仕事をクビになる人の共通点や特徴は?会社をクビになる前兆も紹介!

簡単に解雇できなくなった反動からか、クビにしたい人を「自己退職」させようとする職場があります。
あなたは職場から急に厳しくされること・冷たくされることで「もしかしたらリストラ候補?」と気になってはいませんか?
また、普段通り過ごしていたのに「契約更新なし」と告げられ突然クビ宣告を受けた人は、「なぜなんだろう?」と悶々としますよね・・。
ここでは、実際にクビになる人やクビにしたい人の共通点や特徴を紹介します。



仕事をクビになる人の共通点や特徴

会社をクビになる人は、一言でいえば職場に影響を及ぼす人です。
ルールを守れない・指示に従わない・コミュニケーションを乱す人は、会社にとって肩をたたきたくなるでしょう。
また、ここにあげた特徴は「クビにしたい人」ともいえますので、心当たりにある人は参考にして下さい。

無断欠勤・遅刻

やむを得ず会社を休むことになったときは、連絡をするのは常識です。遅刻しそうになっても同じことです。
無断欠勤・遅刻を繰り返す行為は、職場に対し真剣さに欠けます。シフト制の職場では決まった人数で回しているので、非常に迷惑な行為なので無断欠勤・遅刻の多い人は無責任な性格とみなされクビになりやすいです。

ミスが多く改善しない

仕事のミスが多く会社に損害を与えてばかりの人はクビになりやすいです。
反省の色も見せず軽く考えているので、同じことを何度も繰り返し成長を感じられません。
ある程度のヒューマンエラーは仕方ないとはいえ、ミスの度に誰かが尻ぬぐいをしなくてはなりません。経費も時間もムダになるということからクビになりやすい人といえます。

正義感が強すぎる

指示待ち人間以上に厄介なのが、上司の指示に従わない人です。
指示する人に不信感を持っており、正義感が強すぎて扱いづらい人物です。どちらが正解で不正解ということではありませんが、自分の信念を通す正義感が強い部下は上司にとって厄介者です。
理不尽なことですが、上司に逆らってばかりいる人はクビになりやすいのです。

パワハラ・セクハラで問題を起こす

パワハラ・セクハラで問題を起こす人はクビになりやすいです。
本人は少々厳しく接したつもりでも、パワハラを受けた側は心の大きなダメージを負わせてしまいます。また、コミュニケーションのつもりで馴れ馴れしく触る行為も嫌な気持ちにさせます。
パワハラ・セクハラを受けた本人が抱えこんでしまい、ひどい場合はうつ病で辞職させる社員を量産する人です。

指示待ち人間

指示されたことしかしない指示待ち人間です。
指示されたことしかせず、勤続年数が長い割には知識が低く聞かれた質問に対して「分かりません」とよく返答します。なので同僚が困っていても何もできません。
仕事は与えられたことしかしない・自分で考えないことで周囲をイライラさせ職場の雰囲気を悪くさせます。

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試用期間でクビになる人の特徴

試用期間とは、労働者が社員として働けるかどうか適性や能力を見極める期間です。
会社が、「合わない」と判断すれば試用期間内で雇用は終了してしまいます。
ここでは、どんな人が試用期間でクビになるのでしょう?その特徴を解説します。

度重なる無断欠勤・遅刻

通常、クビになりやすい人の特徴と同じで無断欠勤・遅刻が多い人です。
何度注意を受けても改善する様子がないとこの先何度も無断欠勤・遅刻をすると見透かされ信用を失います。
朝、どうしても連絡ができない場合でも就業時間中に電話くらいはできるはずです。
連絡なしで急に休むことは職場に対して非常識な行為なのです。

仕事できなさすぎてクビ

面接で印象が良くてもその人の本質までは見えにくいものです。応募して内定を貰うことをゴールにしていると、その後燃え尽きたように仕事に身が入らなくなる人がいます。
適切な指導を受けたのに必要な水準に達していないことはもちろん、基本的な理解力がないと判断され試用期間内で終了となります。

勤務態度が悪い

傲慢で我の強い勤務態度の悪い社員とは一緒に働きたくありませんし、他の社員からもクレームが来るでしょう。
問題が起こっても自分の責任として認めることをせず自分は絶対に悪くないと主張します。
相手の考えを飲み込むことができないので、上司のほうが「まあまあ」となだめるまで言い続けます。未来のモンスター社員など要りません。

資格・経歴詐欺

どうしても入社したい会社だったとはいえ、経歴や資格に虚偽があると会社としては「騙された」と失望します。
資格を持っていると思って試用期間で採用したのに実際「資格なし」では、正当な理由で解雇することもできます。
万が一クビにならなかったとしても、そのまま残って働くことは針の筵となるでしょう。

前職のやり方を押し通す

試用期間で採用されることは、社会人経験のある中途採用者でもあることです。
以前の職場に長くいた人によく見られることは、以前のやり方を通そうとすることがあります。
多少、要領良くするために意見をいうことはいいのですが反発してまで押し通すことは注意しましょう。



仕事をクビになるかもしれない行為

クビになる人の特徴までは行かなくても、クビになるかもしれない行為というのがあります。
会社に損害を与えなくても、人事に影響のある人のご機嫌を損ねるとリストラ候補になってしまうこともあります。
ここでは仕事をクビになるかもしれない行為を紹介します。

私語・笑い声が大きい

コミュニケーションを大切にしすぎて私語や笑い声が多いと「楽しそうに仕事をしている」とやっかむ人がいます。
私語やよく笑う人がいい仕事をして周囲から評判がよければ問題ありません。しかし、自発的に仕事をせず周囲に頼ってばかりいる人は「甘えているだけの人」と誤解され、「あの人は職場に遊びに来ている」と、上司に告げ口され評価が落ちます。

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執着心の強い上司の飲み会を断った

非常に理不尽な話しですが、上司の飲み会を断る行為はクビになる可能性があります。
上司のタイプによっては部下と飲みにケーションをしたいと考える人がいます。そのような人が人事にまで影響を及ぼすほど力のある場合は注意が必要です。
「あいつは俺の誘いを踏みにじった」とプライドを傷つけられたと感じ評価を落とします。

一匹狼

一匹狼で仕事以外のコミュニケーションは必要ないと思うタイプは協調性がない人と思われやすいです。
特にチーム一丸となって業務に取り組む場合、一匹狼がいると足並みが揃わず仕事がしにくいからです。
職場の人と円滑な関係を築けるよう上手に振舞えない人は、職種によりますがクビになりやすい行為かもしれません。

プライベートで問題を起こす

個人の金銭感覚と職場は関係ないようですが、借金の督促が職場まで来るほどルーズな人はクビになるかもしれない行為です。
また、大きな交通事故を起こし会社にまで連絡が入ることも同じことです。職場に報告が入るほどのことは「プライベートで問題アリ」と在籍させたくありません。

空き時間にSNS

就業時間中、手すきの時間にTwitterなどSNSをやたらみる人はクビになりやすい行為です。
ひどい場合はスマホでゲームをしている人もいます。
いくら手すきの時間といいつつも、あからさまにスマホをみて時間を潰す行為は周囲からみるとさぼっている人にしかみえません。



クビになりにくい人の特徴

クビになりやすい人は辞職願を出しても引き止められません。しかし、同じ社員なのに辞職願を出しても猛烈な引き止めに合う人がいます。
それはなぜでしょうか?
ここでは、辞めたら困る人材でもある「クビになりにくい人の特徴」を詳しく紹介します。

上司の良き右腕

知識が豊富で努力家な社員はクビになりにくいです。
例えば、担当している仕事をマニュアル化していつでも見られるようにしておくことやミスをなくすために対策を考え提案するなど自発的に仕事をします。
上司にとって目が行き届かないところまでカバーできるので良き右腕のような人物です。

体調管理の徹底

社会人として毎日働くには、体調管理もしっかり行える人が好ましいです。年齢が若いとつい夜更かしして仕事中ボーとしている社員を「夜更かしは週末だけにしてよ」と呆れてしまいます。
遅刻はもちろん、体調管理も行うことで急な欠勤をしないよう努力をしている人は仕事への意欲も感じさせてくれます。

気遣い上手

誰に対しても笑顔で感謝の言葉を忘れません。人が喜ぶツボを心得ているので人間関係は常に安泰です。
困っている人に声をかけ、どんな立場の人にも上手に立ち回りフォローができる社員です。
さりげない心に沁みる気遣いのできるので、周囲から「ありがたいなぁ」と感謝される人です。

いないと困る人材

いないと困る人材は絶対に辞めて欲しくない社員です。
重要なポジションのリーダー的存在で、同じように仕事を回せる人がいないのが特徴です。
常に黙々と仕事をこなし、トラブルが起こっても逃げず立ち向かい対応ができるので頼りになる存在です。
同僚へのマネジメントも行い、円滑に仕事ができるよう振舞うのでとても頼りにされています。

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売上アップに貢献する

会社を儲けさせてくれる社員です。
営業成績が良い・取引先から気に入られている人は、その後の付き合いにも影響を与えます。
接客態度のいいショップ店員が対応しただけで物が売れやすく自然と会社に貢献しています。
向上心もあり、売上が上がるようアイデアを出して一緒に盛り上げようとする社員です。



会社をクビになる前兆

海外のように「明日から来なくていい」と急に解雇されることは余程のことがない限りありません。
それは「簡単に社員はクビにできない」という法律があるからです。
しかし、本音は「辞めて欲しい」「クビにしたい」と思われると、ある前兆が起こるようです。
ここでは、仕事をクビになる前兆を紹介します。

上司の態度が急に厳しくなる

上司が急に距離を置き厳しい態度になってきたときは注意が必要です。今までそばにきて話しかけてくれたのに、ある日を境に側に来なくなる・あなたの周りの人ばかり話しかけるなどあからさまに他の人と態度を変えます。
そのうち他の課の上司まで無視されるようになり、自己退職を狙っているかのように振舞われるのです。

指摘が甘くなる

急に厳しくなることとは反対に遅刻・欠勤をしても指摘が甘くなることがあります。
これは、上の人達の中でリストラ候補に入っているため「どうせもうすぐ辞めるし」と諦められているからです。
注意されることには、関心があり期待もしているという心理が隠れているので甘くなるときはかなりヤバイかもしれません。

仕事を与えてくれなくなる

リストラ対象の人は、追い出し部屋といって一般的に不要になった従業員を退職に追い込む部屋に入れる企業があります。
追い出し部屋のない会社では、今まで携わっていた仕事を取り上げられ1日何もせず席に座り過ごさせられます。
このように、会社に来ても仕事を与えないようにして自己退職を待っているのです。

精神的に追い詰めてくる

帰宅時間ギリギリに仕事の指示をする・能力以上の仕事の指示をする、このように精神的プレッシャーをかけ嫌な思いをすることが増えてきます。こちらも辞職に追い込む姑息な手です。
指示の仕方も簡潔に済ませ、わかりにくく説明するので1回で覚えきれないこともしばしばあります。
分からないことを聞いても「またですか?」と露骨に嫌な態度をとります。

仲間外れにされる

厳しくなることはボスだけではなく、同僚からもよそよそしくされることがあります。
例えば、大事な会議や情報を自分にだけ回して貰えず後から知ることが増えたときは前兆ととってもいいです。
特にお局様的な存在から目をつけられたら周囲を巻き込み、排除したい相手を仲間外れにします。



仕事をクビになるかもしれないと感じた時にやるべきこと

ここまで紹介した特徴や前兆にドキッとしたところはありませんでしたか?
「やっぱり解雇されるのかな・・」と不安に思っても努力次第で撤回できます。
また、会社の業績でクビになりそうなときは覚悟するだけではなく、その後の生活のためにも損することがないよう注意が必要です。

転職活動をする

学校や前職では受けたことのない「嫌われ方」をされていると感じることはありませんか?
あなたの性格が突然嫌な性格になったのではなく、その職場のあなたの気質と相性が合わなかったことが理由です。
クビになるかもしれないと初めて感じたとしたら、単純に社風が個性的すぎて変わった人の集まりだったということがあります。
あまり自分を責めず、気持ちを切り替えて転職活動をしましょう。

発する言葉に意識を持つ

以前の職場でも同じようなことが起こってしまった場合、原因はあなたにあるようです。
責任を負いたくないからと任せられた仕事に対し「聞いてないので分かりません」と言ったりしませんでしたか?
このように正直に伝えてしまうと「あなたが教えてくれなかった」と傲慢さが見え隠れしてしまいます。
職場ではバカ正直に発言せず謙虚さを持つようにしましょう。

報・連・相を怠らない

チームの連携を強くする目的として報・連・相をしっかり行うようにしましょう。
報連相とは報告・連絡・相談の略語で、怠ってしまうと状況が把握しにくく、どうやってフォローすればいいのか分かりません。
怒られるのが嫌だからと連絡をしない・相談をしないということは職場内の効率を下げることと問題解決に繋がりにくいというデメリットがあります。

相手の「ツボ」を知る

仕事をクビになりにくい人は、腕のいいマッサージ師のように相手が心地いいと感じる「ツボ」を知っています。
相手をよく観察すると、どういったパターンで手助けが欲しいのか分かってきます。
パターンを感じとれたら、おもいきって声をかけてみましょう。相手が嬉しそうな顔をすることが「ツボ」です。
仕事で手助けしてくれる人はとても重宝されます。

会社都合で解雇である証拠を残す

最後に会社をクビになるかもしれないと思った時に心得ておくことを紹介します。
会社の業績でリストラされる場合、会社都合で退職となります。
雇用保険に加入済みで1年以上勤務していると失業保険の申請ができます。会社都合か自己都合によって給付される時期が違いますし貰える保険料も変わります。
上司から解雇の話しがあったときは、「これは会社都合での退職ですか?」と確認し解雇であるなら解雇通知書の請求をしましょう。



仕事をクビになる理由はいろいろある

会社をクビになる人は悪気がなくても、集団とは違う行動や考え方をしてしまう人なのでしょう。

人にはそれぞれ個性があり、たまたま今の職場と相性が悪かったということもあるので一概にあなた個人の責任ということはありません。

心当たりがなければ「自分のどこが悪かったのだろうか?」と悩まないで下さい。

仕事でクビになりやすくどこいってもうまくいかない場合は、1人で抱え込まず誰かの意見が必要なこともあります。

心が折れる前に、産業カウンセラー・メンタルクリニックなどサポート機関を利用して解決の糸口を見出しましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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