自己顕示欲の強い人の12の共通点
by dkalo
あなたの周りに自己顕示欲の強い人はいるでしょうか。
自己顕示欲とは自分の存在を多くの人にアピールしたいという欲求を意味しています。
最近では、FacebookなどのSNSで、この自己顕示欲を満たす人が増えてきているのを肌で感じているのではないでしょうか。
つまり「またか・・・。もうわかったよ」というような投稿を何度も繰り返して、自己をアピールするような人ですね。
そこで本日は自己顕示欲の強い人の共通点をオンライン、オフライン問わずご紹介していきますので、あなたに思い当たるものがあるかどうか、このような友達がいるかどうか確認しながらご覧ください。
自己顕示欲
自己顕示欲の強い人の習慣としては次のようなことが挙げられます。
- 常に注目されていないと気が済まない
- SNSなどのネットを使ったアピールに積極的
- 上昇志向が強い
- 会話力がない
- 空気を読まない
- 積極的だけど、目的が私利私欲のため
- 構ってちゃん
などなど、何となく多くの人にも当てはまりそうなものもあるかもしれませんね。
それでは詳しく見ていきましょう。
いつも自分が注目されていないと気が済まない
自己顕示欲の強い人は、いつも自分が注目されていないと気が済まないところがあります。
その気持ちが次のような行動になって表れてきます。
- 自慢話をする
- 自分の考えをアピールする
- 自分の性格をアピールする
- 自分を一番よく見せられるような雰囲気を出す
- ファッションにこだわる
- 人と違うものを身に付ける
- いち早く流行ものを持つ
などなど。
Facebookやツイッター、LINE(ライン)のタイムラインなど、ほとんどの友人が目にするところで人気者アピールや、友達が多いアピール、はたまた忙しいアピールなども絡めて、投稿したり、伝えたりしてきます。
上昇志向が強い
上昇志向が強いのも、自己顕示欲が強い人に共通した特徴です。
「自分を目立たせたい」と考えるのは、個々のシーンだけではありません。
人生という大きなステージでも目立ちたいと考えますから、自然に上昇志向が強くなるわけです。
ですから、芸術家や芸能人、スポーツ選手、あるいは政治家など「目立つこと」がプラスに働く職業では、自己顕示欲の強い人は成功しやすいと言っていいのではないでしょうか。
ただし、それ以外の周りにうまく溶けこんで進めていくような、一般的な職業では、この強すぎる自己顕示欲が逆に作用して、出世しにくいということも言えます。
活躍の場が違うだけで、結果が大きく変わってしまうこともあるので、自分の本当の気持ちや、性格を理解することも時には必要なことかもしれませんね。
ネットでの顔出しやアピールに積極的
最近はニコ生やYouTubeなどのネットサービスを利用し、自分の姿や生活などを出して動画投稿することが手軽になり、増えてきています。
中には、多くの人に自分を知ってもらいたくて、過激な発言のみだけをアップし続けている投稿者もいます。
動画の再生回数や評価等に過敏で、良い評価が付いたものには大変喜びますが、批判的な意見にはムキになって怒ったり、極端に落ち込んだりする傾向があります。
全ての人に好かれることはまず不可能ですし、人間誰しも良いところばかりではありませんよね。
また動画以外でのネット活動で、知名度を上げようとわざと炎上させたり、必死になっている人もたくさんいます。
この心理には、自分はこんなに凄いんだ、多くの人に見てもらいたい!と思う背景があるようです。
特に現実社会で自己を上手く表現出来ない人は、顔が見えないネットだからこそ意見を言える事があり、中毒になっている人もいます。
ストレス発散の場として利用する程度ならまだ良いかもしれません。
ですが、四六時中自分自身の事を発信したがって、自分を大きく見せようとする人は自己顕示欲の強い人でしょう。
会話の主語は「私は~」が多い
かなり自己顕示欲の強い人は、自分が主役の世界に住んでいるといっても過言ではありません。
そのため、会話の主語は、「私は~」で始まることが多く、人の話題であっても、結局自分の話題にすり替えたりする、話題泥棒であったりします。
そのため、キャッチボールがうまくできず、会話が続かないことになったり、自己顕示欲の強い人に対して「すごいですね~」「いいですね~」というだけの残念なつまらない会話になったりします。
このような人でも話し上手であればいいのですが、その真逆であることがしばしばです。
相槌を打つのも疲れてしまい、それ以上会話が盛り上がることは滅多にないでしょう。
場の空気を「読まない」
自己顕示欲の強い人には、「場の空気を読まない」という特徴があります。
どちらかと言うと「空気を読めない」のではなく、「意識的に読もうとしない」のです。
自分を常に目立たせるためには、「場の空気」が障害になることも少なくありません。
自己顕示欲が強い人にとってそれは邪魔なことだと捉えることがあるのだとか。
ですから、あえてその「邪魔なこと」を無視して、自己満足を得ることを考えます。
少し大げさに言ってしまえば、「確信犯」というわけですから、「空気を読もうとしても読めない」人よりもずっと接しやすいかもしれません。
「この人はこういう人だ」とわかった上でつきあえば、お互いがかみ合わずイライラすることはないでしょう。
常に評価されたい
自己顕示欲の強い人は、常に人からの注目を浴びていたいと考えていて、いつも自分のことを評価して欲しい、認めてもらいたいという気持ちが全面に表れている人と言えるでしょう。
つまり、自分のことは常に良い方に評価されたいと思っている傾向が強いです。
評価とは、本来であれば本人のさりげない行動や考え方に対して、他人がするものです。
しかし自己顕示欲の強い人は、評価されたいことを自分から進んでアピールしてしまいます。
このように自分主体になってしまうと、周りから評価されるというよりは、我が強い、厚かましい、自慢屋などのネガティブな印象を与えてしまうことになります。
そのバランスがわからずに、常にアクセル全開でアピールしてしまうのです。
積極的に役員になりたがるけれど、周りの事を考えていない
例えば、それなりの役職に付く人というのはそれなりに成果が認められてその役職についている人がほとんどのケースでしょう。
また、自分で「○○になりたい」、「○○になるにはどうしたら良いの?」とか聞く人がいます。
この発言自体や前向きな態度で望む姿勢はむしろ好感がもてるでしょう。
しかし、その人がその役職に就きたい理由を深く聞いてみると、結局自分のことだけしか考えていない人がいます。
つまり、人の上に立って、周りから尊敬されたい、周りと一際立場が違うという違いを見せたい自己顕示欲が溢れてしまっているのです。
もし、私利私欲のことを第一に考えているような人が上にたってしまうと、周りとの統一は難しくなりますし、下の意見を聞いてくれないことが多くなるものです。
「自分の方が権力が上だ」と言わんばかりに力の差をつけたがり、人の意見を通さないことがあります。
ポジティブ思考のお人好し
自己顕示欲の強い人の特徴が「プラス思考」であることは、誰でも納得できるのではないでしょうか。
しかし「お人好し」となると、首をかしげる人も多いはずです。
自己顕示欲の強い人は、人からの評価を大変気にします。
つまり自分が企画した自己アピールが、人にはどう見えているのかを気にする傾向が強いのです。
ですから、何かのパーティなどでパフォーマンスをしたときに、「かっこよかったよ」とか「グレードの高いパフォーマンスだった」と褒めると、人一倍大喜びするのです。
人からの良い評価を素直に受け入れる、つまり「お人好し」というわけです。
構ってほしい
自己顕示欲の強い人は、本当は自信がなく寂しがりやだったりします。
いつも自分が注目され、話しかけてもらいたいと思っているため、人の気を引くような話題や外見に気を配り、流行をいち早く取り入れて、周りから話しかけてもらうきっかけ作りをしたりします。
人から構ってもらったり、必要とされることで、自分の気持ちも高揚し、自信を持つことができます。
また認められることで自分の居場所を確保したいという気持ちが強い人も少なくありません。
自分の見た目を異常に気にする
一般的に自分の身だしなみに気をつける事は悪い事ではありませんし、みしろ清潔でいることはとても良い事です。
しかし、ショーウインドウに写った自分の姿をみて前髪を整えたり、皆の発表の日だけ周りと異常に差をつけた格好をする人は注意が必要かもしれません。
妙に奇抜な格好をするのももっと多くの人に自分の良いところを見てもらいたいという欲求の一つでもありますので、自己顕示欲の強い人と言えるでしょう。
髪型をよく変える
最近自分が注目されていないなと感じると、髪型を変える人がいます。
髪型を変えると、特に女性同士であれば「髪型変えた?」という会話はあいさつのようなものなので、普段話しかけてくれない人からも話しかけられたりするのが日常でしょう。
髪型を変えることで自分の気持ちもリフレッシュし、いつもより積極的になれたりもしますよね。
髪型を変えるのは特別なことでもないのですが、周りからの評価を高めたい、注目して欲しい、褒めて欲しいなどの気持ちが先行している人は少し違います。
髪型を変えることで自分が注目されているという気分を味わうことができ、遠回しではありますが、自己顕示欲の表れにつながっていることになるのでしょう。
意外に内省的
明るく積極的で外交的なイメージがありますが、自己顕示欲の強い人は実は意外に内省的です。
内省的とは自分自身の内面を省みることを表す言葉です。
つまり、自分について見つめる機会が普通の人よりも多いのがその特徴なのです。
自己顕示欲を満足させるためには、そうした孤独な努力が必要と言っていいのかもしれませんね。
自己顕示欲が強い人の心理
実は自分に自信が無い心理の裏返し
自己顕示欲が強い人は、案外、見た目の、派手な発信とはちがって、メンタルが弱く、内心と外見で違うということが多いです。
上辺とか、評判とかの、自分に自信がありそうなタイプの印象とは、反対の、自分に自信が無いという気持ちが強い人が多いのです。
そういうタイプは、固くて人が入ってこれないほどの、立派な鎧を身にまとうことで、自分を保護していることが多いです。
本当のところは、自分に自信が無いので、人に評価されるために、自分を評価する場所に出ようとします。
もしくは、自分からそういった機会を作らなくても、人の前に出る機会があると、つい、自分のことを等身大以上の自分に見せようとする傾向が強いのです。
自分自身による自己陶酔と言うよりも、他人には、自分の自信のない部分を見せて、嫌われないだろうかと言うような不安の心理が奥底にあります。
だからつい、表向きは、自信ありげな自分を演じようとするのです。
自分ができたことに関して、みんなを巻き込みたい
自己顕示欲が強くても、悪い意味で取る必要のないパターンもあります。
周りからの信頼も厚く、自分をしっかり持っている…、そんな人が自分の出来事や行動を目立つような感じで多くの人に発信していても、自己顕示欲によって、周囲の人を明るい雰囲気に巻き込むことだってあるからです。
例えば、自分の小さなころからの大きな夢を、一時忘れていても、また大人になり思い出して、実際に行動に移したとします。
そんなふうに、かつての思いを貫き通す人が、自分のことを日記につけたいのは、記録に残したいからです。
本人にしてみたら、それは自然な感情で、人の前での報告が、自己顕示欲が強いという印象があっても、その場合は、大切な日記が、他人に伝えたり、SNSでアップすることに、変わったというのみです。
そんな発信に対して、周りは嫌な気持ちになるどころか、喜んだり、前向きになるチャンスを与えてもらったという気持ちになることもあるでしょう。
そして、本人も、そんなことも計算あっての発信かもしれないという部分も有るのです。
自己中心的な人の言い訳の手段のひとつ
自己顕示欲が強い人で、一定の人には理解されにくく、ちょっと嫌悪感を抱かずにいられないという人もいますね。
そういう人は、自分が幼いころから、自分が一番でないと気が済まなかったり、わがままな部分が強いような人が多いです。
自分のわがままで、王様のような態度が、周囲の人に引かれている部分も多いでしょう。
しかし、当の本人は、なんとなくそんな周囲の評価も気づいているものの、自分の性格を変えることもできなければ、なるべくは、気づきたくないという心理があります。
つまり、周りの人が自分のわがままぶりに引いていることを見て見ぬ振りしたい欲求の心理があるので、人前や目立つ場面で、自分の行動の言い訳を付け加えたいということです。
目立つことを発信しても、賛否があるのは当然な中、自分を「悪者」に仕立て上げない「いい人」のようなコメントや言動を残すのです。
そうすることによって、自分のわがままを帳消しに出来そうな気がするという心理があるようです。
親に認められたいコンプレックスが奥底にある
自己顕示欲が強い、犯罪者の心理として、犯罪心理学者がコメントしていたりすることがあります。
自己顕示欲が、一方的に悪い面だけではないということは言えそうですが、極めて悪い部分としても、そういったところで取り上げられるということがあるのですね。
自己顕示欲の強い犯罪者は、自分の犯罪等犯した行動をみんなに見てもらいたいという心理があるようですね。
そして、自分が今、ここにいる!と言う主張をしたいという奥深いところでの心理があると言います。
そんな犯罪者だけでなくとも、自己顕示欲が強いタイプの心理としては、自分がここにいる主張を伝えたいという気持ちがあるのもひとつです。
そういったタイプは、親に認めてもらう機会が少なく、親に対してのコンプレックスが非常に強いということがあります。
本来、自分の一番信頼する、そして愛してもらいたい相手が親なのに、認められなかったことが、コンプレックスとなり、そんな気持ちを自分の主張を発信することで、穴埋めしたいという気持ちが強いようです。
自己顕示欲がない人の特徴
自分のことをきちんと理解している人
自己顕示欲のない人は自分のことをきちんと理解できている人です。
そのため、自分を十分に認めてあげることができます。
逆に自己顕示欲が強い人は、自分のことをわかっていない人も多くいます。
そのため、自分以外の誰かに認めてもらったり、勝敗で勝つことで、自分の存在を他人から認めてもらいたいという願望があります。
しかし、比較をするということは、その時の状態によっても変わってきますし、非常に不確かなものです。
一時的の満足だけになってしまい、結局自己顕示欲が続いてしまうことがあります。
もともと人はそれぞれ違っていて当たり前ですし、その一部を比較して優劣を付けること自体がおかしいとも言えます。
自己顕示欲がない人はそのことも十分にわかっている人も多く、自分で自分を認めてあげることができるので、それで十分に自己満足をすることができます。
自分の世界を持っている人
自分自身のことがよくわからなければ、ついつい周りの環境や誰かの意見に影響されやすくなってしまいます。
しかし、自己顕示欲がない人は自分のことをよくわかっているために、自分の世界を持っている人が多くいます。
それが日常生活や仕事に繋がっている人も多くいます。
自己顕示欲がない人はオリジナリティーのある自分の個性を周りに自慢することはありません。
自分に素直に生きているので、自分の生き方に満足できています。
そのためわざわざ周りにそれを認めてもらう必要がないからです。
特に自己主張をしているわけでもないのに、その人の独特なオーラを放っている人がいます。
そういう人はわざわざ自己主張をしなくても、周りの人が寄ってきますし、尊敬されたり、憧れの対象になったりします。
自己顕示欲で同じように人気を集めようとすると、逆に敬遠されてしまいますので、十分に気をつけたいものです。
周りのことを考えて行動できる人
自己顕示欲がない人は、自分の気持ちにゆとりを持つことができるので、周りの状況を冷静に観察することができます。
そのため、周りの人たちの状況や気持ちに添った対応ができるようになります。
自己顕示欲が強い人が表面的に優しさを示したとしても、それはわざとらしく映り、すぐに見破られてしまいます。
利害関係なしに救いの手を差し伸べられるのも、自己顕示欲がない人の特徴です。
自己顕示欲がない人は目立とうとはしないので、できるだけさりげなく善行をやっている人が多いようです。
誰かに認めてもらって褒めてもらわないと気が済まないのは自己顕示欲がある人です。
一方、自己顕示欲のない人は自分のやった行いに対して、充実感や幸福感などの自己満足を得ることができます。
自分、自分と言わずに、まずは周りの人たちのために行動できるようにしたいものです。
自分自身を認めて愛することができる人
等身大の自分をきちんと受け止めて、愛することができる人は、他の人に対しても同じように愛情のある優しさで接することができます。
自己顕示欲がない人は自分のことを過大評価して、大きく見せたりすることもありません。
自分に対して正直でいることができるので、無駄なストレスを抱えることもありません。
そのような心構えでいるので、周りから見ると自信がある人に見えます。
逆に自己顕示欲がない人には自分に自信がない人が多くいます。
または自信過剰過ぎる人もいるかもしれません。
過剰に自分を大きく見せても、自分が疲れてしまうだけです。
自己顕示欲がない人を見習い、自然体で生きて行く術を学びたいものです。
自信がない時は自分を見失っている可能性があります。
余計な欲にかられてしまっているのかもしれません。
そのような時はニュートラルな自分に戻り、無駄な自己顕示欲を削ぎ落として、自信と愛情のある行動を取っていくようにしたいものです。
自己顕示欲の強い人との付き合い方
いかがでしょうか。
あなたや周りの人に思い当たるような特徴をあったでしょうか。
自己顕示欲の強い人は何かと悪く言われがちですが、よくよく考えてみるとそんなことはありません。
自分に認められたい、良い面を見て欲しい、アピールしたという欲求は誰しもが持っているものですよね。
ただその頻度がちょっと多いだけです。
それが寂しさゆえの行動からだったり、自分の居場所を確保するためのアピールだったりすることを理解していれば、あなたも共感できるのではないでしょうか。
「うざいなぁ」「自慢ばっかでムカつく」と感じる人は距離をおいた方がお互いのためになりますが、その表面的な行動ではなく、本質に着目してみるとあなたと同じ面がたくさん見えてくるはずです。
それが見えてくると自然と付き合い方や接し方が変わってくるはずですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。