控えめな人の特徴とは?恋愛傾向や仕事の仕方をご紹介!
控えめな人の意味とは、調子に乗ったり、自意識過剰にならず、大人しく慎ましく振る舞うような人のことです。
あまり人前にも出ない、出しゃばらない人とも言います。
あなたの周りにそんな控えめな人はいるでしょうか。
控えめな人には好かれるケースと残念ながら嫌われてしまうケースがあります。
そこで今回は、控えめな人の特徴や恋愛、好きな理由、嫌いな理由などをご紹介していきます。
ぜひ周りの人に当てはまるかどうか確認してみてください。
【目次】
控えめな人の特徴
受け身で受動的な姿勢を崩さない
いつも遠慮がちで、自分から積極性を持って行動することがありません。
常に受け身でいることから、何かをする時には誰かに促されてから、誘われてからということがほとんどで、やりたいことがあっても心に留めておくだけで具体的に何かをすることはありません。
能動的になることで、もし自分の行動が誰かの迷惑になってしまったら、誰かの都合が悪かったらと想像してしまい、それならば求められていることだけ行うようにしていれば間違いないだろうと考えるようになるのです。
基本的に従順で、周囲の人達に反発するような行動は控えますし、そうした意見を持っていても発言することはありません。
そうしたタイプを苦手とする人もいるでしょうが、大抵の場合、攻撃されたとしてもただ笑って流して応戦することはなく、反撃をしてそこから新たに争いの火種が生まれることを避けようとします。
自分の存在が誰かにとって足枷になりたくない、煩わせるようなものにはなりたくないという意識がとても強いので、自分の意思を強く出すことができないのです。
平和主義の事なかれ主義なので、波風を立てないようにできればそれでいいと消極的になってしまいます。
腰が低く物腰が柔らかい
控えめな人は低姿勢で、とても謙虚です。
自己評価が低い傾向にあるということも理由ですが、傲慢さのカケラもなく、自分を低く見せることで対応する人を持ち上げる能力に長けていることから、大抵の人には好意的な目で見てもらうことができます。
低姿勢というのは簡単なようでいて、プライドが邪魔をしてしまって実行することはなかなか難しいものですし、一歩間違えてしまうとわざとらしくなってしまい、馬鹿にされているように感じて逆に不快感を与えてしまう可能性があるものです。
しかし、控えめな人はその匙加減が非常に上手く、また、本心から相手を尊敬する気持ちを持って接することができることから、対応するほうも褒められたり羨ましがられたりすることで心地よく感じられます。
むやみやたらと自分を卑下しているわけではありませんが、弁えているからこそ常に相手を相手を敬える心を持ち続けていて、なおかつ自分を強く出すことがないので物腰も柔らかく、腰が低い態度に嫌味がなくとても自然なのです。
そうした人は常に微笑を浮かべていて、ふんわりとした雰囲気を纏っているというのも特徴になります。
聞き役に徹する
自分のことをペラペラと話すことが苦手ということもありますが、控えめな人はとても聞き上手なのです。
会話をする際には自分から聞き役に回りますし、相手が気持ちよく話せるような雰囲気作りにも長けています。
たとえば、自慢ばかりで普通の人が対応するには少々面倒なタイプ、いつも何かに文句を言っていて攻撃的なタイプ、愚痴ばかりで扱いづらいタイプなど、あまり積極的に会話をしたくないという人は少なくありません。
しかし、控えめな人はそうしたタイプの扱いがとても上手く、どんな話でも黙って耳を傾けることができます。
人によってはストレスが溜まりそうですが、合間に質問を挟んで話題を引き出したり、共感したり宥めたり褒めたりしながら、上手く受け流すことができる器用さも持ち合わせているので、心配するほどの負担にはならないしたたかさを持っているのが特徴です。
しかも、会話中に批判したり自らの意見を挟んでくることをしないので、どんなタイプからも「話をしやすい人」という印象を持たれます。
聞き上手は、控えめな人が上手く世渡りしていく武器にもなるのです。
控えめな人の恋愛傾向
自分からは告白しない
控えめな人は何事にも消極的なところがあります。
その為、恋愛においても同じように消極的で、自分から積極的に動いていくことができません。
たとえどれだけ好きな人ができたとしても、自分からアピールしたり相手に告白したりすることはないのです。
告白までとは言わなくても、自分から食事に誘ったり自分から電話やメールを送ったりすることさえできないでしょう。
控えめな人は何もアクションを起こさないので、好きな相手がその気持ちに気付くようなこともありません。
自分の気持ちを伝えることもなく、ただ遠くからじっと見ているだけというのが典型でしょう。
告白することもなく片思いのまま終わっていくので、振られた経験もありません。
もしも好きな相手も自分のことが好きだった場合は、控えめな人にとってはかなり幸運なことでしょう。
相手からアプローチされたり告白されたりすれば、それには素直に応えることができるからです。
控えめな人はどんな時も、ひたすら受け身の姿勢ということなのです。
好きになった相手から積極的に動いてくれない限り、両想いになれることはないでしょう。
相手の言いなりになる
控えめな人は自己主張をするのが苦手です。
自分の考えや意見を、ハッキリと言葉にして伝えることができません。
その為、恋愛している相手にも自己主張ができず、いつも相手の言いなりになってしまうのです。
「○○して欲しい」と言われればその通りにしますし、「○○するのはおかしい」と指摘されればすぐに行動を改めるでしょう。
決して控えめな人に自分の考えがないわけではありません。
心の内に秘めた思いがあるものの、それを言葉にできないだけなのです。
「本当はこんなことしたくないのに」そう心の中では思いながらも、自分の気持ちとは違った行動をとっていることも多いでしょう。
「自分が我慢すればいい」そんな風に思っているのです。
相手は自分の言いなりになってくれるので、不満に思うこともないでしょう。
しかし、相手の言いなりばかりになっていると、そのうち我慢の限界がやってきます。
そこで初めて自分の気持ちを爆発させ、相手を驚かせることも多いはずです。
「それならそうと初めから言ってくれたら良かったのに」相手はそう思ってしまいますが、控えめな人はそれができないのです。
相槌上手
控えめな人は、誰に対しても自分から積極的に話をするタイプではありません。
その為、恋愛している時でも自分がたくさん話をするのではなく、相手の話を聞いていることが圧倒的に多いのです。
本当は自分も話をしたいのに、無理をして聞き役になっているというわけではありません。
控えめな人は話をするのが苦手なので、相手にどんどんリードして話をしてもらう方が居心地もよく楽なのです。
その為、好きになるのは自分とは正反対のよく喋るタイプの人が多いでしょう。
控えめな人は、ただじっと黙って相手の話を聞いているわけではありません。
適度に相槌を入れながら、時には「すごい!」「それでどうなったの?」などのリアクションを織り交ぜながら聞いています。
こんな風に話に真剣に聞き入っている姿勢に、「この人はちゃんと自分の話を聞いてくれている」そう感じて相手は嬉しくなるでしょう。
「もっとこの人と話がしたい」そんな風に思ってもらえるはずです。
控えめな人は、上手く自己主張できない面がマイナスになってしまうこともありますが、この点に関しては恋愛において大きなメリットにもなるでしょう。
控えめな人のことが好きな理由
同調・共感してくれるから
人と話をする時、相手の話を聞くよりも、自分の話をしたがる人が少なくありません。
そういう人は、人が話をしていても、その話をまともに聞こうとはせず、相手の話をさえぎって自分の話をしようとします。
そんな人は人から好かれないと考えていいでしょう。
控えめな人は、それとは正反対です。
人に自分の話をするよりも、人の話を聞こうとするのが、控えめな人の会話の特徴と言っていいでしょう。
自己主張をしようとしないのが控えめな人なため、自分の話をして相手に自分をアピールすることはありません。
常に、相手の話をよく聞こうとします。
さらに、控えめな人は相手の話に対し、多くの場合同調して共感するという特徴ももっています。
自分が相手とは反対の意見や考え方をもっていたとしても、「それは違う」とか、「その考えには反対だ」というように人に逆らうことをしません。
攻撃性を持たないのが控えめな人ですから、そのように反対して相手と衝突することは避け、できるだけ相手に同調しようとするのです。
こちらの話をきちんと聞いてくれて、しかも多くの場合、話に同調してくれるのですから、控えめな人が好かれるのは当然でしょう。
余計な口出しやおせっかいをしないから
人に対して余計なおせっかいをしないというのも、控えめな人の特徴であり、人から好かれる理由と言っていいでしょう。
自己主張の強い、控えめでない人は、つい人に対して余計な口出しをしたり、おせっかいを焼いたりしたがります。
たとえば、独身でいる友人や知人に対し、「早く結婚したほうがいいよ。いい人紹介してあげる」といったおせっかいを焼く人がいます。
こちらは結婚を希望しているわけでもないのに、そんなおせっかいなことを言われたら、誰しも迷惑に感じるに違いありません。
あるいは、仕事のやり方について、「あなたのやり方よりも、こういうやり方をしたほうがいいよ」というアドバイスをする人も、よくいます。
この場合も、自分でやりやすいやり方で仕事をしている人にとって、「余計なお世話」でしかないでしょう。
控えめな人はそういうことを一切しません。
人がやっていることに無用のダメ出しをしたり、「あなたのために、こうしてあげる」というようなおせっかいをしないのが控えめな人です。
人が嫌がるような無神経な口出しやアドバイスをしないというのが、控えめな人が好かれる理由の一つと言っていいでしょう。
場の雰囲気を壊さないから
自分よりも周囲の人を立て、相手のことを優先して考えるのが、控えめな人の共通点です。
そのため、何よりもその場の雰囲気を大切にするのが控えめな人と言っていいでしょう。
たとえば、グループで旅行へ行くとします。
楽しい旅行先では、気持ちが解放されますから、人はつい、いつもよりも自己主張をしたい気分になりがち。
ほかの人の希望やその場の雰囲気を考慮しないで、「自分はこうしたい」という主張をしてしまうことがよくあります。
一人がそのように自己主張したり、ほかの人のことを考慮しない言動をすれば、当然、その場の雰囲気は悪くなってしまうでしょう。
その結果、楽しかった旅行が多くの参加者にとって楽しくなくなってしまうことがめずらしくありません。
控えめな人は違います。
自分よりも周囲を優先した言動をしますから、そのように雰囲気を壊してしまうということはないのです。
複数の人と会話をしている時も、「こんな発言をしたら、人はどう思うだろう。どう感じるだろう」ということを常に考えていますから、場の雰囲気になじんだ発言をすることができます。
人の気持ちを考えた言動をするため、場の雰囲気を壊すことがないというのも、控えめな人が好かれる理由でしょう。
控えめな人のことが嫌いな理由
本音が見えないから不安になる
控えめな人は、自分の意見を言わず、誰かの意見が出るのを常に待っています。
仕事のシーンでは、会議になっても発言しなかったり、自分から仕事を見つけて動こうとしなかったりと、いつも「待ち」の姿勢です。
プライベートのシーンでは、食事に行ってもお店選びや食べたい物の希望を言わず、周囲に合わせようとします。
文句も言わないけれど自分の意見を言わず、全て人任せ。
全ての人が自分の意見を主張すると話がまとまらなくなってしまいますが、全く意見を出さないのもかえって不気味です。
控えめな人は他人の意見に合わせてばかりで本音を言わないので、心の中では何を考えているのか、分かりにくくなっています。
大人は、本音と建て前を上手に使い分けて生きているもの。
何も意見を言わないのは、意見がないのではなく意見を胸の内にしまっているのでは、と疑ってしまうのも不思議ではありません。
「何でもいいよ」「好きに決めていいよ」と口では言いながら、本当は我慢していたり、不満を持っていたりするのでは、と不安になってしまうのです。
ある程度自分の意見を言わないと、本音を隠した人だと思われ、付き合いにくい人だと思われてしまうのです。
周囲からの評判が良いので理不尽に感じる
控えめな人は多くの場合、「いい人」と評価されます。
自己主張をしないので、周囲と対立することは少なく、穏やかそうな性格をしているとみられています。
逆に、意見をズバズバ言う人は対立することが多く、周囲に敵を作りがちです。
大人になると、「発言」と「責任」はセットです。
自分の意見を言うなら、その責任を負う必要があります。
意見をしっかり言う人から見ると、意見を言わず控えめにしている人は責任を回避しているように見えます。
それなのに周囲からは高く評価されているので、ずるいと感じてしまうのも無理はありません。
意見を言わずに利益だけはしっかりと得ているように映り、無責任だと感じてしまいます。
子供のうちはまだ大目に見られますが、大人になると意見を言わないのは、甘えだと捉えられることもあります。
ズバズバ意見を言う人はストレスが溜まらないはず、と思いがちですが、実は逆にストレスの原因にもなっていることが少なくありません。
控えめな性格をしている人は、都合が良く楽をしているように思われるので、責任感が強い人から避けられる傾向があります。
気を遣うので一緒にいて疲れる
控えめな人は、その場を和ませたり盛り上げたりするために、自分から行動を起こすことはありません。
話題を提供したり、パフォーマンスをしたりといった気遣いをすることはなく、周囲を観察して雰囲気に合わせるだけで、接待では戦力になりません。
こういった場で積極的に動くのは、いつも自己主張をするタイプの人です。
自己主張をするタイプの人は、強引・傲慢な性格をしている、と思われがちですが、周囲に対する気遣いから行動を起こしていることが多くあります。
一人でいる人に声をかけたり、盛り上げるようなパフォーマンスをしたりと、その場の雰囲気を良くしようと努力をしているのです。
また、控えめな人は感情の動きが読みにくく、その場を楽しんでいないように見えることが少なくありません。
まとめ役の人から見ると、こまめに声をかけたり世話をしたりして、場に馴染めるように働きかけなければいけない人だと判断されます。
控えめな人はコミュニケーション能力が高いとは言えず、気を付けて見ていなければいけない人物と思われるのです。
一緒にいると気遣いが必要なため、疲れてしまうのが嫌われる理由になっています。
控えめな人は仕事などで損をしやすい
いかがでしょうか。
控えめな人は自分を出さずに、周りを立てることに徹するので後回しにされてしまいがちです。
あまり目立ちたくないという人もいますが、常にそうだとなんだか自分の存在感が薄れてくるようで不安を感じるケースも多いのです。
また、ときには自己主張したいと思っても、普段そんなことはしないため、相手の目が気になったり、どう伝えていいのかわからなかったりします。
基本的に控えめな人は好かれやすい傾向がありますが、それゆえに相手から都合のいい人と思われやすく損をしやすいタイプなのです。
自分だけが我慢していればいいと思っていても、相手の人たちがそのあなたの我慢に感謝しないどころか、さも当たり前のように振舞われるのは複雑ですよね。
これは仕事でもよく見られる傾向ですので、やはり時にはあなたの意見や思いを伝えて、普段は大人しいけど言うときは言うというイメージを植え付けた方が後々良いはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。