どんくさい人の6つの特徴とは?
どんくさい人とは、手際が悪く、仕事などをうまくこなすことができない人のことです。
仕事だけでなく、集団生活において、周りの人の生活スピードについていけずに、一人だけ遅れてしまうということでも使われます。
こうしたどんくさい人は必ず一人ぐらいはいますよね。
あなた自身は大丈夫だと思っていても、他の人から見たら「どんくさいヤツだなぁ」と思われてしまっているかもしれません。
そこで今回はどんくさい人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
どんくさい人の特徴
うっかりした忘れ物が多い
何でそんなことをしてしまうのか、というミスが多いのがどんくさい人の共通した特徴です。
少し気をつけていれば防げる失敗を何度も繰り返して起こしてしまいます。
特に顕著なのが忘れ物で、目的のための必需品であってもついうっかり持ってくるのを忘れてしまうミスが目立ちます。
買い物に出かけたのにお財布を持ってくるの忘れてしまった、外出先に家の鍵を置き忘れてしまった、人と会う約束が頭から抜けてしまって待ちぼうけを食らわせてしまったなど、本人に悪気はないのですが注意力の欠陥によって度々失敗をしてしまうのです。
その度に大騒ぎをして反省をするのですが、喉元を過ぎれば熱さを忘れてしまい、予防のための努力を怠ってしまうことで繰り返しミスを犯します。
それを見ている周囲の人からすれば、「またあの人か」と飽きれてしまうほどの頻度ですので、ついつい目が離せなくなってしまうのです。
その結果、面倒見のいい人にフォローされる機会が多くなり自分一人では何もできない人という印象がますます強くなりますし、それに甘えてしまいがちになることでどんくささに磨きがかかってきてしまいます。
優柔不断で決断力がない
どんくさい人は、物事をスパッっと決断することができません。
即断即決でテキパキと動くことができず、いつまで経ってもどうしよう、どうしたらいいのだろうと悩むばかりで、場合によっては自分で決めることを放棄して他人に選択を委ねることが多いほど優柔不断です。
決断ができないということは行動を開始するのが遅いということでもあり、どんくさい人が物事に取り掛かり始めたときにはすでに周囲の人は中間地点を通過していた、ということも度々あります。
取りかかりが遅ければゴールに辿り着くのも遅いため、周囲がどんくさい人の分の手伝いをしなければならない場面が多く、特にチームプレイを必要とする仕事などでは足を引っ張りがちです。
また、会話をしていても意見を聞かれれば、自分で答えを出せないので高い確率で「あなたはどう思う?」と質問で返します。
どこに行こうか、何を食べようかという際にも自分で決められませんので、一緒にいる相手の気持ちを尊重してあげるように振る舞いつつ選択を委ねます。
よく言えば優しいのですが、悪く言えば頼りないのが特徴です。
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人と積極的に関わるのが苦手
どんくさい人は周囲の人に迷惑をかけていることや能力が劣っている自分を自覚していることが多く、何かと気後れしてしまいがちです。
そのためコミュニケーションを取ることを苦手としている人が少なくなく、積極的に人と関わってまた面倒をかける事態にならないかと気を使っていることがよくあります。
しかしその結果失敗を招いてしまうことがあり、ますます自己評価を下げてしまうという悪循環に落ちいっていることもあるのです。
たとえば、わからないことがあっても周囲の人に確認をすることができず、間違った認識のまま行動を起こして余計に周囲の人の手を煩わせてしまうというケースも目立ちます。
困っている人に手を貸したいと思っても自分の能力を信用していないので声をかけることができず、周囲の人が動いてからやっと自分も続くといった、一歩遅れた行動を取りがちです。
そうした振る舞いから周囲にはますますどんくさいと思われますし、それがわかると余計に萎縮して積極的な行動を起こしづらくなります。
結果的に誰かといるよりも一人でいることが楽だと感じるようになり、内向的な性格になることが多いのが特徴です。
[参考記事]
要領が悪く失敗が多い
どんくさい人に見られるのが、要領が悪いことです。
普段の生活の中でも仕事でも、更には勉強でも、段取り良く物事を進めるのが苦手です。
生活では段取りや手際が悪いため、掃除や料理も人一倍時間が掛かるのに、それ程の出来栄えではないという、残念な結果になります。
どんくさいが故に、同時に2つのことを出来ない傾向にもあるのが難点です。
特に料理は一方を作っているうちに、もう一方が焦げてしまうことが、しばしばあるでしょう。
仕事の面でも同じで、段取りが悪いためにボンミスをおかしたり、過去の実績などを上手に利用できず、同じことを何度も繰り返す要領の悪さが目につきます。
時間ばかりをロスして、結果が伴わない事態を起こしています。
そのように要領が悪いので、根まわしするなど出来ず、仕事の出世にも響いてしまうでしょう。
どんくさい人は仕事面でもパッとしません。
また、勉強にしても要領が悪いので、ポイントを絞れずに全てを1から学習するといった、無駄をしてしまいます。
当然ですが試験当日も、どんくさい為に勉強したことが頭に浮かばず、真っ白になってしまうのがこのタイプの人間です。
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他の人より動作が遅い
何をやっても、何をやらせても遅く、ゆっくり時間を掛けているのに出来ていないのが、どんくさい人です。
「急いで!」とお願いしても、一向にスピードが上がらず、頼んだ人が自分でやった方が早かった、なんてこともあり得ます。
挙句の果てに全てミスしていて、周りは苛々してしまいます。
ドジなどと言う可愛らしいものは通り越して、足を引っ張ってしまうお荷物的存在です。
本人は一生懸命やっているのかいないのか、周囲に対して申し訳ないという気持ちが見られません。
マイペース過ぎて、結局誰にも当てにされず、最終的にはどんくさいから「貴方はやらなくていい」と言われる始末です。
動作が遅いのは、仕事だけではなく、食事を食べるのも遅ければ、お風呂もトイレも生活全般に動作が遅く、どんくさいでしょう。
持って生まれた性格なのでしょうが、そんな人と付き合わなければならない、周りがいい迷惑です。
亀のようにゆっくりと歩いても、ちょっとの段差や石ころにつまづく、究極のどんくささです。
周りの人にも呆れられているので、もう殆ど相手にされなくなっています。
自分を変えようとしない
どんくさい人に見られるのが、意固地な性格です。
自分という人間がよく見えていないので、周囲の評価や自分に対する態度に気付いていません。
自分は丁寧に物事を消化していると思い込んでいて、要領が悪いなどとは全く感じていないからです。
本人がどんくさいとは認めていない為、他の人に指摘されたり否定されると、自分の正当性を強く強調します。
そして、絶対に曲げない特徴があります。
自分という人間を理解しない限り、どんくさい性格からはいつまでたっても抜け出せません。
周囲の言葉を謙虚に受け止めて、変わる努力が必要でしょう。
なぜどんくさいと言われるのか、自分の欠点を考えることも必要です。
どんくさい人は、自分を変えようとする努力が足りません。
「何とかなるだろう」「まあ、いいか」そんな考えばかりしています。
多くの人の中でミスをしないように、準備や事前の段取りをしない為に、どんくさいと言われる事態になってしまいます
物事に取り組む姿勢が積極性に欠け、自分で変わろうとする気持ちが微塵もありません。
ただ何となく時間が過ぎ、惰性で生活しているからどんくさいと言われる原因でもあります。
どんくさい人にイライラするときは相手を理解しよう
いかがでしょうか。
どんくさい人はたくさんいますが、基本的にはあなたに迷惑がかからなければそこまで気になるものではありません。
しかし、仕事上の付き合いとなると話は別です。
どんくさい人の仕事の仕方は、やはりスピードが遅かったり、ミスが多かったりするのが一般的なため、あなたがとてもイライラするケースもたくさんあることでしょう。
そのイライラを相手にぶつけたり、露骨に態度に表したりするのはあまり良い対処法とは言えません。
なぜなら、その姿を見たどんくさい人はますます縮こまってしまいどんくさくなってしまう可能性が高いからです。
イライラする気持ちはもちろんわかります。
わかりますが、仕事上の関係だからこそ、結果的に仕事がうまく円滑に進むようにしなければいけません。
そうなると必要なのは、どんくさい人のコミュニケーションでしょう。
どんくさい人は単純にやり方やシステムが良く分かっていないがために、そうなってしまっているかもしません。
あなたが相手をよく観察して、改善できる部分はきちんと伝えて、教えてあげる。
最初は成果が出にくいかもしれませんが、次第に結果として表れてくれば、あなたにとっても相手にとっても最高の状況が作れるようになれるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。