やけ酒する6つの理由とは?

やけ酒とは、物事がうまくいかずに、「もうどうにでもなれ!」といった感じでお酒を飲むことです。

その意味としては、やはりストレス解消であったり、全てを忘れたいといったことでしょう。

では、どうしてやけ酒をしたくなってしまうのでしょうか。

人をそこまでさせてしまうのには、いったいどんな理由があるのでしょうか。

そこで今回はやけ酒する理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



やけ酒する理由

 

失恋した心の痛みを忘れたいから

 

さまざまなやけ酒の理由の中でも特に多いのが、「失恋」でしょう。

たとえば、片思いの相手に思い切って告白したら、「ごめんなさい」という返事がかってきたという場合、フラれた辛さから逃れるために、酒で神経を鈍らそうとするわけです。

片思いでの失恋なら、それでもまだ、心の痛みはそれほど大きくないと考えていいでしょう。

もっと辛いのは、交際している恋人からフラれるケース。

恋人は心変わりしたとしても、こちらは相手に対して強い恋愛感情を持っている場合、その心の傷は大変深いものになるに違いありません。

いつも近くにいた人が、突然いなくなってしまうという喪失感はかなりなものです。

さらに、恋人にフラれた場合、「これまでの二人の思い出」が残ります。

楽しかった思い出、出会ったころのラブラブの二人のシーン、恋人に言われたうれしいひとこと、恋人の笑顔、などなどなど。

そうした思い出が次々に蘇ってくるのですから、とてもシラフでいられない心情になるのも無理はありません。

失恋の辛さは、友達や家族と過ごしても紛らわすことはできません。

そこで、どうしてもお酒の力に頼ろうとするわけです。

ただ、残念ながら、理由が失恋の場合のやけ酒は、逆効果になることが少なくありません。

「飲めば飲むほど、去って行った人のことを思い出してしまう」ということが多いからです。

[参考記事]



仕事で嫌なことがあったから

 

失恋と並んで多いやけ酒の理由が、仕事に関することです。

ひとこと言えば、「仕事で嫌なこと、辛いことがあったから、酒を飲む」というわけですが、さまざまなケースがあります。

多いのは、自分が犯した仕事のミスによって、自己嫌悪に陥るケース。

仕事でミスをして上司に怒られたとか、顧客に迷惑をかけたというような場合、ミスをしたというショックや、怒られたことへの不快感だけでなく、「自己嫌悪」を抱くことが少なくありません。

人間にとって自己嫌悪というのは、大変にやっかいな心理と言っていいでしょう。

自分と向き合えば向き合うほど、嫌悪感が増幅されて、なかなか解消されないからです。

そこで、酒の力で何とか自分に対する嫌悪感を消そうとするわけです。

そのほかにも、「自分の非はないのに、クレームを受け、処理した」というようなケースも、やけ酒の理由になります。

他の同僚のミスから大きなトラブルになり、部署全体でその処理をしなければならなくなったというようなケースも、同様でしょう。

「なんで自分がこんな目に合わなければいけないんだ」と不条理に感じて抱く「やり場のない気持ち」を、酒で紛らわそうとするわけです。

自己嫌悪とはまったく違う心理ですが、結果として、同じように酒に頼るわけです。

[参考記事]



友達や家族とトラブルになったから

 

人間関係が理由で、やけ酒を飲むケースも少なくありません。

職場の人間関係に問題があるケースもありますが、それは前項に含まれる理由と考えていいでしょう。

ここで紹介するのは、職場以外の人間関係、つまり、友達や家族と何らかのトラブルがあり、怒りや憤りを感じた時に、酒に走るというケースです。

仲の良い友達と大ゲンカをして、ケンカ別れをしてしまった、というような場合、その憤りはそうかんたんに収まりません。

その友達のことを考えれば考えるほど、ますます腹が立ってくるということもあるでしょう。

そのように膨れ上がるマイナスの感情は、自力ではなかなか抑えられません。

そこで、やけ酒に走るわけです。

また、多いのが、家族間のトラブル。

特に、同居している家族と大きなトラブルがあったり、胸に刺さるような嫌なことを言われた場合、同居しているだけに、悪感情から逃れることはいっそう難しくなるでしょう。

すぐそこに、悪感情のもとになっている人がいるのですから、いっしょにいるだけで、怒りの感情はどうしても増大してしまいます。

その感情を何とかするために、ひとりで外飲みをして、気持ちを鎮めようとするわけです。



恋人ができないから

 

誰かに愛し愛されたいと願っているのに恋人を見つけることができないと、だんだん心が疲れていってしまいます。

自分に魅力がないから恋人ができないのかもしれないと自分磨きをしても、恋人が見つからない人もいます。

精一杯努力しているのに、出会いがなかったり相性のいい相手と巡り会えなかったりするのですね。

そんな中、友人や知人に恋人ができたり結婚したりすると焦りますね。

自分も幸せな人生を送っていると感じていたなら素直に喜べるでしょうが、恋人ができずに悩んでいる人の多くは複雑な気持ちになるでしょう。

あの人に恋人ができて何故自分にはできないのかと頭を抱えてしまうかもしれません。

常日頃から恋人が欲しいと思い続けているのですから、たとえ友人が幸せになっても喜べないものなのです。

当人は必死なので、周囲の人に幸福を見せつけられると落ち込んでしまうのも仕方ありません。

そういう時はついやけ酒をしてしまうでしょう。

やけ酒というのは忘れたいことがある、考えたくないことがある時にするものです。

つまり、現実から目を背けたい時にやけ酒をしてしまうのです。

[参考記事]



自分の将来が不安だから

 

心配性な人は自分の将来についてたびたび悩みます。

いつか病気になるのではないか、結婚できるのだろうか、今の職場の給料で生きていけるだろうかなど人によって悩みは様々ですがふとした瞬間に考え始めてしまうのです。

今はよくてもいつなにが起こるのかわからないのが人生ですから、マイナス思考の人は考えれば考えるだけ恐怖を感じるでしょう。

物事を深く考えない人はまあいいかと考えるのを辞めることができますが、繊細な人ほど考え込んでしまいます。

将来になにも不安がない人なら考えてもなにも起こりませんが、ひとつでも不安なことがあれば気持ちは沈んでしまいます。

そしてその不安から逃れるためにやけ酒をしてしまうのです。

毎日忙しくてなにも考えられない状況の人は生きるのに精一杯なのでこのような理由でやけ酒はしませんが、少し時間に余裕がある人が考え込んでしまいますね。

忙しくない仕事をしていたり、友人が少なく家に一人でいる時間が多い人は時間に余裕があります。

テレビを見ていたりぼんやり考え事をしている時にふと将来について考えてしまい、恐ろしくなってしまうのです。

[参考記事]



パートナーの浮気に傷ついて現実逃避をしたいから

 

恋人同士、または夫婦の関係で相手が浮気をしてしまうと悲しくて悔しくてしばらくは立ち直れないでしょう。

浮気をされたことがない人の中には、たかが浮気くらい気にしないと断言する人もいますが実際にされてみると想像以上に辛いのが浮気です。

愛していた人に裏切られるのですから、悲しみは計り知れません。

恋人同士でも辛く苦しいものですが、別れるという選択肢があるだけ夫婦関係でされる浮気よりはまだいいでしょう。

やけ酒をしても次の恋人が見つかれば、浮気をした恋人のことなんていつかは忘れてしまいます。

しかし夫婦の場合、片方が浮気しても子供が悲しむから、世間体があるからと離婚できない場合があります。

そうなると自分のことを裏切った相手とずっと暮らしていかないといけません。

悲しい、辛い、憎いなどという気持ちを抱えながら毎日顔を見ることになるのです。

子供がいる場合は、子供の前では仲良しの夫婦を演じなければならないこともありますね。

一度きりのやけ酒ではすまないでしょう。

過去のことだと忘れるようになるまでは、何度も思い出してその度にやけ酒をするのです。

[参考記事]

 

やけ酒でストレス発散しよう

 

いかがでしょうか。

やけ酒でストレスが解消できるのなら、その方法を活用するのも1つです。

しかし、それが常習的になってしまうと、お酒に頼らないとストレス解消できない体になってしまい、最終的にはアルコール中毒になってしまう可能性があります。

やはりやけ酒するのなら頻度には注意が必要です。

他にもストレス解消の手段を見つけないと、あなたの体や精神、そして人生までも壊してしまうので、十分気をつけましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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