職場で慕われる上司の6つの特徴とは?
あなたは今の部下から慕われている上司と言えるでしょうか。
何となく部下から舐められている、バカにされている。
そう感じたことはありませんか?
もしあるのであれば、すぐにでも上司としてのあり方を見直さなければいけません。
なぜなら、あなたの存在が無いものとして扱われることになり、他ならぬあなた自身が苦しむことになるからです。
そこで今回は職場で慕われる上司の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
職場で慕われる上司の特徴
感情が安定していて、いつでもだれに対しても同じように対応してくれる
職場の部下から慕われる上司の特徴として、まずあげられるのが「気分屋ではなく、感情が安定していること」です。
これは、逆のケースを考えてみると、わかりやすいでしょう。
気分屋で、その日によって、あるいはその時によって気分がころころ変わり、気分次第で部下への対応が違ってくる上司は、間違いなく部下から嫌われ、疎まれます。
そのような上司のもとでは、部下は常に上司の顔色をうかがいながら仕事をするようになりますから、部署内の仕事の成果は上がらないでしょう。
それとは逆に、感情が安定していて、いつでも変わらない対処をしてくれる上司のもとにいる部下は、上司に対してよけいな気づかいをすることなく、安心してのびのび仕事をすることができます。
また、こういう特徴を持った上司は、誰に対しても平等に対応します。
お気に入りの部下には優しく接し、嫌いなタイプの部下には冷たくあしらうというようなことはありません。
誰に対しても同じように、包容力をもった接し方をするのですから、それに不満を抱く部下が現れるはずがありません。
つまり、常に、誰に対しても同じように接してくれるというのが、職場内で慕われる上司の大きな特徴ということになるでしょう。
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部下に対してそれぞれに適切な指導をし、部下を成長させてくれる
指導力があることも、職場で慕われる上司の特徴の一つです。
たとえば、新しい仕事を部下に与える場合、「これ、やっておいて」というように、部下に仕事を丸投げするということはありません。
必ず、その仕事を進める上で押さえておくべきポイントや注意点などをきちんと説明してから、部下に仕事を与えるのです。
また、部下の仕事ぶりをチェックしながら、マンツーマンで適切な指導ができるという特徴もあります。
たとえば、5人の部下がいれば、5人の能力や個性、仕事の流儀は当然それぞれに違ってきます。
部下から慕われる上司は、それぞれの部下の能力や特徴をきちんを把握できています。
そして、一人一人の部下に応じて、それぞれにもっとも適切な指導や指示を出すことができるのです。
こういう上司の下で働いている部下は、その指導によって、着実に仕事で成長していくことができるでしょう。
部下にしてみると、「自分を成長させてくれる人」なわけですから、その人に恩義を感じるのは当然のことです。
恩義を感じる人を慕うようになるのは、人間として自然な心理と言っていいでしょう。
「上司のおかげで、スキルアップでき、キャリアアップも目指せる」と感じた部下は、まちがいなく上司を慕うようになるのです。
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職場内のトラブルやミスに臨機応変の対処をし、問題を解決できる
職場内で起きたトラブルなどの責任を最終的に負うのが、上司としての務めです。
ですから、部下から慕われる上司には「きちんと責任をとれる」という特徴もありますが、実はそれよりも大切な特徴があります。
それは、「問題に適切な対処ができ、問題を解決できる」という特徴です。
仕事をしていれば、部下が大きなミスを犯したり、何らかのトラブルが生じることもあるでしょう。
いくら、さまざまなリスクを想定していても、まったく思ってもみなかったような事態が発生することもありえます。
そういう時、沈着冷静に対応し、そのミスやトラブルに対して臨機応変な対処ができるのが、部下から慕われる上司と言っていいでしょう。
単に責任を取るだけなら、「覚悟」を持ちさえすれば誰にでもできます。
しかし、真に部下から慕われる上司は、部署内に生じた問題に適切に対処し、問題解決することによって、責任を取らないですむ能力を持っているのです。
職場内に起きた不測の事態に臨機応変に対応し、最終的に問題をクリアすることができる上司ほど、部下にとって頼りになる存在はないでしょう。
頼りになる人を慕うのも、自然な人間心理ということになります。
怒るのではなく叱ることができる
何か仕事でトラブルやミスがあった時に、ただ怒りに任せて部下を怒る上司というのは当然好かれません。
怒りを爆発させるだけでは根本的な問題は解決せずに、部下を闇雲に萎縮させてしまうだけです。
問題点の指摘や問題の解決なしに怒るだけでは何も状況を変えることができないのです。
ただ闇雲に怒りをぶつけるのではなく、部下のことを考えて部下の問題点を解決させるように叱ってあげることがとても大切です。
怒られるだけでは部下も反発の気持ちは生まれても、反省であったり成長はありません。
しかし自分のために叱ってくれているということがわかれば、部下は上司の愛情を感じることができると言えるでしょう。
その結果、部下には心の底からの反省の気持ちも生まれてきますし、愛情のある上司は尊敬され頼りにされます。
ただ怒るだけの上司は、誰も頼りにはしないでしょう。
またそのようにしっかりと自分をみてくれている上司がいれば、部下の仕事に対するモチベーションに繋がることも間違いありません。
怒りに任せて怒るのではなく、部下のことをしっかりと考えて部下のために叱ってくれるというのが、慕われる上司の特徴であると覚えておきましょう。
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ユーモアがあり親しみやすい
上司にはもちろん厳しさなども必要ですが、厳しいだけではあまり慕われる上司になることはできません。
やはり慕われる上司の多くは、ある程度の親しみやすさを持っていると言えるでしょう。
ユーモアのある上司というのは、特に職場で慕われやすいと考えられます。
ユーモアはその場をなごやかにしてくれる働きがありますし、人と人との距離を縮めるという働きもあります。
ただし、ユーモアというのは親父ギャグであったり笑えない冗談ではありません。
気のきいたジョークや機知にとんだ会話ができるというのが、ユーモアです。
ユーモアと痛い親父ギャグなどを混同してしまっている人は、慕われる上司とは言えないでしょう。
それどころか、面倒な上司として嫌われてしまう恐れがあります。
自分はユーモアを持っているからきっと慕われる上司になれると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それが本当にユーモアなのかどうかの判断は難しいところです。
慕われる上司の特徴としてユーモアをあげることはできますが、慕われようと無理にユーモアを身につけようとすることはあまりおすすめできませんので、あわせて覚えておきましょう。
責任感があり部下を守ってくれる
職場で慕われる上司には、日頃から責任感があり部下をしっかりと守ってくれるという特徴があります。
例えば責任感がなくてミスは部下に押し付けて、部下の問題は全くカバーやフォローしてくれない、部下の手柄は自分のものにしてしまう、こんな上司が好かれないのは一目瞭然だと言えるのではないでしょうか。
やはり慕われる上司というのは、誠実で部下思いだと言えます。
普段は人あたりが良かったり気前が良いような一見好かれそうな上司でも、何か仕事をする上で問題が生じた時の対応が無責任だったり部下思いでないと、慕われる上司にはなることができません。
あの人は上辺だけだと、かえって嫌われる上司になってしまう恐れがあると言えるでしょう。
反対に、普段は少し強面だったり人あたりが良くないような上司でも、何かあった時に部下のことをしっかりと守ってくれるような人間であれば自然と慕われる上司になっていくと言えるでしょう。
上辺だけでは慕われる上司にはなることができません。
責任感があり部下を守る器の大きさがあるということは慕われる上司の特徴であり、また条件でもあると覚えておきましょう。
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慕われる上司になろう
いかがでしょうか。
今回ご紹介した慕われる上司の条件は、どれも基本的なことです。
しかし、基本的なことだからこそついつい軽視してしまうもの。
気づいた時が改善する絶好のチャンスです。
今からでもあなたが変われば、次第に職場での扱いや立場が変わってくるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。