優秀な社員の特徴と優秀な人材の見分け方とは?

あなたは自分で優秀な社員だと自負しているでしょうか。

もし、今の環境でトップクラスの成績を上げていたりしたらそう感じるでしょう。

しかし、現実的には上には上がいるものです。

そこで今回は、優秀な社員の特徴についてご紹介していきます。

また、優秀な人材の見分け方についても解説していますので、今後の参考にしてみてください。

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優秀な社員の特徴

臨機応変な対応ができる

たとえば、まじめにコツコツ仕事をして、それなりに仕事の成果を上げることはできているけれど、トラブルやアクシデントが起こると、それに対応できずにパニックになってしまうような社員は、けっして優秀な社員とは言えません。

まじめであることは評価できても、不測の事態に適切な対応ができないのでは、仕事を完全に任せることもできませんし、将来人の上に立てるような人材には到底なりえないでしょう。

つまり、優秀な社員とは、トラブルやアクシデントが起きたとき、臨機応変な対応ができる人のことを言うのです。

こういう社員は、不測の事態が起こっても、取り乱したり、パニックに陥るというようなことはありません。

冷静さをけっして失わず、論理的に事態を分析した上で、現在の状況を打開し、対処するにはどうしたらいいのか、最善の方法を考えることができます。

このような対応力のある社員が同僚にいれば、頼もしい存在に違いありませんし、上司にしてみても、「彼(彼女)になら、安心して仕事を任せることができる」と思えることでしょう。

このように周囲から頼りにされ、上司から信頼されるのが優秀な社員であり、その裏付けになっているのが、臨機応変な対応力なのです。


向上心があり高い目標を持っている

人一倍向上心があるというのも、優秀な社員の特徴と言っていいでしょう。

たとえば、営業の仕事をしていて、上司から売り上げの目標設定をされたとします。

ふつうの社員はその目標を達成するための努力をしますが、優秀な社員は上司から設定された目標以上の高い目標を自ら設定し、それをクリアしようと努めるのです。

与えられたノルマをこなすだけで精いっぱいとか、そのノルマもこなせないという人が少なくありませんが、優秀な社員はそれよりもずっと上のレベルで努力を重ねていると考えていいでしょう。

目標というものはそれを達成してこそ、意味があります。

優秀な社員はそのことをよく知っていますので、高い目標設定をしただけで満足してしまうというようなことはありません。

厳しい目標を設定した上で、それを達成するための努力を自主的に行い、実際にクリアするのが、優秀な社員なのです。

優秀な社員に限って、転職するケースが多いものですが、それも自分の定めた高い人生の目標のために、より上のステージをめざすためと考えていいでしょう。

常に高みをめざし、そこに到達するための自主的な努力をするのが、優秀な社員なのです。


コミュニケーション能力があり人間関係を作るのが上手

よほど特殊な仕事は別ですが、ほとんどの仕事は人との関りの中で行うものと言っていいでしょう。

自分一人だけですべて完結する仕事は稀で、多くの仕事は自分以外の人と関わりあい、相互に影響しながら行うものです。

ですから、仕事をより円滑に進め、より大きな成果を上げるためには、仕事で関わる人とのコミュニケーションが欠かせません。

自分に与えられた仕事はきちんとやるけれど、他の人のことはいっさい考えないような人がセクションにいると、そのセクション全体の仕事はうまくいかなくなってしまいます。

そんな人が優秀な社員であるはずがありません。

社員である以上、会社という組織に属しているのですから、当然、多くの人と関わりながら仕事を進め、成果を求めていくわけです。

ですから、仕事で関わる人と円滑なコミュニケーションを図れるだけの能力がなければ、より良い成果を上げることはできないでしょう。

また、優秀な社員というのは、人の上に立って人をマネジメントするだけ能力がなければなりませんが、その際に必要なのもコミュニケーション能力です。

コミュニケーション能力に優れ、人間関係を作るのが得意というのも、優秀な社員の特徴と言うことになるでしょう。


優秀な人材の見分け方

まずは挨拶で見極める

優秀な人というのは、まずは第一印象をとても大切にします。

なぜなら、仕事をやるうえでチャンスを掴むためにはいかに第一印象が大切であるかを理解しているからです。

そして第一印象のポイントとして重視するのが、まずは挨拶です。

ただ挨拶をするのであれば誰にでもできます。

(まれに挨拶をできない人がいますが、こうした人はやはりその後付き合っていっても多少問題がある場合が多いです。)

どんな挨拶をしているのか、がポイントとなるのです。

例えばあなたに100人の人が挨拶をしてきたとして、全員のことを覚えているのはとても至難の業であるはずです。

覚えている人は半分、いや半分以下である可能性が高いです。

つまり、その少数である記憶に残るような挨拶ができている人が優秀な人材の素質があります。

あまりにも態度がわるかったり、印象が悪くて覚えているという人はもちろん論外です。

印象が良かったり、鮮明に覚えている人の挨拶というのは、どこかしら人とは違うなにかがあったはずです。

どうすれば相手の印象に残るのか、そのことをしっかり理解している人はかなり優秀であると言えます。


連絡の速さで見極める

この人は優秀だな、と思うもうひとつのポイントは連絡の速さです。

小さなことでも、すぐに報告の連絡をして自分の中で自己解決をしないということは簡単そうで、誰にでもすぐにできることではありません。

普段はしっかりしている人でも、自分でも気づかないうちに連絡をするのを忘れていたり、遅れてしまったりするものです。

よく会社の方針として、報・連・相を大切にしているところを耳にしますが、このことからもいかに連絡が大切であるかがわかります。

優秀な人はこれを決して怠らず、徹底して行います。

また、こちらから連絡した際にも返信がスムーズに返ってくる場合が多いです。

返信が早いと、こちらの作業もとてもスムーズに行うことができます。

反対に、返信が遅い人はそのせいで相手をイライラさせてしまう可能性があるのです。

通信機器が発達して、いつでもどこでも連絡が取れるようになってしまった現代だからこそ、返信の速さというのは重要視されてしまいます。

たったひとつの連絡、たったひとつの返信でも、それを大切にできる人こそ優秀な人だと思われることでしょう。

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お礼と謝罪をきちんと言える人か見極める

この人はあまり優秀ではないなと思う人の特徴のひとつとして、お礼と謝罪が言えないという点があります。

この2つは、簡単に言えるようで意外にも言えていない人が最近多いです。

とくに謝罪はなかなか言えないという人が多いのです。

人は失敗して成長するもので、失敗を全くせずに成功する人なんていません。

そのため、仕事でミスをして怒られるということ自体はそんなに重大なことではありません。

しかし、指摘を素直に受け入れられず言い訳をすぐに考える癖のある人や、自分のミスを受け入れられず人のせいにする人が多いです。

もちろん、本当にその人がすべて悪いという場合じゃない時もあるかもしれません。

しかし、もしそうだったとしても指摘されたことに対して言い訳から入るのは問題であると言えます。

まずは、「すみません」と一言伝えられるだけでも随分印象が変わってくるものなのです。

お礼も同じです。

相手から何かをしてもらったときには、まずは「ありがとうございます」と伝えることが大切です。

この2つがしっかりできているのかを見極めるのが、優秀な人材を見つけることに必要です。


優秀な人材ほど早く辞める理由

キャリアアップに熱心だから

優秀な人というのは向上心に溢れていて、自身のキャリアアップにとても熱心です。

したがって、ひとつの職場にとどまり安定を図るようなことはせず、成長のためには転職もいとわないのです。

優秀でそれなりの成果をあげているからこそ、そういった人材は引く手あまた。

さまざまなお誘いがあることでしょうし、それが自分をさらなる領域にステップアップしてくれると判断するならば、その手を取ることを選びアッサリと退職してしまうというわけです。

また、職場において「優秀」だと評価されるということは、本来なら今抱えているものよりももっとハイレベルな業務に携われるはずだということは自他ともに認めるところ。

もっと大きなプロジェクトに関わって仕事の充実感を得たい、収入をアップさせたい、確かな実績を作りたい、夢を実現したい、といった思いから環境を変えるために退職を選ぶのです。

国内で数年の活躍を経て海外チームに移籍するスポーツ選手のようなものですね。

ベンチャー企業の中には、キャリアアップのための早期転職を優秀な社員に奨励しているところもあります。

育てた人材が外で飛躍し、古巣の縁でいずれ価値の高い共同プロジェクトや取引をもたらしてくれるという好循環を狙ってのことでしょう。


常に先を見据えているから

優秀な人材というのは目先の仕事や利益ばかりではなく、その向こう側のこともよく見ています。

今自分が携わっているプロジェクトに未来がない、このままではいずれ今の職場は立ち行かなくなってしまう、自分が活躍の場をなくし埋もれてしまう、などといった危機感を覚えると、手遅れにならないうちに退職をし去って行きます。

そして、その慧眼をもって将来性の感じられるステージへと羽ばたいていくのです。

職場の問題ばかりではなく本人自身の問題として、結婚や育児、介護などといったプライベートの事情から仕事との両立が難しく感じる場面が生まれてきます。

そういった場合に、無理をして今の職場にしがみついてパンクを起こすよりは、と働きやすい環境を求めてすぐ転職をしていくというのもあります。

さらに、自分が本当にやりたいことのプロセスとして、最初から短期間身を置くつもりで入社したというケースも。

起業やフリーランス、中途採用を狙う足場づくりとして就職をするというのも優秀な人材ならではのことです。

こういう人は、何十年先もの人生設計を堅実に打ち立て、着実に実行していくことができるのです。


見切りをつけるのが早いから

優秀な人はロスカットの大切さを知識なり体感なりでよく理解しています。

これ以上取り組んでも自分のためにならない、もっと自分にとって大きな利益を生み出してくれる道があるということを認識すれば、今抱えていることに対してあっけない程に見切りをつけることができるのです。

「環境を変えたって今より良くなるとは限らない」、「現状にしがみついている方がマシかもしれない」、「長いものに巻かれている方がよっぽど楽だ」という風に、人はネガティブな発想から現状に不満を抱えながらも変化を起こそうとはしません。

「せっかく自分が手をつけたことなのだから最後までやり遂げなければいけない」という頑固なまでの責任感や、「苦労して今の地位に就いたのを手放したくない」というもったいない精神から、転職した方がいいと頭ではわかっていても踏み出せない人だって少なくありません。

対して優秀な人というのは、自分のためにならないと判断すれば、これ以上の損失を増やさないために早々とロスカットする思い切りがあるのです。

そして、冒険してでも自分にとってよりプラスになる環境へと旅立っていくというわけです。

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優秀な人材の確保は難しい

いかがでしょうか。

優秀な人材を確保するのは潤沢な資金がある企業でないと難しいのが現実です。

また、資金がないけれどもネームバリューがある企業も有利です。

今は個人で仕事をするのが容易にできますし、軌道にのればサラリーマンになるよりも遥かに稼ぐことができます。

軌道に乗せることができる人は基本的に優秀なので、企業側がその人材を確保するにはそれなりの待遇を用意する必要があるのです。

待遇も悪く、給料も低い、おまけに長時間拘束されるような企業に優秀な人材(特に若手)が入社するわけがありませんよね。

今の現実を理解していない頭の堅いおじさんたちは、いつまでも無駄な努力をしています。

優秀な人材を確保するためには、優秀な人がどうしたら働きたくなるのかを真剣に考えることです。

給料だけでなく、一緒に働くメンバーが魅力的であったり、新しい事業をどんどん積極的に展開している企業であったりすれば彼らは興味を持つかもしれません。

一辺倒なやり方で自己満足するのでなく、色々と試してみることが大切です。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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