発想力を鍛える5つのトレーニング
by jhritz
発想力を鍛えるトレーニングを
名書「『超』発想法」から5つご紹介します。
発想力を鍛える
出典
発想力1 通勤経路を変える
by Moyan_Brenn
道筋を変えただけでただちにアイデアが浮かぶわけでもあるまい。
しかし、違うルートを考えるだけで、
「日常的マンネリ」を断ち切る契機になる。それは、アイデア生産のために何かのヒントを与えてくれるはずだ。
今の通勤経路はおそらく最短距離のはずです。
それを時間がある時に経路を変えてみるだけでも
知らないお店を見つけたりするなど新しい発見がありますよね。
そのような刺激があなたの脳を活性化させてることにつながります。
発想力2 小説やマンガなどの展開を変える
by carmichaellibrary
小説でも映画でも、漫画でもよいのだが、
筋の展開に満足できなければ、もっと面白い展開にできないかと考えてみる。あるいは、
新しい登場人物を登場させたり、
時代や場所を変えてみる。
話の展開を変えるものはSFやミステリーがオススメとのこと。
物語の舞台などを含めて想像力をフル回転させるので
新しい発想に結びつきやすくなります。
また応用として、
電車の吊り広告などの広告コピーやデザインを変えて
あなたなりの広告を作りのも効果的です。
発想力3 フェルミ推定
by midiman
「シカゴにはピアノ調律師が何人いるか?」
これは、物理学者エンリコ・フェルミが、学生に向かってよく発した問いだそうである。
彼が求めたのは、正確にな答えではない。
数百人なのか数千人なのかという、オーダーの見積りだ。
これらの問題はマイクロソフトの入社面接でよく聞かれたりします。
先日「頭を使わないと解けない6つの問題」でご紹介した本にも似たような問題がいくつか掲載されています。
ここで大切なのは解を求めるまでのプロセスです。
- アメリカの人口は3億人
- 1世帯あたりの平均人数を4人とすると世帯数は7500万
- 7500万のうち10%がピアノを所有している仮定
- すると、ピアノは750万台あることになる
- ピアノの調律は年に1回必要
- 調律師は1日平均4台ピアノ調律すると仮定
- 年間300日働くとすると、1人あたり1200台/年
- 750万台÷1200台=6250となり、アメリカには6250人の調律師がいることが予想される
というのがフェルミ推定です。
これはマーケティングやセールスを行なう際にも活用されているので
「大阪には空き巣が何人いるか?」
など独自の問題を作って推定してみましょう。
発想力4 逆にしてみる
by striatic
ヘンリー・フォードは、
製品は動かず労働者が動く自動車組み立て作業を逆転させ、
労働者が動かず製品が動く「流れ作業」を考案した。アルフレッド・スローンは、
従来の「買ってから乗る」方式を逆転させ、
「乗ってから買う」方式(オート・ローン)を考案して
GMを破産の危機から救った。
彼らを真似してあらゆる物事を逆にしてみましょう。
新しい発想やアイデアが生まれやすくなります。
もちろんその発想が全てを解決してくれるわけではありませんが、
柔軟な発想をする際にはとても効果的です。
発想力5 ピンチを脱出する
by Metaphox
自宅の鍵を会社の机に忘れてきてしまった。
帰宅したら、家人は外出中。こうした事態に直面したとき、
どうすればピンチを脱出できるか、考えを巡らせてみよう。
この他にも、
「手帳もスマホも紛失して、会議や面会の予定が全くわからない」などのピンチをどう切り抜けるか想像したり、
逆に考えてみて、
「絶対に鍵を忘れない方法」などをあれこれ思考してみるのも
良い発想力トレーニングになるはずですし、現実に役立つ可能性が高くなるでしょう。
発想力を鍛えるのはどこでもできる
これらのトレーニングは通勤経路を変える以外は
あなたの頭の中だけで行なうものなので電車の中、移動中などにできます。
本書では発想するためには思考を続ける必要があると伝えています。
ちょっとした空き時間に上記のような想像や考えを巡らせることで
パッと閃くような発想をしやすい頭にできるということですね。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。