ストイックな人の6つの特徴とは?
ストイックな人とは、自分の欲望を抑えつけて、己の定めた目標を達成しようとする人のことです。
そんなストイックな人は、おそらくどんな環境にも一人ぐらいはいることでしょう。
身近にいると、良い影響を受けると同時に、「自分はここまではできない・・・」と一歩引いてしまうこともしばしば。
では、具体的にはどんな人をストイックと呼ぶのでしょうか。
そこで今回はストイックな人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
ストイックな人の特徴
他人よりも自分に厳しい人
自分に甘く他人に厳しいという人はよくいるものですが、ストイックな人の場合はこの真逆なのが特徴です。
自分自身にとても厳しく、高い目標を掲げて、達成するまで努力し続けるくらい、問題や目標と向き合う力が凄まじいのが特徴です。
達成することが目的であり、クリアすることが絶対条件と思い込んで必死に努力する為、時に「そこまでやる?」と周りが引いてしまうくらい、自分を厳しい環境に置くこともあります。
逆に他人に対しては、自分に対してほど厳しくはありません。
「そのくらいでいいんじゃない?」「そこまでしなくていいよ」と、発言だけ聞くと他人事であり、甘く感じる場面も多いでしょう。
ストイックな人は、いつでも自分との戦いの中で生きているのです。
ライバルは他人ではなく自分、ストイックに努力し続けることで自分を高め、またさらに厳しい環境に身を置き、どんどんと成長し続けているのがストイックな人なのです。
こうした人が身近にいるだけで、刺激になったり目標になったりと、良い環境作りをしてくれることも多いです。
自分に厳しくその痛みが分かるからこそ、周りに甘くできるのかもしれません。
[参考記事]
過酷な環境や逆境に燃える
ストイックな人は、過酷な環境や逆境といった、自分が追い込まれた状況において力を発揮します。
過酷な環境の中で、自分がどれだけ頑張ったかによって結果が変わるといった状況が好きで、それによって得るものが大きいと感じているのでしょう。
このような状況に耐えることができ、さらに乗り越える力があるストイックな人は、精神的に強い人だと言えます。
ストレスを感じることがあっても、それを跳ね除けるくらいの精神力があり、悪い環境がさらに精神力を鍛えます。
近年ではストレス社会と言われ、ストレスに耐えられなくなる人が多い中で珍しいタイプの人。
周りからも、尊敬されるほどの精神力を持っています。
ただ、こうしたストイックな人であっても、時に挫折を味わったり、努力が実らないケースもあるもの。
良い結果が得られなかったり、努力が無駄に終わってしまった場合、途端にやる気を失ったり、放心状態になってしまうこともあります。
それだけ限界を超えた状態で自分を追い込み、力が尽きるまで努力してしまう為、崩壊してしまった時に凄まじいギャップを見せることも。
精神力の強さだけで、過酷な環境や逆境に立ち向かっているのです。
常に目標を持ち続けている
ストイックな人は、自分の中で次々と新しい目標を定めています。
一つの目標が達成したとしても、そこで喜び終わりにするのではなく、「次に何ができるか」を探し始めます。
目標を持ち続けることで、向上心を持ち、自分をさらに強くしたり成長させたりすることができ、ストイックな人には終わりがないと言えるでしょう。
仮にすべてをやり遂げて終わりを迎えるようなことがあっても、違う分野での新たな挑戦が始まったり、同じ道を行く人のサポートをしたりと、形を変えて目標を掲げます。
ストイックな人の中には、「ゴール」というものがなく、走り続けることで生きていると実感できるのでしょう。
走り続けている中で学ぶことも多く、失敗を経験に変えてやり方を工夫する。
小さなことから大きなことまで、目標を持って走り続けていること、これ自体が人生の目標なのかもしれません。
「これくらいでいいや」「ここまで来ればいいや」と気を抜く瞬間がなく、常に前を向いて突っ走っているストイックな人。
こうした意気込みによって、多くの経験を積んでいたり苦労をしたりして、人一倍人生を満喫しているのでしょう。
[参考記事]
目標達成のために考え続けて最善を尽くす
ストイックな人は仕事でも勉強でも、低いレベルのところで満足するということがありません。
人から見ると、「ちょっと実現は難しいのでは?」と思えるような高い目標設定をして、その目標を達成するために最善の努力をするのです。
ストイックな人は基本的にプラス思考なところがあるため、「自分は必ず目標を達成できる」とポジティブに考え、自己暗示をかけることができます。
そうした自己暗示の効果もあり、実現不可能に見えるような目標を、実際に達成することが少なくありません。
しかし、その目標を達成したことで満足しないのが、ストイックな人なのです。
一つの目標をクリアできれば、もちろん喜びますが、いつまでも喜びにひたるということはなく、またすぐに次の目標を設定し、努力を開始するのです。
ふつうの人は、「せっかく大目標をクリアできたのだから、しばらく心身ともに休んでもいいのでは?」と思うところですが、ストイックな人は、そうした停滞を自らに許しません。
常に強い向上心を持って高みを目指し続けるのが、真の意味のストイックな人の特徴ということができるでしょう。
[参考記事]
常にベストコンディションを維持する
ストイックな人には、「体調管理、健康維持がしっかりできる」という特徴があります。
ふだんは健康に気をつけている人でも、たとえばお酒が入るとつい気が緩み、飲みすぎたり食べ過ぎたりすることがあるでしょう。
そういうことが、ストイックな人にはありません。
何をするにしても、基本になるのは健康ですから、どんな時でも、どんなシーンであっても、常に万全の体調管理をすることができます。
ですから、たとえば会社のつきあいでお酒を飲むようなシーンでも、自分の意志で飲む量や食べる量をセーブすることができるのです。
また、健康維持の基本は睡眠ですから、人からの誘いを断り、早めに帰宅してじゅうぶんな睡眠を確保するのも、ストイックな人の日常の特徴ということができるでしょう。
不規則な生活が、体調を崩すもとになることを良く知っていますから、たとえ休日でも、寝坊して生活のリズムを崩すということがありません。
良好なコンディションを維持するために、規則的な生活を常に心がけ、少しでも不健康につながるようなことを避ける強い意志を持っているのが、ストイックな人の特徴なのです。
その結果、「年齢を重ねても、体型が変わらない」という特徴も生まれます。
人が見ていないところこそ自分を律する
「人が見ているところでは一生懸命にがんばるけれど、人が見ていないと、ついつい手を抜いてしまう」という人が少なくないでしょう。
仕事でも勉強でも、あるいは家事でも、人目がないところでは手抜きをしたくなるのが、人情というものです。
あるいは、「人がいない所では、ちょっとしたマナー違反をしてしまう」ということもあるかもしれません。
人が見ていなところでは、つい自分に甘くなるのは、ある意味、自然な人間心理と言っていいでしょう。
しかし、ストイックな人は、そうした心理を持っていません。
人が見ていようが見ていまいが、同じように自分を律した行動をすることができるのです。
たとえば、上司が目の前にいる時でも、自分以外の人間が誰もいない部屋でも、まったく同じように一生懸命仕事をするのが、ストイックな人なのです。
そこには、ストイックな人のプライドの高さがあらわれていると考えていいでしょう。
プライドが高いために、「人の見ていないところで手抜きをする自分、マナー違反をする自分」を許すことができません。
むしろ、人が見ていないからこそ、よりベストを尽くし、社会のルールやマナーを守ろうとするのが、ストイックな人なのです。
[参考記事]
ストイックに生きるには確固たる目標が必要不可欠
いかがでしょうか。
ストイックな人を見ると「自分にはできない・・・」と思うのと同時に「どうやったらストイックに生きられるのだろう」といった思いが浮かびます。
ストイックに生きるためにはたった1つの目標があれば問題ありません。
それさえあれば、あとはテクニカルな方法で戦略的に攻めていき続ければ、自然とその姿は周りから見てストイックそのものでしょう。
ポイントなのは、本人はストイックになっているつもりは毛頭ないことです。
よく、努力家だね、なんて褒め言葉がありますが、本人は努力と思っておらず、自分の目標に向かってただ突き進んでいるだけなのです。
そして、さらにもう1つのポイントが、その過程を本人は楽しんでいること。
大きな目標を定めたら、小さな目標に分割し、日々の生活に落とし込んでいきます。
そして、その過程や結果をしっかりと把握し、成長を感じ取ることでどんどんおもしろくなっていきます。
大抵の人は、この段階をすっ飛ばして、一気に理想の自分になろうとするため挫折します。
ストイックな人は、結果として過程を楽しむように戦略的に行動しているのです。
もしあなたがストイックに生きたいのであれば、小さな目標を達成するように生活を設計してみましょう。
人は成長が可視化されるとモチベーションや喜びが湧き上がってくる生物なので、それを上手に利用するのが賢いやり方です。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。