優しさを振り撒く本人も善意でもってそう振る舞っていることがほとんどなのですが、捻くれている人にはその優しさが素直に受け取れず、また、多くの人から好ましく思われていることそのものが嫉妬の標的になります。

人格的に攻撃するようなところがないからこそ表立って悪くいうことができませんので、だからこそ妬みという形で表れてしまうのでしょう。

あの優しさには裏があるはずだ、誰にでもいい顔をしてそんなに人から疎まれたくないのか、そんな悪意を持った目で見られるのです。


目上の人になぜか気に入られている

特別仕事ができるわけでもない、十人並みのことしかこなしていないはずなのに、なぜか先輩や上司から可愛がられている女性というのが職場に1人や2人います。

同じように仕事をしているはずなのにその女性ばかり褒められる、失敗をしてもあまり怒られることがない、そんなタイプはわかりやすく妬みの対象になりやすいのです。

ひょっとしたらわからないところで努力をしているのかもしれませんし、把握していないだけでしっかりと仕事の結果を出していて、その仕事ぶりを目上の人達に認められている可能性もありますが、知らなければ何故、どうしてこの人ばかりとジェラシーを感じてしまうでしょう。

自分だけが怒られる、この女性ばかり見ているけれどこちらの仕事ぶりはちゃんとチェックしてくれているのだろうか、自分のほうが評価されるべきなのにと、あからさまな違いにイライラしてしまいます。

世渡り上手なタイプというのは職場でもその才能を発揮して、周囲の人達よりもいい目を見ることが多いものです。

しかし、可愛がられぶりを身近で目にしていれば、嫌な気持ちになることは仕方がありません。

独自の仕事スタイルをしている

仕事をする際に、周囲と同じことをするだけに留まらず、独自のスタイルを確立してしっかりと成果を出すことができる優秀なタイプのカッコいい女性というのは、同調圧力が強い女性達から妬まれやすくなります。

集団を重んじ、そこから抜け出るような人を快く思わないというタイプが多く、自分達とは違うと認識されて苦手意識を持たれやすいのです。

多くの人が良しとしてきたことに甘んじずにより高い成果を出すべく変化を受け入れ、実際に変化できる人というのは、職場において非常に重宝されるものですが、優秀ゆえにその才能と自由な発想に嫉妬されてしまうのです。

しかも、そうしたタイプは周囲と違うことをすることに躊躇せずに自分を貫いていくことができますし、周囲からの嫉妬ややっかみをあまり気にしません。

そんな毅然とした態度がまた鼻についてしまい、しかも優秀であるがゆえに結果も出しているので、その他大勢の職場の人達のコンプレックスを刺激して妬ましさを抱かせてしまうのです。

出る杭を打ちたくて仕方がなくなってしまいますが、相手のほうが優れているので何かを画策したところで歯牙にもかけられずじまいなところも、腹立たしさに拍車をかけてしまいます。


妬まれるときの対処法

直談判にいく

人間はなにかと比べたがる生き物です。

比べること自体に目的を持つのではなく、他人と比べて同じであることに安心したり、他人よりも優れていることに優越感を覚えるために比較は行われます。

しかし比較によって常に、等しいか上回っているかの二つの結果の内の、どちらかが出されるわけではありません。

比較によって自らが相手よりも下回っている、劣っているといった結果が出てしまうこともあります。

そんな時に発生するのが妬みの心です。

妬みの感情は、相手からのアクションを一切必要としません。

他人から一方的に向けられる妬みの感情をリセットしたい時には、相手に直談判しに行くという方法が効果的です。

直談判といっても、実際は顔を合わせて好意的に世間話をする程度でOKで、相手に妬まないで欲しいとストレートに告げる必要はありません。

挨拶をし話しかけ、私はあなたを認識していますよと相手に伝えることで、一方的だった関係が崩れ感情のバランスも崩れます。

よく知らない他人という曖昧な関係を、知っている人という認識に上書きすることができれば、一方的に向けられていた嫉妬心も和らぐことがあります。

相手にとっての正体のない敵ではなく、害のない知人となれるようにコミュニケーションをとっていきましょう。


気にしないように努める

好意にも悪意にも、それぞれ好きになるきっかけや嫌いになるきっかけというものが存在するものですが、妬みの感情にそうしたきっかけは必要ありません。

面識もなく、話したこともなく、性別も年齢も何もかもが違う赤の他人に対しても、妬みの感情が生まれることはあります。

仕事で成果を出し、充実したプライベートを送っているだけでも、仕事で成果を出せず充実したプライベートを送ることができない相手から、一方的に妬まれてしまう可能性はあるのです。

他人に成功していると思われるような成果を上げれば上げるほど、他人からの嫉妬を集めやすくなるものです。

人に妬まれない人間になるためには、他人に羨ましがられることもないくらいに、寂しく暗い人生を送るしかありません。

後はできるだけ、気にしないように努めることです。

他人から向けられる妬みの声は、不快なものかもしれませんが、それによって直接害がもたらされることはほとんどないです。

気にすればするだけ、余計なストレスを溜め込むことになりますから、妬みの視線などないものとして、できるかぎり意識をせず行動していけるように強い心を持っていきましょう。

正体のない嫉妬心は、そのまま無いものとして扱うのが最も無理のない対処法です。


実力を更に磨く

人は自分よりも優れたものを妬んでしまいがちな生き物ですが、無節操に全てを妬むわけではありません。

人間が妬むのは、自分と似た立場にいる、自分に想像がつく程度の幸せを得ている人物のみです。

他国の王族や海外の石油王といった、自分よりも遥か高みをいくものに対しては、妬みよりも先に恐れや驚きを人は抱きます。

自分の手の届かない相手は妬まないという人間の習性を利用した、妬まれて困った時の対処法として、実力を更に磨くというものがあります。

妬む相手が妬ましいと思えなくなるくらいの実力差をつけられるように、スキルをひたすら磨いていきましょう。

人から妬まれるほどの実力や豊かさを持っていながら、更にその上を行くというのは、簡単なことではありません。

困難なミッションを成し遂げるためには、他人の無責任な評価などに、とりあっている暇はないです。

妬まれるのは嫌なことかもしれませんが、それら全てをシャットアウトして走り続けていれば、妬みの声が届かない高みに到達することも可能です。

実力を妬む者には、さらに磨いた実力を武器に立ち向かっていきましょう。


職場で妬まれる人は秀でている

いかがでしょうか。

妬まれるには必ず原因や理由があります。

それは内面的なものもあれば、単純に外見でそうなるケースも少なくありません。

たとえば、妬まれる人がとてつもない美人だったら、それだけで他の人より秀でていますよね。

その外見ゆえに嫌な仕事をしなくて済んだり、評価されやすかったりすることもあるでしょう。

それが妬まれる原因になるのです。

もちろん本人はそんな待遇を望んでいないかもしれませんが、周りの人がどう判断するかで決められてしまう世界なので職場環境が悪かったと諦めるしかないでしょう。

美人が多いと有名な企業に転職すれば、そんなことは未然に防ぐことができるかもしれません。

このように、性格的な問題でないケースも多々あるのが難しいところです。

しかし、対処の仕方は至ってシンプル。

本人直接いえば済みます。

妬む人はたいてい根性なしか、影でしか悪口を言うことができない人なので、恐れることはありません。

気に食わなければそのまま伝えてもいいでしょう。

相手はビビって何も言わなくなります。

つまるところ全てにおいて妬まれる人は優秀と言っても良いかもしれませんね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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